歴史上最も理想的であった二大政党制
19世紀後半、イギリスの保守党と自由党による二大政党の時代について書きました。
03.09記
19世紀後半のイギリスにおける保守党、自由党のありかたこそ 最高の二大政党制のモデルといえよう。
保守党にはディズレイリ。自由党にはグラッドストーン。
ともに 大政治家が指導。
政権は幾たびか交代はしたが、その在任期間は 各々長期にわたった。
そして保守党が政権を担う時期は、イギリスが対外的に国威発揚 を行う。
自由党が政権を担う時期は、内政の充実期。とはっきりと役割分担がなされていたのである。
伝統的価値を重んじる真正な保守政党。
そして、社会的公正、富の遍在抑制を重んじる保守政党。
言論の自由、安全な社会。安定した社会基盤、市民生活は、当然のこととして、
前記の二大政党が、さらに経済的発展と福祉の充実。ウェイトをおく政策の役割分担を行い、各々が安定した5から10年の政権を担い、政権交代する。
この日本の歴史においても、そのような時代を見てみたかったと思う。