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ワタシの田舎生活
田舎生活がすっかり板についてしまって、都会に対する恐怖心が芽生えてきた。
自然豊かな田舎は都会と比べて、喧騒が無く、穏やかで静か。
車が多いわけでもなく、ましてバスやタクシーが多いわけでもない。
私の家は学校の前にあるので、学生が平日になると登校してくる。
その声を聴くと、「私にも学生時代があったな。」と感慨にふけてしまう。
学生時代は友達にいじられて、あまり好印象を持たれた感じがしなかった。
でも決して孤独ではなかったし、それなりに楽しかった。
大人になるにつれて、学生時代の友達とも会わなくなり、疎遠気味になった。
もうみんな家庭があって、仕事が忙しくて、会う暇がないのだなと勝手に私なりに考えた。
そういう私も三十四歳になって、社会人になり、いろんな経験を積んでいった。
多分都会で生活していたら、嫌な思いをしてしまうかもしれないし、人込みも苦手なので、息苦しく感じてしまうかもしれない。
田舎生活が定着化してしまったので、先ほど書いたが、都会は怖いと感じ、ビビってしまっている。
多分田舎から抜け出せないと思う。