愛してます
今回で最終回?
後書きまで読んで頂きますと幸いです。
そして今まで読んで下さった方、ありがとうございます!
感想を書いて下さった方、ありがとうございます!
レビューをして下さった方、ありがとうございます!
ブックマークして下さった方、ありがとうございます!
評価して下さった方、ありがとうございます!
誤字報告などして下さった方、ありがとうございます!
あの後、俺達は皆で眠る事になった。
そして、寝室に戻ったわけなのだが…。
「あの…寝ないんですか…」
俺の言葉は皆には聞こえない。
それは俺の声が小さい訳でも無く、皆が他の事に集中しているからだ。
「柊ちゃんとは私が最初にします!」
「そんな事許さないわ!キス位なら許すけど、そこから先は正妻である私がするわ!」
俺の目の前ではリーシャと怜華さんが言い争っている…。
「うぅ…改めて確認すると恥ずかしいです」
「ティアリス様、アキサ様を見て下さい。あんなに堂々としています」
下着姿になっているティアが顔を赤くしながらそう呟いていると、ティアの傍にエルミールさんがそう言って秋沙姉を見る。
「…柊に見られてる…~ッ!!」
俺は慌てて秋沙姉から視線を逸らす。
秋沙姉は全裸で仁王立ちしていたが、俺の視線に気づくと悶えている…。
「春乃、それ持って来たの?」
「勿論!これが無いとやっていけないわ~」
「何それ?」
春乃が何やら持っていると、真海ちゃんが呆れたように春乃にそう言う。
すると、コレットさんが春乃の持っている物を見て質問している。
「…母上、脱がなくてはいけないのですか?」
「そうよエルネット!シュウ君は迫らないといつまでもダメなの!ここで女の魅力を見せつけるのよ!」
リザベルトさんとエルネットさんが何やら話している。
リザベルトさんがエルネットさんの服を脱がそうとしている…。
「なんか凄い光景だなぁ」
「アルネウス様…、一体何を食べれば大きくなるんですか?」
「ん?いっぱい食えばなるんじゃないか?」
「それでは太ってしまいます…」
ルリィがアルの胸を下から持ち上げながらアルに質問している。
ルリィにそんな事をされながらも、普通に話すアル。
うぉぉ…、たゆんたゆんとしている…。
俺は慌ててアルとルリィから視線を外す。
そうしていると、リーシャと怜華さんが俺に顔を近づけてくる。
「シュウ?」
「柊ちゃん?」
何やら俺に向けてくる笑顔が怖い…。
「ど、どうしたの?」
「「どちらから抱く??」」
俺の質問に、リーシャと怜華さんがそう言う。
すると、それぞれ話していた皆も俺の方へやって来る!
「シュウ?私からよね?」
「柊ちゃん?私よね?」
「なぁシュウ?オレの体気持ち良いぞ?」
「ご主人様~…」
「…柊。…わん」
「お兄ちゃん?」
「柊先輩?」
「その…シュウ…」
「わ、私を選ぶに決まってるわよね?」
「抱いて下さい」
「シュウ君~。大きくは無いけどスベスベよ」
「旦那様…私を…捧げます」
皆が俺に迫ってくる。
その様子を見て、俺は意志を固める。
「皆、少し俺の話を聞いて」
俺がそう言うと、皆は俺にくっ付きながら真剣な表情をする。
「皆のおかげで魔神を倒す事が出来た。皆がいなかったら出来なかったと思う。だから。お礼を言いたいんだ。…ありがとう」
俺は皆の顔を見てお礼を言い、頭を下げる。
少しして頭を上げて、緊張しながら、
「リーシャ、怜華さん、アル、ルリィ、秋沙姉、春乃、真海ちゃん、ティア、コレットさん、エルミールさん、リザベルトさん、エルネットさん。…大好きです!愛してますッ!」
大きな声でそう言い切る。
俺がそう言った瞬間、皆が俺に突撃してきた。
その後は、男のプライドとかその他諸々など関係なく吸い尽くされて搾り取られた…。
戦いは2日間続いた…。
最初は初々しかった皆も、どんどん自分の欲望をさらけ出していく。
そして、何故それだけ続ける事が出来たのかと言うと、ティシール様に頂いた荷車に積んであった食材が原因なのと、秋沙姉がエロイーズさんからもらった薬の力だ。
あと、ルリィもそういう薬を持って来た…。
そのおかげで、皆を満足させる事が出来た…と思う。
2日目の夜、皆で疲れた体を何とか起き上がらせて、色々と体に付いているベタベタを洗い流す事になった。
改めて皆の事を見たり見られたりすると、恥ずかしい気持ちになる。
久しぶりに入る湯に体を浸けると、体に溜まっていた疲労が湯に溶けていく様に感じる。
「…ハァ~~…」
俺は湯に入る気持ち良さに息を吐くと、
「シュウ?」
俺の隣に来たリーシャがそう声を掛けてくる。
布で体を隠しているが、お湯に濡れた布がリーシャの体にくっ付いて体のラインは隠されていない。
そのまま湯の中に入って座り、俺の右肩に頭を乗せる。
「お疲れ様。凄かったわよシュウ」
「あはは…。リーシャも綺麗だったよ」
俺がそう言うと、脇腹を抓られる。
「恥ずかしいわ…。でも、毎日したいと思っていたけど、これじゃあ爛れた生活になってしまうわね」
「そうだね。俺もそこまで出来ないよ」
俺が苦笑いをしながらそう言うと、リーシャがクスクス笑う。
「平和だね」
俺がそう言うと、
「そうね。でも、また何が起きるか分からないわ。怠けてはいられないわ」
リーシャがそう言う。
リーシャの言う通りだ。
これからも何が起きるかは分からない。
「…皆を護れるように、頑張るよ」
俺が皆の事を見ながらリーシャにそう言うと、
「皆で、皆を護れるように…ね?」
リーシャが俺の言葉を訂正する。
「うん。何でも1人で抱え込まないようにするよ」
「そうして。私はシュウと一緒に悩んで生きたいもの」
「…ありがとう」
俺はリーシャにお礼を言って、体を少し動かしてリーシャの唇にキスをする。
少しして俺から離れる。
目の前のリーシャの顔は、顔を赤くしながら微笑んでいた。
…幸せだな。
俺がそう思った瞬間、背中から不穏な空気がする…。
ゆっくりと首を動かして後ろを見ると、皆がジトッとした目で俺達の事を見ている…。
その後、皆にキスをする事になった。
お風呂から出て寝室に帰ると、色々と大変な事になっている。
当たり前だ、ここで何度もしてたんだから…。
それから少しどうするかと言う事になり、今日はそれぞれの自室で寝る事になった。
俺は自室に帰り、ベッドに横になる。
明日から、冒険者ギルドで仕事をしないとな…、アルベールさんにも伝言があるし…。
俺はそう思いながら、眠ってしまった。
翌朝起きると、裸の怜華さんが俺と寝てた事件があったが、皆は冷静になって俺が怜華さんを連れ込んではいないだろうという事になってくれて安心した…。
今は、皆で朝食を食べている。
これからも色々とあるかもしれないが、頑張ろう。
皆の事を見ながらそう思っていると、
「あっ!シュウ!例の扉の調査行こうぜ!」
アルが俺にそう言った。
これまで「初代勇者を腕に」を読んで下さいまして、ありがとうございます。
今回の話で、「初代勇者を腕に」の魔法編が終わりになります。
次回からは、「初代勇者を腕に」の魔導編に突入します。
もしよろしかったら、魔導編も読んで下さるとありがたいです。
今回の話の最後にアルが言った通り、1つだけ回収していない話があります。
その伏線から物語は、新しい世界へと繋がっていきます。
俺達の戦いはこれからだッ!!
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誤字脱字がありましたら、感想などで教えて下さい。
よろしくお願いします。




