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麻薬エルフ   作者: 銀玉仮面
メキシコ編
3/26

2-1『Explotación』

ここから凌辱的な表現が出ます。苦手な方はご注意を...。

✕✕✕が目覚めると、そこは打ち放しのコンクリートで囲まれた部屋だった。

まだ少女である彼女には大き過ぎるベッド、それに加え小さい椅子とテーブル、そして壁掛けのテレビがあった。それ以外は何も無い部屋。

歩き回って出口を探すが、2つあるうちのドアの1つはシャワールームへの物で、もう1つは外から鍵が掛けられているのかビクともしなかった。

戸惑い立ち尽くしていると、見知らぬ男が2人入って来る。


片方は初老といった年齢で高そうなスーツを着こなしていた。ジャケットのボタンは留めておらず、腹にはズボンに挟んだ拳銃が見える。


もう片方の男は若いが品が無い雰囲気を漂わせていた。臀部のポケットに乱暴に挿さっているリボルバー拳銃が、男の性格の粗暴さを語っていた。


「これが娘の方か.....成熟してないが、その手のヤツに高く売れる。ハイエルフの処女なら.....下手すりゃ何百、何千万ドルの値が付く」


「母親の方は買手が決まってる」


「もうか? 早いな、いくらだ? 」


「変な条件があって.....スナップ? ......なんたらを撮れっつーのと、自分以外にそれを売らねえってので1000万ドルだ。そこは後で確認するとして.....親父、娘の方は俺の物にしたい。少し手荒な真似をするが.....顔さえ傷付けなけりゃ、飽きた時は首を切って剥製にすればそれでも高く売れる。良いだろ? 」


「うーむ.....。まあいいだろう」


親父と呼ばれたスーツの男は顎に手を当て、少し悩んだ後に提案を認める。


「ハハッ、よっしゃ。それじゃ、俺は少しお楽しみって事で」


「そんなののどこが良いんだ」


「こういう時期にしか仕込めない事とかあるんだよ。ほら、出ていった」


「現物を確認しろと言ったのはお前だろうに.....アレハンドロ、勢い余って殺すなよ! 」


スーツの男は、アレハンドロと呼ばれた粗暴そうな男に念を押して部屋を出て行く。

粗暴そうな男は「分かってる!」と大声で返した後、怯える✕✕✕の方に向き直る。


「さて.....えっと、名前は✕✕✕だったか? 」


「は、はい.....」


「実はお前のお父さんが少し仕事で悪い事をしちゃってな.....。お前が素直に言う事を聞いてくれれば、お母さんも兄ちゃんも皆、家に帰してやる」


「本当ですか!? 分かりました! 何でもしますから、お父様達には何もしないで! 」


「落ち着け。大丈夫だ。.....お前が反抗したり暴れたりしなければ、全部大丈夫だ」


「私は何をすれば.....。きゃっ」


肩を震わせる程怯えている✕✕✕を、アレハンドロはお姫様抱っこの要領で抱きかかえ、ベッドに放り投げる。


「へへ.....じっとしていれば直ぐに終わる.....そうさ。直ぐに終わるからな.....! 」


「え.....? やっ、やめて! 嫌! 」


「良い反応するなぁ.....んん〜.....イイ匂いだ.....。肌もスベスベ.....」


アレハンドロは✕✕✕を押さえ付け、首元に顔を埋めて深く匂いを嗅ぎ、鎖骨辺りを舐め回し始める。


「やだぁ.....やめてっ.....やめてよ! 」


「良い声で鳴くじゃねえか! 久々に昂ってきた.....! もう我慢出来ねえ! 」


アレハンドロら嫌がる✕✕✕の上に馬乗りになり、着ていたシャツを脱ぎ捨て、少女のブラウスを剥いでしまう。晒された柔肌を再び貪る。

必死に抵抗するも、少女の力では鍛えている大の男には勝てず、されるがままの状態になってしまう。


「嫌ぁ.....気持ち悪いよお.....お母様ぁ.....」


「オイィ、なにも泣く事無いだろ? 直ぐに気持ち良くしてやるからさ.....!」


「う、嘘!?まさか.....! だ、ダメ! やめて! そこだけは.....! 」


アレハンドロはズボンもパンツも脱ぎ捨て、その下半身を露にする。✕✕✕にも、自分がこれからされる事は容易に想像が付いた。


アレハンドロはそのまま、細い手で守られていた下着も強引に脱がせる。


「そこ? あぁ.....そうか、エルフだからトシはそこそこあるよな? なあ、これから何すると思う? 」


「.....ダメです! こういうのは将来を誓い合った夫婦がする事で.....! 」


「馬鹿言え。俺が気持ち良いからやるんだよ.....それ以上の理由は無え。心配すんなって、気持ち良くしてやるからよ」


自分を押さえ付け犯そうとする男の浮べる下卑た笑いに、少女は感じたことの無い恐怖を覚える。


少女の記憶には普通の人間しか居なかった。アレハンドロの様な自分の欲望の為に躊躇いなく他者を傷付ける者など、彼女は知らなかった。


少女の中の"話せば分かり合える"という幻想は壊れ、心を恐怖が支配する。


「そ、そんな.....こんなの嫌っ! 助けて.....助けてお母様ぁ! お兄様ぁ! ......ぐひゅっ......ぁ.....」


アレハンドロは激しく抵抗し助けを求めて叫ぶ✕✕✕の首を、両手で強く締める。


「ハハハッ! 良いねその顔! 最高にそそるよなあ!? ......それじゃ、いただきますかねぇ.....! 」


「っ.....! ぁッ.....めて.....。.....ぁっ、あぐ.....」


両手で首を絞めたまま行為に及ぶアレハンドロ。痛みと恐怖と気持ち悪さが混ざり、次第に目から光が無くなっていく。


少女の意識が無くなりかけている事に気付いたアレハンドロは首を絞めていた両手をどける。


「ゲホッゲホッ! ッ、ハァ.....ハァ.....」


「いけねえ.....夢中になっちまってた。だが.....良い締まりだった.....次はネクタイか針金でキメてみるか...? ヒヒヒッ.....おっと、涎が.....」


「うぅっ.....あうぅ.....! 」


「んな辛気臭く泣くなよ。すっげえ良かったぜ。明日もよろしく、な」


アレハンドロはニヤニヤと笑いながら、うつ伏せで泣きじゃくる✕✕✕の頭をポンポンと叩く。

その手を払い除けて、✕✕✕はアレハンドロをキッと睨む。


「.....反抗的な目もそそるなァ.....。どれくらい耐えれるかな?絶対に堕として手懐けてやるから、楽しみにしてろよ」


アレハンドロが部屋から出て行った後、少女はまたひとしきり泣いた。

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