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第十九話 作戦計画

 




 場所は帝都東京。


 大日本帝国が転移してから一月が経とうとしていたこの日。





「号外〜!号外〜!山下大将率いる派遣軍が、敵軍を撃滅した〜!」


 東京駅の前では、威勢の良い声を張り上げながら新聞を配る者。

 タバコを吹かしながら新聞を読む者。

 空襲の瓦礫を黙々と片付ける者。

 一見すると、多くの日本人は転移前とほとんど変わらない日常を過ごしていた。

 実感できる変化と言えば、毎日のように行われていた空襲が完全に鳴り止んだ事くらいであった。



 しかし、転移前に比べると、街の空気感は明らかに幾分か明るくなっていたのである。

 確かに空襲による傷痕が未だ残る東京ではあったが、その一方で人々の間には、活気が渦巻いていた。


 街の至る所に、ベルジア大陸派遣軍や山下大将の軍功を讃える横断幕や張り紙がこれでもかと貼られていたのである。



 山下大将率いる派遣軍が大陸において、バルバラス帝国軍の侵攻を撃退したとの一報はすぐさま東京の大本営へと送られた。


 敵が近世ほどの技術水準の軍隊であるとはいえ、突然放り込まれた異世界で、しかも魔法という出鱈目な力が存在する環境下で掴んだ陸戦での初勝利は、陸軍を安堵させるには十分だった。


 その上、これまで大東亜戦争で苦戦を強いられてきた陸軍にとっては、大陸打通作戦以来の名実共に得た大勝利であったため、大本営は即座にこの戦果を国内で大々的に発表した。



 日本国内では、いまだ空襲で荒れた国内の傷が癒えていない状況下での相次ぐ戦争に対し、厭戦気分が広がりを見せていた中で投下された今回の勝利は、かつてのマレー電撃戦などを思わせる様な勝利の喜びを日本全土に与えていた。


 事実、大陸から日本への物資輸送は開始されており、近々食料難が解決されるとの見通しも相まって、国内では再び活気が満ちた状態となっていたのである。


 そんな中、陸軍内では次の展開についての議論が繰り広げられていた。





 陸軍・参謀本部


 会議室には、煌びやかな飾緒を付けた陸軍の参謀や将官など複数人が集まっていた。




「さて…。とりあえずは、これで食料供給が守られた訳だな。無事に勝つ事ができて一安心だ。」


「まったくです。魔法などという懸念点が幾多かありましたが、難なく勝てた様で。」


 集まった面々は皆どこかホッとした様子である。



「にしても、たった2回の会戦で捕虜が2万近くとはな。現地の捕虜に関しては王国軍に任せている訳だが、大丈夫なのか?」


「はい。今の所は大きな混乱も起きておりません。」


 最も、王国側は当初の想定を遥かに超える捕虜の数に、青ざめた表情で対応に当たっていたのが実情である。




「そう言えば、いつ頃から航空隊を展開する予定なのだ?」


「現在王国内の飛行場建設も予定より早く進んでいるため、来週には完成し航空隊を展開できると思われます。」


「うむ。飛行場完成次第、速やかに現地の制空権を確保した後、本格的な反攻作戦を実施するべきだな。」


 既に本土からは、陸軍航空隊の一部がベルジア大陸へ派遣されており、その第一陣として『四式戦闘機・疾風』などの新鋭機や『一式戦闘機・隼』などの古参機まで、稼働可能な機体が続々と送られていた。


 各々が目線をテーブルに移す。

 広い会議室の中央に設置されたテーブルには、海軍機によって撮影された航空写真を元に作成されたベルジア大陸の地図がデカデカと広げられていた。


「しかし、肝心の兵站は大丈夫なのか?見ればこの先は山岳地帯が連なっているじゃないか。これではインパールの二の舞だぞ。」


 一人の将官が疑問を投げかける。


「その点は心配ないかと思われます。現状の派遣軍の食糧補給に関しては、その半分以上を王国側に任せていますが、当初の此方の予想を上回る速度で補給が届いております。

 どうやら彼らは魔法を活用することで運搬を円滑にしているようです。」


 司会役の参謀が説明した。


 レイナティア王国などを始めとして、この世界の国々では、魔法を攻撃手段のみならず、兵站や治療などの分野にも魔法を積極的に導入していた。


「魔法とはそんな事も出来るのか...。

 いっそのこと我が陸軍でも魔法を取り入れることは出来ないだろうか?」


 将官が冗談半分な様子で話した。

 だが実際、魔法技術の導入が出来れば、兵站のみならず兵器や医療など、様々な分野で根底から覆す程の技術革新が出来ることくらいは容易に想像が出来る事であった。


「それについてですが、」


 一人の参謀が挙手して説明する。


「既に王国からの情報提供がありましたのでご説明します。

 結論から言えば、我が軍への魔法技術の導入は不可能だろうとの事です。と言うのも我々日本人には魔力という物が備わっていないようで、その魔力が無ければ魔法は使えないという事らしいです。」


「魔力?この世界の現地人は全員がその魔力とやらを持っているのか?」


「はい。個人によって向き不向きや、多い少ないなどの差はあれど、この世界の人間は全員が魔力を保持しているようです。

 ただ、軍事用の魔法というのは基本的に難易度が高いらしく、現地人でも扱えるのは訓練を積んだ人材に限られるようです。」


「そ、そうなのか…、うーむ。中々理解し難い話だな。」


 将官は少し頭を冷やす様に引き下がった。

 同様に他の将官達も近代兵器を装備し魔法を操る日本軍の姿を一瞬だけ頭に思い浮かべていたものの、実現不可と分かった以上は、妄想を掻き消すしかなかった。


 この世界では、魔力があったとしても魔法を扱えるかどうかは別問題であり、大半の人間は日常生活に少し役立つ程度の初歩魔法しか扱う事が出来ないのである。

 軍事魔法級を扱う人間と言うのは、大抵が高度な魔法教育を受けた魔導師などのエリートばかりであり、並大抵の者が扱えるものでは無かった。


 しかし現在の王国軍では、戦闘面を完全に日本軍に任せるとして、生き残りの魔導師隊を総動員して日本軍部隊への補給や情報支援などの、ほとんど後方支援担当として割り切る様な使い方をしていた。

 異常にスムーズな補給が可能なのはその為である。


 もっとも、魔導師達がそんな役割に納得しているかは別だが、慣れない異世界で戦闘を行う日本軍からすると、下手に戦闘に参加されるよりも手厚い後方支援の方が有り難かったりしていた。




 一方で、海軍の方でも対バルバラス戦における作戦計画が練られていた。







 海軍・軍令部



「では会議を始める。議題に関してだが、近々海軍でもベルジア大陸への艦隊派遣が決定した。その艦隊編成とバルバラス海軍への対処を話したい。まずバルバラス海軍の情報の説明を頼む。」


 最初に豊田副武大将が皆に向けて話した。

 会議には軍令部総長の豊田副武を始めとし、次長の大西瀧治郎や、小沢治三郎中将、宇垣纏中将などの錚々たる面々や、その他複数人の将官が出席している。


「はい。現在、バルバラス艦隊がこの港湾都市メリルに集結しているとの情報が王国より届いたため、先日偵察機による湾内の撮影を実施しました。それがこちらの写真です。」


 司会の参謀がテーブルの地図と大量の航空写真を指しながら説明した。


「うーむ。ざっと3〜400隻くらいは居るのか?だいぶ多いな。」


 大西の言葉に皆が頷く。

 確かにこれでは王国軍の力では敵わない相手だと言うことは理解出来た。


「だが、総戦力はこれで全てではないだろう?敵の戦力は把握しているのか?」


 小沢中将が問いを投げる。


「はい、敵海軍の総戦力は小型から大型までの戦列艦を含めた約2000隻がバルバラスには存在しており、それぞれ各港に分散配置されているとの事です。」


 予想はしていたものの、あまりの膨大な物量に皆押し黙っていた。

 幾ら相手が木造の戦列艦とはいえ、こっちもこっちで対米戦争開戦前と比べて戦力が著しく低下している状況である為、あまりリスクを取りたくないのである。


「それに加えて、ワイバーンという現地の航空戦力も確認されているため、偵察機なども迂闊には近づけません。」


 海軍では既に、航続距離の長い二式大艇などを用いて、バルバラス帝国内に対する偵察飛行などを好き放題行っており、時には竜騎士団の竜舎上空を堂々と飛行するなど割と挑発的な飛行を繰り返していた。

 一応、バルバラス側には対空用の魔力探知機という、レーダー代わりの様な代物が配置されていたものの、ワイバーンなどの魔力を保持した生物には有効なだけであり、当然魔力など微塵も持っていない航空機には無意味であった。

 流石に警戒したバルバラス側がワイバーンによる迎撃体制を強化しだした為、偵察飛行も今は停止されていた。


「だがそのワイバーンというのは、せいぜい時速250km程度だろ?聞けば旋回性能も上昇力も取るに足らない。余程の事がなければ捕捉される事もないだろう。少し警戒し過ぎではないか?」


 第五航空艦隊司令の宇垣中将が発言した。

 確かに彼の意見は的を得ていたが、参謀が補足説明をした。


「確かにワイバーンの能力は大した事はありません。ですが王国からの情報ですと魔法の中には対空迎撃用の光線魔法が存在するようです。具体的な威力や射程などは不明ですが。」


「光線魔法だと?・・・確か、海軍技術研究所の方でも似たような兵器が作られていたな。」


「はい、B−29迎撃用に開発が行われていたZ兵器がありますが、現在は転移の影響と米国が消えた事で開発は中断されています。」


 Z兵器とは、日本海軍が当時研究していた光線兵器であり、空襲が行われてからは対B-29の対空兵器として研究が行われていたが、実用化することが無く終戦を迎えた幻の兵器である。


「仮に魔法でその様な事が出来れば、大きな脅威になるな。」


 宇垣の言葉に皆頷く。

 結局、王国から魔法について情報提供がなされてはいるものの、未だ日本にとっては未知数な領域の話なのである。


「まぁ、既に必要な情報は収集出来ただろうから偵察は中止させておいても良いだろう。後はどれ程の艦隊を派遣するかだが、損傷艦の修理はどれほど進んでいるのだ?」


「比較的損傷が浅い艦から優先的に修理しているため、空母天城と葛城は直ぐにでも復帰が可能との事です。ですがその他の艦は大破状態の物もあるため、一朝一夕とは行かないかと。」




 ついでに、1945年4月時点の帝国海軍の戦力を載せておくと以下の通りである。




 ー健在ー


 空母=『鳳翔』『海鷹』


 戦艦=『大和』『長門』『榛名』


 重巡=『足柄』『羽黒』『利根』


 軽巡=『五十鈴』『矢矧』『酒匂』『北上』『鹿島』


 その他、駆逐艦や潜水艦など100隻あまりが健在。




 ー損傷ー


 空母=『天城』『葛城』『龍鳳』『隼鷹』


 戦艦=『伊勢』『日向』


 重巡=『青葉』『高雄』『妙高』


 軽巡=『大淀』


 その他駆逐艦など。


 であった。

 数だけで見ると、未だに多くの艦艇を有してはいたが、その多くが傷ついていたり、十分な装備を搭載していない状態であった。



「直ぐに動かせるのは、呉の第二艦隊ですが如何しますか?」


「第二艦隊を丸々投入するのはさすがに過剰戦力だろう。それに戦艦を木造船相手にそう何度も動かしてたら燃料消費が馬鹿にならんぞ。」


「出来る限り最小限の戦力に留めておきたいですな。これからの戦闘も考えますと、そう大きな艦隊を何度も動かす程、燃料の余裕も無いですし。」


 宇垣中将など始め数人が最小限の戦力を投入するべきとの意見を展開した。

 現在の日本にはレイネティアからの石油供給が僅かにあるだけで、とても長期戦に耐えられる程の備蓄量は未だ無いのである。


 しかしその一方で、連合艦隊司令長官の小沢中将が発言した。


「敵軍には竜母という、空母に似た船があると聞いています。つまり敵も洋上で航空戦力を運用出来るという以上、此方も空母が必要だと考えます。」


 小沢中将は空母の必要性を訴えた。

 ワイバーンの能力が低かろうと、海を航行する艦艇にとって航空戦力の脅威は以前変わらないのである。


 結局、その意見に賛同する者も少なく無かったため、議論は平行を辿ろうとしていた。

 だか、結果的に宇垣中将側が折れる形で、第二水雷戦隊の派遣と、それに加えて空母天城など数隻の大型艦が組み込まれる形での参加が決定されたことで会議は幕を閉じたのだった。




 



 バルバラス帝国・帝都バレル




 この日、帝都では皇帝の要請により緊急の会議が行われていた。

 赤を基調として所々が金で装飾された豪華な会議室内では既に各省庁の局長や幹部クラスが勢揃いしていた。

 急遽開かれた会議のため、事前情報も何も無いまま集まった幹部たちは、皆困惑の表情を浮かべて静まり返っていた。

 特に、いつもは人一倍見栄を張って大きな態度を取っている事で有名な軍務局長のヘルリングは、普段と違って妙に大人しくしていた。

 よく見ると顔色も少し青白くなっている。



「陛下が御入りになられます。」


 入り口の衛兵が言うと、室内の全員が立ち上がり姿勢を正す。


 ガダンッ


 扉が開かれると、皇帝バルバラス5世は足早に一番奥の豪華な席へと座る。

 皇帝が座ると、同時に皆も一斉に着席する。



「・・・これはどう言う事だ?ヘルリング。」


 皇帝は開口一番に、束にされた報告書類を手にして軍務局長を名指しした。



「い、いえ… 国籍不明の有力な敵戦力が…」


「そんな事は問うていない!!」


 皇帝は怒号を飛ばすと共に、握りしめていた報告書を投げ飛ばす。

 突然の怒号に皆額に汗を浮かべた。



「何故余に苦戦していると素早く報告しなかったのだ!ルイスの軍が壊滅したのは7日も前の事だぞ!」


「...情報の信憑性が薄かったことや、一戦況の報告を畏れ多くも陛下にする必要は無いかと…」


「これほどの大敗北を報告する必要がないだと?たわけがっ!戦争計画が大いに狂ってしまったではないか!!」


 皇帝は一呼吸の内に怒鳴り切ると玉座に腰掛けた。

 ヘルリングは変わらず青ざめた表情である一方、その他の者は話の内容が分からず、困惑の表情を浮かべていた。



「ふぅ、まったく。・・・資料を配れ。」


 皇帝が促すと各人に資料が配布された。

 皆おもむろに資料をめくっていたが、段々とその手が止まり、顔は驚愕の表情となっていく。


「軍が敗北ですと?!それもあの陸軍主力が」


 財務局長が驚きの声を上げた。

 それと共に皆の視線がヘルリングに集まる。



「ちょっと!貴方の所の軍に送ったザーラはどうなったのよ?まさか死んだんじゃ無いわよね?」


 魔導研究所所長のアルターネが問い詰める。

 だが、皇帝が手を挙げると皆黙り込んだ。



「・・・今日、皆を召集したのは他でも無い。資料に書いてある事は誇張でも偽りでもない。我が帝国軍侵攻部隊は撃破された。」


 皇帝が重い口調で語る。

 予想外の敗北に皆唖然としていた。



「・・・敗北の原因は何なのでしょう?」


 内務局長が疑問を口にする。

 それに対して、半ば放心状態のヘルリングに代わり、軍幹部が立ち上がり説明する。


「敵に王国軍とは別の軍の存在が確認されたのです。

 国籍は不明ですが、敵軍の攻撃は我が軍を上回る火力であったらしく、先鋒を勤めていたルイス閣下は部隊と共に戦死されました。

 後続のヴァイアス閣下も、敵へ夜襲を仕掛けましたが、直後連絡が途絶しているため、攻撃は失敗し全滅したと推測されます。」


「・・・そんなことが…。」


 帝国が勝つと疑ってもいなかった彼等の頭では、とても受け入れ難い事実であった。


「・・・そもそも、なぜ国籍が特定出来ないのだ?

 たとえ国籍を隠していたとしても、戦えば自ずと何処の国かくらい見当が付くのでは?」


 宰相が怪訝な表情で問いかける。


「いえ…それが、敵の使用している兵器類や攻撃魔法が、どの国の特徴にも当てはまらない物でして。報告によると、鋼鉄製で大砲を搭載した馬車が、馬も無しに自走して攻撃を仕掛けて来たと…」



「なんだその荒唐無稽な兵器は!そんなもの超大国でも無ければ持ってないだろう!」


「むしろ敵の正体は超大国なのでは?我が帝国軍を倒せる軍など、世界でも超大国しかあり得ません。」


 皆口々に感想を述べる。

 そんな中、内務局長が思い出した!という表情を浮かべて発言する。



「最近、帝国領内や属領周辺を飛び回る謎のワイバーンと何か関係があるのではないでしょうか?」


「緑色で異形の形をしたワイバーンか?報告では、現地の竜騎士団が迎撃に出たものの全く追いつく事が出来ず、魔力探知にも反応しないと聞いているが。

 それが此度の敵軍が放った物だと申すか?」


「可能性はあるかと考えます。

 それに超大国では、これに形のよく似た最新兵器があるとの噂も耳にします。」


 皇帝は少し考えた後、外務局長のリゼルに質問する。


「リゼル、超大国の動きはどうなのだ?最近の変化はあるか?」


「いえ…超大国は以前と変わらず此方の事には不干渉の立場でいます。軍を動かしたとの情報も入っておりません…、はい。」



 超大国の関与が疑われるものの、決定的な証拠が何もない状況では、どうすることも出来なかった。



「うーむ…。超大国の動きには依然として細心の注意を払え。それと王国内には再度密偵を放って情報を獲得するのだ。」


 皇帝は宰相に指示を告げる。


「分かりました。王国への侵攻作戦は如何されますか?」


「陸軍は一旦進軍を停止させよ、再度部隊を編成し、敵の情報を得てから侵攻は再開する。

 海軍は確かメリルに集めていたのだったな、準備が整い次第出撃せよ。

 もし相手が超大国だろうと、此方の圧倒的な物量で押し潰すのだ。あの精鋭艦隊ならやってくれるだろう。」


「・・・その場合、もしも敵が超大国でありましたら、本格的な戦争になりますが、宜しいのですか?」


「心配は要らん。奴等はディアス大陸の覇権を巡り、互いに牽制し合っている。どちらか一方と戦争になれば、もう一方と手を結べば良いだけの話だ。」


「畏まりました。」



「それとヘルリング。今度また余に報告を渋った時には、お前を絞首刑に処すぞ。」


「…しかと、心に刻んでおきます…。」




 こうして会議は終了した。

 帝国軍が敗北したとの報告はバルバラス帝国首脳部でのみ共有され、外部への流出は制限されるのだった。




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