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第4話 ミコの星

 デジタルネイチャー・サミットから数日が経過し、みいこは自身のVTuberとしての活動に対する思いを改めて見つめ直していた。

 サミットでの出会いと体験は、彼女に多くの刺激を与えたが、同時に自分の活動の意味や価値について深く考えさせられることとなった。

 そんな中、久しぶりにライブ配信を行うことを決意する。

 不安と期待が交錯する心情を抱えながら、配信の準備を進めていく。


 配信の前、みいこは自室でひとり、これまでの活動を振り返りながら、不安と希望を巡らせていた。

「私の配信を、誰かが待っていてくれるだろうか?」

「自分の声が、本当に誰かの心に届くのだろうか?」

 そんな疑問が頭をもたげる。

 しかし、静寂の中で、彼女は一つの決断を固める。

「私は私の言葉で、誰かの心に少しでも光を届けられるように配信をする。それが私にできること」


 緊張しながらもみいこはカメラの前に立つ。

 画面の向こうには見えない視聴者がいることを意識しつつ、彼女は穏やかに挨拶を始めた。

「こんばんは、夜鳴ミコです。久しぶりの配信になりますが、今日も一緒に楽しい時間を過ごせたら嬉しいな」

 そして配信が進むにつれて、彼女の心は徐々に温かいもので満たされていく。

 視聴者からのコメントや反応が、ミコにとって大きな励ましとなったのだ。


 そして、予期せぬ事態が起こる。yoichiという名のアカウントから、思いがけない大きな額の投げ銭が寄せられたのだ。

 その瞬間、みいこの心は複雑な感情に包まれた。

(あのyoichiさんだよね、こんなに大きな支援を、私は受けていいのだろう?)

 平静を装いとりあえず感謝を述べる。

 みいこの脳内は混乱状態だった。しかし、同時にその投げ銭は、彼女に新たな自信をもたらした。

 自分の活動が、少なくとも一人の人にとって価値あるものだと認められたという事実が、彼女の心を強く揺さぶった。


 配信を終えた後、みいこは深く感謝の気持ちを込めて、yoichiにメッセージを送ることにした。

『yoichiさん、今日の配信でご支援してくれましたよね。本当にありがとうございました。メタバースで再びお会いして、直接お礼を言わせてください』

 送信ボタンを押した後、みいこはほっとしたような、でもどこか期待に胸を膨らませるような複雑な感情に包まれた。


 yoichiからの返信が、彼女のVTuberとしての活動、そして二人の未来にどのような影響をもたらすのか、みいこは心からその答えを待ち望んでいた。

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