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A blond girl  作者: 林 天翔(てんしょう)
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出会いは必然、偶然か

読者の皆様へ

この小説は私の初作品、つまり処女作です。右も左も分からないド素人なので、ここはひとつ温かい目で見守って頂ければなと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 7月21日、大体お昼過ぎぐらい。昼飯のおにぎり片手に持ちながらちょっと悩んでいた。高校生にもなったらバイトしようと決めていたはいいけど実際なってからもう夏休み。これはいけないと思いつつもどうにもやる気が起きない。さてどうしたもんかと口を動かしながらネットでバイト探しをしてみるけどこれがなかなか見つからない。だって地元で高校生歓迎とか選択したら

「件数が8件とかないだろ。」


 という感じで誰もいない2階の自部屋じべやで一人ツッコミをいれるくらい少ないのだから。


「そういや、タ○ンワークの情報誌が…。」


 足元に山ずみになっている漫画やら雑誌のなかからすこし角が折れ曲がったやつを抜き取った。”わたしの街の求人情報誌”、”長く続けられるシゴト”など表紙にはそんなどうでも良いことが書かれている。

長く続けられる仕事より”誰でも無条件で即採用!”みたいな仕事を紹介してくれ。


 最初は見方とかの説明が書いてあるよなと思いながらページをめくっていく。一枚、また一枚とめくっていくと良さそうなバイトがちらほらと。


「見つかんないよな~。」


…さっきから独り言が多い気がする。寂しいのか、人恋しいのか。まぁそれは仕方のないこと。だって父、母、弟、妹は、実家のおばあちゃん家に泊まりに行くって言うし。

たしかにその時

「いや~バイト見つかってさ。行く日が面接と被るんだよね。」

とは言いました。

「あぁそうなんだ、頑張れ!こっちは高貴こうきの分まで楽しんでくるよ。」


 母さん、もうちょっとなんか言って欲しかった。一人だけ家にいるやつの気持ちも少しは考えて。

 それにしてもあいつ、和也かずやもバイト見つけてるんだよな。


 そんなこと、今ははどうだっていいんだ。俺に必要なのはお金を稼げる場所。バイトといっても色んな職種がある。一般的に高校生がやるものといってたらコンビニとかファミレスとかが妥当なのだろうけど正直、接客はめんどくさい。だとすると、ネットで稼ぐやつか郵便局での仕分け作業とかが良いとは思う。

 

「だめだ~。やりたいバイトがない。」

 それでもやはりこれだというものは見つからなかった。ので気分転換。外の自動販売機でコーラでも買って来よう。3分の1くらい残っていたおにぎりを口に放り込んでから。


 自部屋から出て正面をまっすぐ数歩、そこで回れ右したところに1階へ降りる階段がある。俺は迷わず右側にある手すりに摑まる。なぜかというとこの階段かなり急傾斜で段の横幅がせまく縦幅が広い。おかげで小さいころは上るときも降りるときもよく転んだ。


 ゆっくり一歩、一歩足元を見ながら降りていく。1階に降りるとリビングが見えた。明かりは点いてない。

 リビングをとおりすぎて玄関先に着き茶色のスニーカを履いた。二重ロックのドアを開け徐々に差し込んでいく夏の日差しに目を眩ませながら近くの自動販売機へと向かう。


 それにしても暑い。まだ8月でもないのにこんなに暑いなんて、これが世間で言う温暖化の影響なのか。白いTシャツに短パンだけしか着てないのに、汗が全身から滲み流れ出ていく。

 そんなことを考えながら歩いていると目的の自動販売機が見えた。真っ赤なボディが太陽の光を反射させて光っている。

 お金を入れてコーラを選択、ボタンを押す。物の数秒で冷めたそうな缶が出てくる。それを取り出し冷えていることを確認。あとは我が家に戻るだけだった。

 ふいに自分の後ろを通りすぎる人の気配を感じ、振り返った。肩に髪が掛かっているかもと思うくらいの金色の髪で白いワンピースを着た少女の横顔を見た。

 

 

拙い文章だとは思いますがどうだったでしょうか?

感想など頂けると嬉しいです。

続きは近日公開予定です。

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