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俺と異世界と子供たち  作者: 石田ヨシカズ
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 焼けるような空。上がる火の手よりも真っ赤な空。


 聞こえた悲鳴はすでに無く、男は炉のような大地に跪く。


 吸い込む空気は熱を帯び、肺を、喉を容赦なく爛らせる。


 それでも男は泣き叫んだ。


 血潮が噴き出し、掠れ、声にならずとも止めることはない。


 男は真っ赤な景色の中で、真っ赤な空を見上げた。


 その腕に、大切であった何かを抱きしめながら。


 ――俺はそんな光景を、無関心な映画のワンシーンのように、ただただ呆然と眺めていた。

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