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バサコジャン~FW14Bのバックミラーを見つめながら~

作者: ムラカワアオイ

「伝言」       


きれいなものだけ集めたい。

夜空を見上げる僕もあなたもどこかで人間。

もうすぐ、

月は満月になる。

写真の中の生意気な少年。

時代が来たら素直になった。


あなたは楽しげに街を行く。

大きなお日様の下、

自転車に乗って。


文文文。

文を読んでは鐘が鳴る。

生きているあなたは反応時間が僕よりも早くて優しい人。

不平不満も少しは僕にもあるけれど、

それだけ頑張っている証でしょう。


車に乗り込む。

アクセルを自由自在に踏んでる僕。

コンビニに寄っては缶コーヒーを口にくわえる。


僕は時計を捨てました。


少し、あなたはわがままに自由に生きてみてはどうですか。


食事の時に涙なんて見せないで。

生きている間にもう何もいらないなんて、

一度も言わないで。


あなたはとてもきれいな人です。

きれいなものだけ集めましょう。


これが今の僕からの最大の伝言です。


「香り」


掃除機をかけるあいつ。

どっかでガムシャラで不器用。

風邪をひいて病院まで自転車にまたがる。

演じることなど僕には存在しない。

ただ、ほんの少しの栄光と生きもの的感覚。

駅前をうろちょろと、

病院の横の駐輪場に愛車を停める。


「なんか、ムラカワ君の言いたいこと、分かるよ」

笑う、姉さんは美女。

多くの理解は求めないよ。

姉さんが分かってくれた僕の生き様。


只、正しい方向。

只、間違った方向。

天気予報のお姉さんを見てたら笑えた。


桜咲くが、

少し時間をゆっくりと。

JPSの黒いパッケージ。

ロータスの香り。


部屋にはロータスに乗るアイルトンセナを想うカレンダー。

キャピタルのストレートエンド。


炭酸抜きのコーラを飲んで失敗したクオリファイの結果を見る。


「お前ならやれる」

チャンピオンはそう、言い残してポールポジションを獲りに行く。

僕は自転車にまたがりました。


素敵な春は晴れ晴れ。



「だから、どうしたもこうしたもない」


『雨は何故、降るの』

と。

繰り返す少年。


『国境はどうしてあるの。国境が無くなって皆、仲良くすれば戦争は起こらないのに』

と。

浅治じいちゃんに繰り返した僕。


『あいつ、ファッションで動いてるんだろうよ。顔見たら、分かるよ』

と。

酒場で馬鹿を言って煙草にかじりつく僕。


だから、どうしたもこうしたもない。


朝起きて、

雨雨、

上がる。


くだらなく八方美人にはなれません。


一本、

筋だけ通したいです。


だから、どうしたもこうしたもない。


誕生日、

おめでとう。


雨雨、

上がる。


僧侶が酒、持ってやって来た。

三十九の夜。


「約束」


中山に降るイテツキ雨。


リュックサックの中には挑戦状。

6月の晴天。

祈るは最大の幸福。

人間として、

男として。


ケジメ。

見えないリングに立つ僕がいた。


堂々巡り。

支離滅裂。

全てが。

水分はたっぷり。


伝言。


嵐の中の奇跡。

頑張れと旗を振るのも人間達。


生き急ぐ必要が17の僕にはあった。


今、ゆっくりと日々を選ぶ。


辛い時はお互いさま。

部屋に花がそっと供えられている。


生き神様は、

悪いことを企む。


人間は生きる。



「思いつめろ」


素晴らしき事かなと思うことを思いつめろ。くだらない企画など忘れて。

正攻法で挑め。

僕もあなたもチャンプも猫も。
































「xxxxFF58xxxx」


あの日。

僕は天使の言葉に操られた。

昨日も雨。

ひとり、

ワインに酔って。


部屋に帰ると僕は自分自身の敗北を知った。


明日に勝利したいと言う男達、女達。


広がる景色。

色が溶けた。


陽平は今、何してる。


きっと旅の続きだろう。


僕は、明日、

HONDAのカブに乗って、

東を目指します。


ここは、

息苦しいから。


せめて、

想いだけでも。

天使が流した涙のように。

僕は、

車線を変えた。


結局、

僕もあなたも笑ってら。



「グルイヤール」


今度、

猫を飼ったら、

グルイヤールと名付けたい。

猫にも色々あるけれど。


小梅は優しい猫だった。

家族を一つにしてくれた。


Thank you

小梅。

























「欠伸」


改札を出る。おもむろに腹が減り、のれんをくぐる。

安くて美味いラーメンを一気に食らう。

時計は狂った。

僕は眠い中、

あいつがいない部屋で欠伸する。

明日は青いyシャツを着てみるか。

おやすみなさい。




























「コピー用紙」


マンションの下、

酒屋さんで、毎度、

コピー用紙を買う。大将は頑張れよと、いつも笑顔。

僕も自然と笑顔になる。

この前、

風邪をひいて病院に行くと大将が待合室で国会を観ていた。

ライブハウス、

国会議事堂。



























「春を愛する人」


公園で煙草を吸う。ヌラリヒョンの春。引っ越し屋は大変、汗をかく。僕も書類を梱包。

春を愛する人の心模様は明るきかな。

































「弁当」


真美が作った弁当。一仕事、終わり、なぎさ公園でお弁当。徹底して夜を探す。夜に生きた、僕と真美の物語。


満月にハチミツ。































「南駅前町の雨」


何が足りないんだろう。

きっと、

多くを望んでいるのだろう。

100あれば100欲しいのか。


芸人は嘘を吐かず、

芸者に恋をする。


たかが人間論。

赤いランプが全て、

消えては、

英雄たちは強くなる。


僕はどう。


赤紙か。

自ら戦うべし。


世界の果ての果てまでも。
















「Ⅴmmm」


色々と思い荷物をしょい込みました。

今は、北へと向かう、

列車の中です。


誰よりも、

四人でいる日々を愛しました。


そろそろ、

列車は鳥取に到着します。


ルーベンスの彼方へ。

あなたは行きなさい。

この空がどこまでも続くように。


雨。

晴れ。

曇り。


あなたの勇気を称えます。


僕は鳥取駅でコーヒーを飲んで、

休みます。


四人であること。


四人はダイスを転がしました。


だから、

僕らはさよならです。


四人の新しい日々に幸があることを祈ります。




「何気ない週末」


優美子との時間。

キャビンで彼女を抱く。

朝まで、

イルカになる。


明石海峡を見ながら、

微笑む二人。


彼女はもう、

恋をしない。


僕はもう、

恋をしない。


今度、

もし、二人が会えるのなら。


僕は、

彼女を、

また、

愛す。


優美子へ。


きれいな人だったね。

可愛く。


今、

僕の部屋には、

ベースが二本。

ギターが二本。


寂しがり屋が独り、

夜に呼吸する。

「15」


北高の夕暮れ。

安倍と柴垣と多少、

少々、

悪いこと。


渡り廊下で、

「腹減った」

と僕が言うと、

きれいな先生がお菓子をくれた。


「ゆかた祭り、行かないの」


「僕は、いいよ」

と楽しく会話。


「ナンパでもしてくれば」

「僕、ナンパは苦手だし」

と先生も僕も意味ありげに笑う。



「ムラカワ、行こうや」

先輩も笑って言うが、

「僕、ほんと、ナンパダメなんですよ」




と言いつつ、

二年後、

四年後、

五年後。

ナンパした美女が僕の横に座っている。




「悶々」


悶々と息をして、手にいれたものは多い。失うものなど何もない。素直に。忠実に。


































「ゆうじん」


くだらいなおとこはしりめつれつそんなにともだちがほしいのかきれいごとをいいかたちだけのゆうじんをばかにしてあほにしてうらおもてありおまえのもとのともだちなどけっきょくおまえにたかるだけはえなどわすれおまえはきえろこのけいこうとうがおだいじに
































「楽に」


僕は触れたいから、信じたいから。一度、死んだこの僕を。今は複雑だけど幸福である。


































「ひとみちゃん」


嘘が言えないひとみちゃん。子育てガンバレ。応援します。結婚、おめでとうございます。


































「バランdス」


両輪。

たまたま偶然。

交番横のコンビニで弁当を買う。


バランス。

d。

昨日、

行ったラーメン屋のラーメン定食は、

本当に、

不味かった。

























「情熱は常に一つの方向へ進んでいる」


壁にタトゥを彫る。

相棒はクマ。

とんぼは飛ぶ。

カラスも飛ぶ。

意気揚々と僕も飛ぶ。

悪戯した神に百億のダイブとデッサンを。


神の子。

人の子。


情熱は常に一つの方向へ進んでいる。
























「22」


語り語り時代は動く。

太陽と月のワルツに空気は酔う。

1ミリの夢。

早起きするなら、

明日の準備もしておこう。


人間は死ぬ。

その前にくだらないものも食べるとしよう。


貫太は今日も嘘を吐き、

その場しのぎ。


許されざる者。


やぶれかぶれ。

人恋しいとお前は言うが、

世界一のろくでなし。


お前に耳はあるのか。

1ミクロンの夢。


誰かが死んだか。

誰かが指を立てるか。


昨日、

煙草を落とした。


まぁ、いいか。


行動、

努力。


動け。


「お前の目は間違っている」


偉い偉い。

よく作戦を練り上げる。

テレビの中のお前の目は間違っている。

ぐちぐち。

さらさら。

徒然なるままに。

叫ぶことも何もない。

今は、

ただ、

僕は正しき者にひれ伏せない。


危機一髪。

タイヤバリアに突っこむ僕。


きれいな物々交換。


冷静にやれば出来る。


僕もお前も。


ただ。

ただ。

お前の目は間違っている。


さらさら。

きらきら。


奈穂子といたいだけ。

昨日のサッカーの結果より、

昨日の深夜のニュースより、

奈穂子といたいだけ。


きらきらきれいな奈穂子と。


「35円の缶コーヒー」


奈々子ちゃんはヘビースモーカー。

当たらない占い。

一億の札束。

35円のコーヒー。


僕もヘビースモーカー。

4番打者は奈々子ちゃん。


雨が降っては頷く天と地。


意味意味意味。


ハンバーガーが食べたいな。

最近、

煙草は嫌われる。


昔はCMもあったのに。

桔平君もヘビースモーカー。


美容院の前に可愛い犬が僕を見て舌を出す。


芸人の失言。


飴をなめては、

言葉に馬鹿になれ。


素直な数字。


数字は素直。


池田さんは元気かな。


池田さん。

鹿児島の天気はどうですか。

「fade-in」


景色の中の言葉。

準備は整った。


叫ぶニュースキャスター。


サイドブレーキを降ろして、

ペダルを踏む。


コロッと変わる世の中。


青島公園近くでお茶を飲む。

こんな僕に少しご褒美をくれないか。


半径三メートル以内で決着することも時にはあるだろう。


禁じられた扉。

背景に虚無。


切り出した人々。


終われない事実。

堕落。

堕落。


もうひと頑張り。


おにぎり食べるか。


ゲキヲ飛ばす若者。


未来。

あいつ。

僕。


「フランキー」


結末論。

してやったり。

二時間後。


うるさいモノ。

悪いモノ。

違うよ。


全て、

月の如く、

美しいよ。


美しいんだよ。






















「jjj」


美術館から、

お城がきれいによく見える。

カメラ片手に夜の城を撮る。

次から次からと急ぐ時代だ。


おみくじは凶か大吉。

こんな人生を送る。


汚い男はお調子者。


僕はどうかな。

どうだろう。


正々堂々と詩人をやっています。


雨をきれいに詠います。


今日は夕方から雨みたい。


楽しむか。















「モノオジ」


モノオジするな。

久々の湖山池。


長いクチヅケに優子を愛した。


きっちり合わす心意気。

希望の色は黄色。


優子と灘浜で逆立ち。


僕はドリンクホルダーにコーラを見つけて、

一気に飲み干す。


優子も一度、

死んだ。


きれいに遊ぶ、

この惑星で。

















「フカブカ」


あまのじゃく。てっきり。

全てが揃う日々はもう訪れたと思ってた。

フカブカ。

読み物。

編み物。


有理に似た、

アナウンサーが四苦八苦。


僕の流儀。


日々はきれいに汚すもの。

カレンダーにメモ書き。


携帯に誕生日おめでとうと姉御からメール。


恋愛小説家は秋刀魚が嫌い。


フカブカと頭を下げた外科医。


あまのじゃく。

てっきり。


僕の庭には洗濯機が転がる。











「おかしいな」


おかしいな。

おかしいな。

とってもおかしいな。


代打で活躍する男。

おかしいな。

おかしいな。

とってもおかしいな。


ピンチを切り抜け、

ベンチに帰る。


おかしいな。

おかしいな。


英雄はとってもおかしいな。



















「gggpp」


きれいに。

きれいに。

夜は長い。

きれいに。

きれいに。

きれいに。


ここで僕を説明せずにここで僕を証明する。


動物園にテナガザル。

リズムに合わせ、

顔を創る、

きれいな男。


汚いきれいなひょうきん者。


わらわら。

我々。


言葉を実行致しましょう。


0987.

9905、


9987.


未来へ続くこの渡り鳥。


777.

6666、


逆らわず、

この旅を行くのみ。


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