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俺と異世界と子供たち  作者: 石田ヨシカズ
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06話『名付けるということ』

 朝か……。


 窓から射し込む朝日が無情にも一日の始まりを告げてくる。


 寝た気がしない……。夜中にミルクを二度、オムツを一度替えた。睡眠時間が短いことはよくあったが、こう断続的に起こされるのは中々にキツいものがある。


 このまま二度寝しようか。……って訳にはいかないよな。正直辛いが色々と知りたいこともあるし。何より泊まらせてもらっておいて、遅くまで寝ているのは気が引ける。それに子供達もお腹を空かせるだろう。シランにばかり頼るのも申し訳がない。


「ぬぐっ!? ……おおぅ。全身が痛い」


 動きと連動して走るこの痛み。一昔前は運動による疲労物質、乳酸が原因とされたが今日では傷付いた筋繊維を修復しようと起きる痛みだと言われているこの症状――


 筋肉痛だ、これ。昨日あれだけ動いたもんな。翌日に来るってことは、まだまだ俺は若いらしい。


「はは。朝から元気だな。おはよう」


 久しぶりに味わう痛みに感慨を感じつう、籠の中を覗けば子供達は全員お目覚め。元気に手なんかをしゃぶっている。


 さて、とりあえず下に降りるか。体に鞭を打ち、籠を持ち上げると、筋肉痛のせいか昨日より重く感じた。




 「痛っ……たたた」


 情けないことにそこかしこが痛くて一段ずつしか下りれない。こんな痛みは学生以来だ――ん? なんだかいい匂いがする。


 階段を下りるにつれ胃をくすぐるバターのような芳ばしい香り。ダイニングへ降りると、テーブルには朝食が三人分並んでいた。しかもどこか見慣れたメニュー。


 サラダにスクランブルエッグ、マッシュポテトにハムのようなものがワンプレートに。テーブルの真ん中には丸いパンが山積みにされており、出来たばかりなのか薄っすらと湯気が揺らいでいる。


「お、おおお」


 昨日の夕食もそうだったが、本当にこっちの世界の料理と似ている。これなら食文化に悩まされることは少なそうだ。


「あとは米さえあれば……」


 そう、日本人と言えば米だ。米さえあればホームシックも和らぐと言うもの。いや、別に感じてる訳ではないけど。


「"コメ"とは何だ?」


 奥の部屋から、髪を後ろに結んだエプロン姿のシランがやって来た。その手にはスープカップが乗ったトレイ。


 独り言が聞かれていたらしい。


「おはようシラン。米ってのは俺の国の主食なんだよ」


 ああ、おはよう。とスープを並べていく。あ、この色と甘い香りはコーンポタージュかも。


「それで。どんな物なんだ?」


「え? うーん。麦よりも小さな形をしてて、白くなるまで表皮を剥がして精製したもの。かな」


 で、合ってたかな?


「どんな風に調理するんだ? 粉にするのか?」


 えらい食いつきがいいな。


「粉にすることもあるけど、あまり一般的じゃないかな。主に水で炊いて柔らかくするんだよ」


 それだけじゃなく、甘辛く煮た薄切り肉を乗せた牛丼、トマトケチャップで味付けした米を卵で包んだオムライス。などなど。別世界の料理を教えると興味深そうに聞いてくる。料理に限らず調味料についても聞かれ、似たものがある、それは同じだ、などと興味は尽きなさそうだ。


「そういやこれ、全部シランが作ったのか?」


「ああ」


「じゃあ、もしかして昨日の夕食も?」


「私が作った」


 たまげたな。まさかこの若さで子供の世話だけじゃなくて料理も出来るなんて。将来、良いお嫁さんになりそうじゃないか。……あとは愛想があれば完璧なんだろうけど。だからもうちょっと笑えば良いのに。絶対似合うんだからさ。


「おい。何か余計な事を考えてないか」


「え? あ、いや、何でも。はは……」


 ふと気づくと、訝しんだ半眼がこちらをジロリと見据えている。おおぅ、鋭い。


 そうこうしていると玄関のドアが開く。アルベルトさんだ。


「ただいま。ああ、おはようサクマ君。あまり眠れなかったんじゃないかい?」


「はは……」


 はい。寝れてません。


「まあ、慣れだよ、慣れ。慣れてしまえばどうってことないさ」


「よく言う。夜中の世話なんて殆どしたこと無かっただろう」


「あー、そうだったかな? お! 子供達もご機嫌そうじゃないか」


「ああ。夜中に私とサクマで世話をしたからな」


「おお! 今日も美味しそうな朝食じゃないか。流石シランだね。早速食べよう」


 シランは真顔で白々しいと悪態をつくが、その顔はどこか楽しげ。仲良いんだな、この二人。兄妹と言ったがまるで夫婦のよう。


 夫婦……か。


「サクマ?」


 はたと気がつけば二人は食事の手を止め俺の様子を覗っていた。


「え? ああ、ごめん。いただきます」


 手を合わせフォークを手に取る。


「体調でも悪いのかい?」


「いえ、ただ寝ぼけていただけです」


 笑って誤魔化してみる。


「……そうかい? あまり無理はしないでね。で、この後村を案内しようと思うんだけど、どうだい?」


 ああ、それはありがたい。しばらく滞在するのなら是非知っておくべきだ。


「助かります。あと、歴史とか常識を知れるような所があると嬉しいんですが」


「うん。なら資料館はどうかな。とは言っても小さな小屋だけど事足りるはずだよ」


 なるほど、しばらく入り浸るかもしれないな。後で案内してもらおう。


 あっと、そういえば。


「部屋のランタンと天井の明かりが点けられなかったんですが、あれってどうすれば……」


 トイレは魔石に触れれば用を足せたから良かったが、どうにも部屋の明かりは点いてくれなかった。


 いや、しかし驚いた。こちらのトイレというのは”流す”のではなく、”消す”ものらしい。


 貯水タンクの無い石造りの便器には木の蓋と魔石が付いていた。魔石に触れると水が便器を満たし、排泄物ごと消えてしまうのだ。


 一体どうなってるんだろう。……うん。食事中に考える事じゃないな、これ。


「ん? 魔力が切れちゃったかな。なら補充してあげたら――って、まさか、魔力すら知らないとか言わないよね?」


 あの、そんなに見つめないでもらえます? 魔力ってあれだろ。よくゲームで魔法とか必殺技を使う時に必要な精神力とか、そんな感じのヤツだろ? ゲームとかだと。つまり――


「…………知りません」


 二人は信じられない物を見た顔だ。


 その顔はもういいってば!


「君の世界って魔力無しでどうやって生活してるんだい?」


 いや、普通にですけど。


「ちなみに廊下とか他の魔石は動かせたのかい?」


「はい。出来なかったのはあの部屋とランタンだけです」


 するとアルベルトさんはふむと考えるように顎に手を当て、ポケットからおもむろに何かを取り出した。


「ちょっとこれを手にとってくれるかな」


 手渡されたのは小指ほどの緑の魔石。掌に転がしてみると淡い光が蛍のように灯る。


「その子達にも触れさせてみてくれないかい?」


「え? あ、はい」


 言われるがままに子供達に触れさせる。すると光は強まり、離すと弱まる。まるで子供達に反応しているかのようだ。


「……なるほど、ね。ありがとう」


 魔石を返すと、アルベルトさんはにこやかな表情を浮かべつつも何かを納得した様子。


「うん。この件に関しては後日彼女に任せよう」


「ダメだ!」


 突然シランが立ち上がり、物凄い剣幕で拒絶する。


「彼女なら適任だろ?」


「私がやる」


「サクマ君を感電死させる気かい?」


 俺何されんの!?


「アルベルトがやったらいい」


「僕こそ向いてないよ。村の人だって難しいだろうし。そもそも来る予定だっただろう? それに仲間なんだから仲良くしなさい」


「……………………むぅ」


 あの、本人を差し置いて話が進んでるんですけど。

 

「ああ、ごめんね。その時また説明するし、悪いようにはしないから安心して?」


 不安しかないんですが……。




 

 朝食を済ませ全員で外に出ると、まだ太陽が真上に来ていないせいか肌を撫でる風はほんのりと冷たさを帯びている。それでも日の光は暖かく過ごしやすそうだ。


 子供達はというと、緩やかな陽気が眠気を誘ったのか全員おねんね中。


「さて、昨日お邪魔したから分かるだろうけど、お隣が村長のお宅さ」


 なんでも村の集会などでも使うため特に大きく作られたらしい。なるほど。どうりで椅子が沢山あったわけだ。


 昨日は村を見る暇も無かったが改めて見渡すと、この世界の文明や技術はそれなりにあるのかもしれない。


 家屋に使われている部品には金属もあったし、窓なんかはちゃんとしたガラスだ。俺はあまり歴史のことは詳しくないが、ガラスが庶民に普及したのは割りと近年だった気がする。いやもうちょい前だったか? 


 ただそれでもガラスや金属が使われているのはそう多くはない。鎧戸も見受けられれば、金属製品は農具や建材ぐらい。きっと流通の問題もあるのだろうが基本は木材のようだ。


 それと電線がないのに街灯や部屋の明かりがつくのは魔石のおかげだろう。トイレの件もそうだったし、燃料やエネルギーなんかは魔力とやらに依存しているのかもしれない。


「村にはお店はないけど管理してくれてる場所があるから、必要な物があったら行ってみるといいよ」


「サクマが採取したミルの実も保管してある。試しに後で取って来てくれ」


「ああ、わかった」


 村には種類別の倉庫やちょっとした鍛冶場があるらしい。


 分かりやすく屋根には色が着いていて、赤は食料、青は日用品や道具、黄色が薬などの医療品といった具合。


 基本的には自給自足の村らしいが、時々来る商人と取引したり、逆にこちらから町などに行くという。そんな時は護衛としてアルベルトさん達の出番というわけだ。


 うん、暮らしていく分には不自由は少なそうだな。


 後は――


「おぉい。ユーイチロー殿。皆に紹介しますゆえ、こちらへ来てくだされ」


 見れば広場のベンチに腰掛けていた村長が立ち上がり、俺を手招いてくれている。


 その周りには村人達。老若男女、小さい子供達も少なからず見受けられ皆の視線は当然、俺に向いている。


 後は、俺と子供達が受け入れてもらえるかだ。俺のことはどうでもいい。ただ、ただせめて子供たちだけは――


 自然と籠を持つ手に力が入る。


「大丈夫だよ」


 と、俺の心を察してくれたのか、アルベルトさんは優しい笑みを向けてくれる。


 ああ、この人の笑顔には他人を安心させる力でもあるのだろうか。力んだ手が自然と緩んでいく。


「……そんなに分かり易いですかね? 俺」


「ああ」

「うん」


「そっか。はは」


 正直、不安が無くなったと言えば嘘になる。けれど、もっと気を楽に持っていいのかもしれない。こちらの警戒心は相手にも伝わるだろうしな。





「さあさ、こちらへ」


 村長の隣へ招かれる。


「先程も話したが、しばらくこの村の一員として滞在することになった、サクマ・ユーイチロー殿じゃ」


「ご紹介に預かりましたサクマ・ユーイチローです。どうぞよろしくお願いします」


 深々と頭を下げる。異世界の人間であることも言っておいた方が良いだろうか?


「それと私は――」


「兄ちゃん、記憶喪失なんだってな。色んなこと忘れちまって、ボロボロで森を彷徨ってたって聞いたぜ。大変だったんだなぁ」


 ガタイの良いおっちゃんが涙ぐみながら俺の肩を力強く叩く。


 ――え?


 村長を見やるとコクリと一つ、その顔は合わせてほしいといった様子だ。


 確かに異世界人だと言えば、無駄に場を混乱させるだけかもしれない。なら記憶喪失にでもしておいた方が都合が良いし、何も知らなくても辻褄が合う。俺は村長の計らいに感謝して、できるだけボロを出さないように口を開く。


「は、はい。そうなんです。常識外れな事を言ってしまうかもしれませんが、ご容赦下さい」


 そんなたどたどしい俺の言葉に他の人達も頷きながら優しい眼差しを向けてくれた。


「それに混血種の子供達のことも聞いたわよ」


「え? うお!?」


 何かあったらいつでも頼ってね。と待ってましたとばかりに数人のおばちゃん達に一斉に囲まれる。


 ああ、子供のことは混血種で話を通してくれたのか。うん。それが無難だと俺も思う。


「あらまあ! 可愛い坊や達だねぇ」


 と、ちょうど起きたのか、子供達は大きな欠伸をしてみせる。その姿がまた可愛いのか俺の周りはすし詰め状態。当の子供たちはというと、起きて早々、大人数に囲まれているせいかみんなキョトンとした顔だ。


「あらあら、ちょっとお姉さんに抱かせて頂戴な」


 半ば強引に一人のおばちゃんが羽の子を抱き上げた。


「あ、ちょ――」


 ちょっと! と言いかけた所で言葉を引っ込める。まあ、赤ん坊のことなら手慣れているだろうし、悪いようにはしないはずだ。


「んんー、可愛いでちゅねー」


 揺られながら抱かれている羽の子は、おばちゃんと俺を交互に見ると次第にその目に涙を溜め、顔をくしゃくしゃにしながら大声で泣き出した。


 ど、どうした? ミルクか? オムツか?


「あらら、ごめんなさいねぇ」


 そう言って再び強引に俺に抱かせると、羽の子は不思議なくらい直ぐに泣き止んでしまった。


 あれ? 違った?


「あらー、やっぱりパパがいいわよね」


 パパ? 


「え? い、いや、俺はパパじゃ……」


「何言ってるの! アンタは記憶を失って、子供達のことも忘れてるだけなのよっ」


 ええ!? 何でそうなった。いや、確かに記憶喪失の人間が赤ん坊を連れていたら、そう考えちゃうかもしれないけどさ。それだって他の可能性だってあるだろうに。


 ……まさか、村の人達の憶測に押し負けたってクチか?


 バッと村長とアルベルトさんを見ると、二人は申し訳無さそうに苦笑いを浮かべている。


 マジか。


「ほら。この尻尾の子なんて鼻と口元がアンタそっくり!」


 んなワケないでしょ。


「しっかし兄ちゃんも、若ぇのに隅に置けねぇな。種族の違う子供を四人も作っちまうなんてよ」


 違いねぇと、ガタイの良いおっちゃん達の野太い笑い声が上がった。


「あ、あはは……」


 そうねー。全員俺の子供なら、母親が複数いることになるもんねー。


「ところでサクマちゃん。坊や達の名前は覚えてないのかい?」


「え? 名前?」


「あら、覚えてないのかい? 可哀想にねぇ……。なら思い出すまでの間、仮にでもいいから付けてあげたらいいじゃない」


 名前を付ける? 俺が?


「いや、でも……」


 その提案には村人達でも賛否があるらしく、難しい顔をする人もチラホラ窺える。仮にとはいえ本当の名前があるのに、別の名前を付けるのはやはり気が引けるのだろう。


 けれどそうじゃない。俺が躊躇しているのはそんな理由じゃない。


 名前を付けるという事は、その子の"親"になるということだ。事実、この子達には親がいない。事情を知らない皆にとっては仮でも、俺にとっては本当の名付けになってしまうのだ。


 ならば尚更、俺が名前を付ける訳にはいかない。


 俺みたいな人間が、親になんてなってはいけないのだから……。


「でも、名前がないのは不便だし、可哀想でしょ? なら、皆で付けるのはどうだい」


 おばちゃんは、ね? と皆に同意を求める。


 ……それがいいのかもな。お前もそう思うだろ?


 俺の気持ちを知ってか知らずか、羽の子は楽しそうに俺の顔に触れて遊んでいる。


 と、


「サクマが名付けるべきだ」


 周囲の雑多を払うように、力強く、それでいて澄んだ声が通った。


 シラン?


「親はサクマだ。例え仮にでも、名を与えるのはサクマであるべきだ」


 シランの言葉は皆に向けて言いっているはずなのに、それは俺のどこか奥深くに突き刺さる。


「うん。そうだね。名前が無いってのは不便だし、確かに可哀想だ。けれどどうだろう。何にしても、この件はサクマ君に一任した方が良いんじゃないかな?」


 アルベルトさんの提案に、他の人も口々にそれが良いだろうと首を縦に振る。


「あら……何だか悪かったわねぇ。ついついお節介を焼いちゃて。気を悪くしないでおくれよ」


 おばちゃんはバツが悪いのか、しゅんとしてしまった。


「いえ、そんな。子供の為を思って言ってくれたんですよね? ありがとうございます」


 おばちゃんだって良かれと思ってやったことだ、悪く言うつもりは無い。


「まあ、サクマちゃんたら優しい子! ウチの子にしたいねぇ!」


「青髭のでっけぇ息子がいるじゃねぇか」


「あんなの可愛くないじゃないかい」


「安心しな。オメェさんと同じ顔だよ」


 そんなやり取りでその場が沸いた。


「さあさ、もうその辺にしておいて。ユーイチロー殿の案内はまだ終わってないのじゃろう?」


「ええ、これから資料館に案内しようかと」


「なら行っておいで。いつまでもいると酒盛りでも始めかねんからの」


 そりゃ無ぇぜ村長! と、村の雰囲気は俺の心配を余所にとても和やかに向かってくれた。


「ね? 言ったでしょ?」


「……はい」


 嬉しそうに笑うアルベルトさんにつられて、俺の頬も緩む。俺は本当に人に恵まれたな。


「サクマ、行くぞ」


 ああ、と歩き出した所で後ろから聞こえた会話に後ろ髪を引かれた。


「しっかし、あのシランがねぇ。珍しいじゃないかい」


「おうよ、さすが兄ちゃんだな! もう女心ってやつを掴んでやがる。俺なんか、最近やっと家名で呼んでくれるようになったってのによ」


 家名って苗字の事だよな? それなら村長以外、みんな俺を苗字で呼んでいるじゃないか。


 と、気にはなったが、急にシランが早足になって先に行ってしまう。なんだ?


「ふふ。まったく、しょうがないね」


 そんなシランの後ろ姿を見て、アルベルトさんは何だか分かったような口振り。


「サクマ君。僕もね――」


「はい?」


 そう何かを言いかけた所でアルベルトさんは、ごめん。何でもない。と、言葉を引っ込めてしまった。


「?」


「さ、僕らも行こう」


「あ、はい」


 何だったのだろうか。まあでも、本人が何でもないって言ってるんだし追求しないでおこう。


 俺達は姿の見えなくなったシランを追いかけた。

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