サキの世界創造の話
はい、颯爽と登場したサキです。
兄、その友達、ここのボスがストリートファイトしてるじゃないですか。
凄い争いがサキの目の前で起こっててビックリです。
とりあえず皆さん先の登場でピリピリしたムードが緩和されたみたいです。
でも勢いよく入って来てみたものの、何をどうしてよいやらが解らないかな。
とにかくややこしくさせているのはサキが魔法少女だというその一点なのです。
サキの生み出す、人に能力を生み出す魔法というのがとても強力で。
それに目を付けたこのとんでもない組織に目を付けられて、
「破滅から逃れる為に私に最強の能力を付けろ」って誘拐されて脅迫されたのです。
でもそんなことしちゃったら、それこそサキにとっての破滅なので、
うまいことやるっていってはやっぱやめ、みたいな事を繰り返して、じらしていたのだけれど、
そうこうしている内に兄がここまで進入して来てくれたみたいだけど。
とりあえず、どうしたもんかしら。
この場を収束させるには何が一番効果的なの。
……。
そうね、こういう雰囲気の時はゲームだわ。
「皆さん、ここはゲームで公平に勝敗を決めましょう」
サキがこうやって提案すると誰もが唖然とした。
嫌な感じね。
「ゲームだと?バカバカしい」
ここのボスはとにかくご立腹なご様子。
「サキの言う事を聞かないと、この兄のお友達に最強の能力を宿しちゃいます」
サキがこう言うと、ここのボスは狼狽えた様子で、それは困るとつぶやいた。
「ではゲームをしましょう」
私の力はゼロのものに力を与える能力。
適当な紙を用意するだけでセットアップ完了。
「ではゲームを始めましょう。やるのはモノポリーです」
モノポリー。
知る人ぞ知るかなりメジャーなボードゲーム。
ボードゲームといえば日本では人生ゲームの次ぐらいに名前があがるボードゲームだと思う。
ルールは人生ゲームよりは少し難しいけど、至って簡単。
ループする円形のすごろくのマスを周回して、止まったマスには土地の名前が書かれていて、
誰もその場所を所持していなければその土地を買う事が出来て、
次にそのマスに自分以外の誰かが止まった時にその人からお金を巻き上げて、
お金が無くなったら脱落、最後まで生き残っていた人の勝利。
土地には区画があって、そこを独占するともらえる収入が増えたりするんだけれども
今回やるのはとってもシンプルな土地を国に変えた、
名付けて世界の全てをお前にやろうモノポリーよ。
このオリジナルモノポリーの面白い所はこのゲームで勝った人は本当に世界をもらえることね。
「な、なんだって」
全員の目が変わった。
ふふふ、面白いじゃない。
「じゃあ、スタートよ」




