表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/90

夜の王

ダンジョン探し。方法は幾つか有る。俺はとにかく歩いてみて、ダンジョンかどうか調べる。マップは、各自行った事ある場所しか表示されないし、調べないとそこがダンジョンなのか、等は記載されない。


俺以外のメンバーは、街で情報交換して、行くようだ。コミュ力は万能である。


ここ数日、ギルドメンバーとの狩りはない。何でも、レイとユウタはツアーとか言うのをしているらしく、まとまった時間が取れないらしい。ツアー、つまり旅行。日本語で言えば良いのに、西洋かぶれめ。まとまった時間は取れないけど、チャットは時々参加しているので、ログインしてない訳ではない。トキも何か忙しいらしい。エレノアも何か忙しそうで、サクラは基本ソロだ。


登れそうな崖があったので登ると、洞窟の入り口があった。これが既に攻略され尽くしたダンジョンかどうかは分からないが、自分にとってはこれが初だ。


入る。星屑の洞窟、と言うらしい。中は、星空のようになっている。光ゴケが、星のように見える。暗視があるから、それなりに輪郭も見えるし、敵も見える。


キノコの魔物に、バット、イノシシ。適正レベルは1500くらいかな。隠れたり、各個撃破しながら進む。向こうも索敵範囲は狭いようだ。武器は無貌の神刀[長剣]と、流星手甲。


少しずつ進むと、吸血鬼っぽいのがいた。適正はPTで2000くらい?かなり格上だ。奇襲、接敵、無貌の神刀で連撃を加える。


キイイイイイイイ


超音波。横に飛んで軽減するが、痛い。すかさず距離を詰められ、牙が光る。忍ばせたカードを開放、スペードのK。


ギジジジジジジ


空間を震わせて剣が飛ぶ。皆中。吸血鬼がコウモリになって飛散。


カードを開放、クラブのA。


光が生じ、こうもり達を捉え、固定する。武器を夢海月に変更。無数の鞭で連撃を加える。


ギギギ


取り巻きの召還。グール、レイス、スケルトン。こちらに向かってくる。


ゴウッ


ナイトメアエクスプロージョン。雑魚は一掃するが、ドラキュラは死なない。


ゴウッ


魔力ポーションを飲み干し、再度。


ゴウッ


7発程撃ち、ようやく沈黙した。消耗がでかすぎる・・・やっぱりソロで倒す物じゃない。


<ボスドラキュラが討伐されました。MVPはシルビアです>

<MVPボーナス、夜散歩を入手しました>


夜散歩[UR]

 任意のタイミングで足下にマナを凝固させ、足場とする。

 空中の疾走が可能となる。

 破損した場合、大気のマナを利用して自己修復する。


なかなか面白そうだ。早速履いて、練習しよう。


休憩しようとすると、兎の魔物に襲われる。躱し、切り裂く。何か落ちた。


進化の種[LR]

 装備に使用する事で、装備のランクが上がる場合がある。

 UR以下の装備まで対応する。


こう・・・敵に苦労した後で、ぽろっとそれ以上のレアが落ちるっていう。何に使おう。剣かなあ?


混沌の剣[LR]

 己を持たない不可視の剣。

 任意の武器の形態を取る。

 形態の変更時のみ大気のマナ、または高速で行う場合は魔力を消費する。

 魔力を注ぎ込む事で、切れ味、威力、強度を向上させる。

 攻撃属性は、物理属性と魔法属性の混合属性。

 魔力を消費して、自己修復する。


これは剣なのだろうか?斧にも刀にもなる。2本目のLR。そろそろURではきついので、ありがたい。みんな着々とGR手に入れてる気はするのだけど。職業解放されても困るけどね。


休憩後、戦闘を続けつつ、階段を探す。蜘蛛の魔物が飛びかかってくる。躱し、混沌の剣で両断。両手剣の形状にした混沌の剣で、狩りを続けている。常に魔力を纏わせているので、それなりの威力はある。魔力が切れたら、物陰で休憩。


さっきの兎、レベルが幾つか上がっていた。恐らくレアモンスターなのだろう。あれ以降、1回も見ていない。


みんなと狩りをして、戦闘に貢献できない自分。最初の頃は、圧倒的な力があり、後方から監督する感じだったのに。とは言え、それは自業自得。複数の職を付けられるのだし、複合職もあるのだから、普通に色々な職をやった方が強いのだ。それに、戦闘以外ではそれなりに役に立つのは確か。レイの言うように、PT向けのスキルもあるので、全体的には役に立っている。全てが最強、と言うのは、ただバランスが悪いだけだ。得意な箇所と、苦手な箇所があり、俺の場合は戦闘が不得意、と言っただけ。


それは分かっているのだけど、ついつい、少しでも強くなって、と思ってしまう。これでレベル差が開けば、また通常ダンジョンで公平が組みにくくなるのだけど。その場合、一番割を食うのがユウタだ。僧侶系は、経験値が入りにくい。一応戦闘貢献度として、回復行為等も考慮されるが、ダメージを与えた職が圧倒的に経験値が多く分配される。元からレベルが低いのもあって、前回の洞窟でも、かなり経験値の入りは悪かったはずだ。


「せいっ!」


甲殻類っぽいモンスターを両断。魔力の込め方のコツが分かってきた。夜散歩の使い方も慣れてきた。魔物を倒すペースが上がってくる。連続戦闘時間は10分くらい。魔力が1/5くらいになった状態で、休憩。かなりのハイペースな減り方だ。そもそも、自分の魔力じゃなく、周りのマナを利用できないのだろうか。


イメージを変更。自分からも流し込むが、周りのマナも吸収しながら、斬る。自分から流し込む方の量を調整して・・・13分くらいは持つようになった。レベルが上がれば、込める量も減らせる為、恐らくもっと長く持つのだけど。


出来ればトリックスーツを使いつつ、良い物が出たらストックしておきたいのだけど、1回に1/10とか込めるので、すぐに魔力がなくなる。休憩中に暇つぶしにやるくらいしか方法がない。やってたら永遠に回復しないのだけど。


半日程かけて、階段に辿り着いた。尚、この洞窟は、マップが表示できない。レンジャーのスキルで、頭の中に地図は思い浮かんでいるのだけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ