世界のスピード
人類は多くの技術により裕福な生活を獲得した
世界は広がっている。とてつもないスピードで広がっている。昔はこんなに多種多様な広がりを見せなかった。がしかし、今世界はあらゆる方向に向かって広がっている。それは多種多様な技術や感性が育ってきたからだろう。物理や化学によって、人体の解明また宇宙の解明へまで挑戦し始めた科学技術。美味を求め食を極めること。裕福になってファッションやインテリアなどにも感性の赴くままを求めるようになった。
その色々な分野の最先端は今もなお指数関数的にスピードを上げて進んでいる。
世界が広がった先にあるのは何か?もちろん、多種多様な技術によってより良い生活をおくれるだろう。
しかし、その最先端にいるのは極わずかでほとんどの人が速すぎる世界に取り残されるだろう。最先端にいる人も分野外では取り残されていく。そして、ひとりひとりの最先端との距離にも大きな差ができてしまう。宇宙と同じだ。宇宙はビックバンから現在もなお広がり続けている。やがては星同士が離れて星は孤独となる。この地球でも、技術の広がりによって人は孤独を感じるようになる。
はずなのだが、おそらくそうはならない。人はそうならないようにするからだ。具体的には線引きをして集団に属するという行動をする。今でもこういった行為はある例えば、「このことには興味があるし詳しいが、俺にこのことは分からないから別に知らなくてもいい」「生物は分からないからいいや、物理を頑張ろう」などなど 諦めによって人は集まる。必要に応じて属したい集団に能力をあわせて。その際自らの能力を下げることが多い。理由はそのほうが簡単だからだ。少し簡単な例をだそう。
例1容姿において属する集団を判断する際。
A子さんは中の中くらいと思っている。でも周りにそのレベルのがない時は中の下くらいのグループを選ぶ。ダイエットをしてスタイルをよくして、中の上のグループに入るのは大変だからだ。
例2勉学において集団を判断する際
大学生のB君は勉強には少し自信があって上の下くらいの実力はあると思っている。しかし、ゼミ内でグループ作る際そのレベルのグループがなければ、中の下くらいのグループに入るだろう。もっと勉強して上のグループについて行くのはしんどいからだ。
集団を作るのはいいことだ。ひとりでできることは限られるひとりひとりのレベルがばらばらになって孤独してしまうことは避けなくてはいけない。だが上記の例のように自らを下げるのは人類全体にとってマイナスである。ではどうすべきなのか?
まず、各分野の最先端にいる人は、自己満足な研究をするのでなく、それを発信すべきだ。ファッションなどは多くの雑誌があって馴染みのあると感じる人は多いが、最先端の科学技術に関しては不十分だと感じる。身近でないから人々はそういったものを分からないと諦める。そうならないために情報の発信は大切だ。
そしてもちろん、人々の努力は欠かせない。"考える"努力を怠ってはならない。もう分からないからいいやと自ら世界を狭くするのはもったいない。言われた通りにしよう。と技術に人が使われるようなことがあってはならない。人はきちんと理解しいつまでも技術を支配し続けないといけない。でないといつか、人の作った技術に人が支配される時が訪れるだろう。
読んでいただきありがとうございます!
AIとかの技術が進みますます人と技術の闘いが激しく、なりそうだと思います。




