少女と娘
あらすじに書いてあることしか言えませんね…。
ある朝のことです。
本当の両親に、小さい赤ちゃんが生まれました。
その子は、その子の親と娘が名前を決めました。
数年後の、ある朝のことです。
数年前に生まれて、娘や両親に大切に育てられてきた少女は、だんだんと娘に似てきました。
両親は、毎日少女の顔を見ると、少しつらそうな顔をします。娘は、その理由を分かっているので、こちらもつらそうな顔をしてしまいます。
そんな家族を見て、少女はとたんに泣き出してしまいます。毎日こうです。
ですが、こんな時は娘が。昔、自分が幼かったころに買ってもらった、ファンタジーの本を差し出します。少女もこの本が大好きで、泣いていてもこの本を見せるとすぐに泣きやみます。
好みまでもが娘に似てきました。
ある朝のことです。
娘は、いつものように少女と遊んでいました。
少女は、歩く練習中に、すぐそばにあった机の角に頭を強く打ってしまい、倒れました。
娘は驚いて、すぐに両親たちを呼びました。
少女の父親が救急車を呼び、すぐに病院へ運ばれました。母親が一緒に病院へ行きました。
しばらくして、病院から連絡が入りました。
すぐに全員で駆けつけると、点滴のチューブにつながれながらも、元気そうに笑う少女の姿がありました。
待っている間に娘は、「自分のせいだ」と責任を感じていましたが、その笑顔を見ると、ほっと胸をなでおろしました。
医師の説明によると、幼児の頭蓋骨は柔らかく、簡単に骨折することはないらしく、全員安心しました。
次の日、もう一度検査があり、異常がなくなったのでチューブもとれ、無事に家に帰れました。
その次の日の、ある朝のことです。
3日前には頭を打って倒れたというのに、とても元気に遊んでいる少女を見て、娘は涙が出ました。
心配そうに駆け寄って来る少女の頭を撫でてあげました。
その家族は、ずっと仲良く暮らしていました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
途中のけがは、自分でもほとんどよくわかってないので、違くても何も言わないでください…。
感想などもよろしくお願いします。




