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要塞ダンジョン攻略

要塞ダンジョン。再び挑む。あの時よりはみんな成長した。きっと行ける。


《行こうか》


みんな、『ぐー』エモを出す。


1階。敵を蹴散らしつつ、最短ルートで階段に辿り着く。5分程しかかかっていない、早い。


2階。


《ここからはマップがない。前回引き返した場所だ。注意して進もう》


敵が寄ってくるが、基本一撃で沈む。速度を落とすことなく歩ける。途中休憩も挟みつつ、30分程で3階への扉に辿り着いた。


3階。複雑にロックされた隔壁がある、機械っぽい見た目の通路。適切にスイッチを切り替えつつ、進む。ギミック型の階層のようだ。


エレノアが壁に近づいていく。ぴこ、ぴこ、何か情報を閲覧している。ターン。何か出てきたキーボードに少し打ち込み、キーボードが消失。


扉が開く。連鎖的に扉が開いてく。扉の向こうには、機能停止したロボ。


《行きましょう、あちらが階段です》


《・・・おいおい、一応ダンジョンなんだから、ギミックは守って行こうぜ》


俺が注意すると、


《貴方がそれを言いますか・・・?》


ユウタが半眼で突っ込んでくる。え、どういう事。


とりあえずエレノアに従って、あっさり次の階層への階段に辿り着く。


4階層。研究所だ。隔壁で閉ざされた扉、液体の中で蠢くモンスター。部屋に入るとモンスターが出てきて、倒してまた進む、と言った感じだろうか。


という訳で5階層。だから機械制御の隔壁とかそういうのだと、エレノアが対処しちゃうんだってば。丁寧に、モンスターの水槽も割れないように細工してたし。


いつもの奴だ。複数の小部屋、そこを守るボス、その奥に階段。要塞ダンジョンらしく、機械のような壁に、隔壁が扉。うん、エレノアがさっそく、終わったみたい。


6階層。いつもの変な生き物がいる変な空間だ。ここはエレノアも何もできない。俺が先頭になり、進む。敵の強さ、弱いとは言わないし、星屑の洞窟よりは強い。だが、慣れている事もあり、あっさり進む。そして、ボス。


「よく来た。そしてお別れの刻だ」


現れたのは巨大兵器。エレノアもこれには手を出せないようだ。戦うしかない。


特筆すべき事もなく、倒す。MVPはまた俺。


奥の宝箱も開ける。俺はこちらも特に良い物ではなかった。


そして、ダンジョンクリア。


《早かったね!》


レイが抱きついてくる。


《うん、前回かなり苦労したのにね。みんな強くなってるよ》


《連携も上手くなってるしにゃあ。マスタの強さも暴走してるしにゃあ》


俺はすぐ抜かれると思うがなー。


《とりあえずまだ今日は時間ありますし、ここの最下層を制限ダンジョンにして狩りましょうか》


《そうだね》


ユウタの提案に、乗る返事をする。


まったりと狩りを続けた。

8000PV有難う御座います。

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