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鬼使神差  作者: あまちゃ
-光- 第三章 旅の後
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第三十七話 女子会

その頃女子会では。


天麗華の部屋の真ん中には丸いテーブルがあり、その周りに天万姫、天麗華、天語汐、天李偉、天李静が座っている。

テーブルにはアフタヌーンティースタンドが置いてあり、様々なスイーツがのっている。


そして色々な種類のお茶があり、五神はそれぞれ違うお茶を飲んでいる。



「麗華、本当にお疲れ様。怪我は大丈夫?」



天万姫は紅茶に砂糖を入れ、スプーンで混ぜながら言った。



「ええ、大丈夫よ。もうどこも痛まないの。薬師さんには感謝しないと」



天麗華は腕を動かし、笑顔で言った。

神の力のおかげで早く治った。人間だったらこのレベルの怪我ではまだ治っていないだろう...。



「良かったぁ。麗華ちゃん達が死んじゃったらどうしよう...ってずっと不安だったわ」



天李偉がそう言うと、隣で天李静もクッキーを食べながら頷いた。



「光琳と俊熙が頑張ってくれたから私は無事だったのよ。本当にあの二神かっこよかったのよ」


「そうなのね。...私が行っていたらきっと守れなかったと思うわ...」



天語汐はチョコレートケーキを一口サイズに切りながら言った。



五神はスイーツを食べながら話を続けていく。



「ねぇ、俊熙はどんな感じだった?」



天俊熙の姉である天李偉は弟の活躍を知りたくてソワソワしている。


母である天語汐、妹である天李静も聞きたそうな顔をしているため、天麗華は先程まで食べていたマフィンをテーブルの上に置き、口を紙ナプキンで拭いたあと、笑顔で話し始めた。



「俊熙はね、光琳が倒れてしまった時、急いで結界を張って守ってくれたの。しかも光琳だけじゃなくて私も一緒にね」



天麗華がそう言うと、三神は頷きながら、どんどん嬉しそうな顔をする。さすが天俊熙だと。天麗華はその様子を見ながら話を続けた。



「悪神の力は強くて......結界を何度も壊されてしまったけれど、また直ぐに張りなおしてくれたのよ。神の力を大量に消費するのに......『俺が守ってみせます』って言っていて...とてもかっこよかったわ」



天麗華は悪神と戦っている時のことを頭に浮かべながら話した。


あの時の天俊熙はとてもかっこよかった。

どれだけ結界を張っても壊されるだけ。


しかし時間は稼げる。時間を稼ぐことができると、天麗華が攻撃をする時間が増えるのだ。そのため、何度も何度も結界

を張り直し、二神を必死に守っていた。



「私、...奇跡の神なのに......二神に守ってもらってばかりで、何も出来なかったわ」



天麗華は下を向き手を強く握った。

天麗華はあの悪神に攻撃をしていたが、全て避けられてしまったため、自分は何も出来なかったと言っている。

奇跡の神であるのに一度も攻撃をあたえられなかった。


もし攻撃できていたら...大怪我をすることはなかった。天光琳が二神を庇う必要がなかった...のかもしれない。

天麗華は悔しくてたまらなかった。



「麗華、あなたもよく頑張ったわよ。あの悪神が強かっただけよ。貴方が弱い訳では無いわ」



天万姫は天麗華の強く握っている手の上に優しく手を置いた。



「...ありがとうごさいます。...でも、もう少し強くなるわ。あの悪神からみんなを守れるぐらい強くなります」



顔をゆっくりと上げ、真剣な顔で天万姫に言った。



「...無理はしないでね」


「はい!」



天万姫がそう言うと、天麗華は笑顔で返事をした。



「ところで天光琳は剣使えたの?」



天語汐は紅茶をティーカップに注ぎながら天麗華に聞いた。



「えぇ。悪神が強すぎて全て弾かれてしまっていたけれど、動きは素早く、振り下ろす力は強かったわ」



天麗華がそう言うと、隣にいる天万姫は嬉しそうな顔をした。



「いつか見てみたいわ、光琳の剣術」


「絶対に見た方が良いですよ!」



天麗華は力強く言った。多くの人に弟の凄さを見てもらいたい......そう思った。



「麗華ちゃんが攻撃する姿、見てみたかったわ!」


「...うん」



天李偉がティーカップを持ちながら言うと、天李静もカップケーキを食べながら頷いた。


すると、天麗華は首を横に振った。



「そんなにかっこよくないわよ...?」



そう言ってクッキーを一口食べた。





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