小鬼のダンス
怪奇な者達の大好物は人間の悲しみや嘆きの情念だ。
苦しみや憎しみならなお良い。命が途切れる寸前の人間の最後の思考は珍味である。
そして負の感情は新鮮な方がより美味い。
小鬼達は新鮮なごちそうにありつくために毎夜、人間界を歩く。
部屋の片隅で己の不運を嘆く男や、人間不信に陥った哀れな女の醸し出す情念を嗅ぎつけて、それらを喰らいに集まるのだ。
「見つけたよ」
と一匹が言えば小鬼達は我先にとその情念へ食らいつく。
漏れ出した情念をたどって行くと、アパートの一室にたどり着いた。
小鬼達はもっと近くで美味しい物をごちそうしてもらう為にぎゅうぎゅうと競い合いながら部屋の中に押し入って行った。
今宵の獲物はまだ若そうな女だった。
布団に横たわり、眠っている様子だが涙が浮かんでは頬を滑って落ちていく。
悲しい夢を見ているようだ。
「うっうっう」
と苦しそうな声が漏れる。
「ごちそうだね」
と小鬼が言った。
「うんうん」
女の周りに渦巻く情念に小鬼達は大喜びだった。
それは黒く深い、そして不快な感情の渦だった。悲しみの念も感じられるが、それよりも凄まじいのは憎しみの念。後悔の念。
「うわあ、美味しい!」
女の情念に齧り付いた小鬼が喜びの声を上げた。
「あ、ずるいぞ!」
と他の小鬼達も次々と食らいつく。
ごちそうのはずだった。
ベッドに横たわっている女の側には睡眠薬の瓶が転がっている。
見渡せば机の上に遺書らしき物も準備されている。
覚悟の自殺のようだが小鬼達には関係なかった。
死にかけの女が漏らす憎しみの情念が小鬼達には素晴らしい晩餐であるというだけだ。
「おいしいねー」
と一匹の小鬼が言えば、
「うんうん」
と隣の一匹が答えて、ひょいと手を上げた。
「あ、踊る気だなー」
「踊るよー」
あまりの美味しさに、一匹の小鬼が踊り出した。
「ずるいぞ!」
とその隣の小鬼も踊り出した。
するとその隣の小鬼が懐から笛のような物を取り出した。小さな口につけてピューと吹く。するとその隣の小鬼が背中に背負っていたバチのような物でベッドの枠をトントンとたたき出した。その隣の小鬼は歌を歌い出した。
そして一周回って、歌と踊りの宴会が始まった。
ザワザワと耳元がうるさく、そしてもの凄い頭痛に襲われて岸田佐枝子はふっと目を開いた。薄暗く、オレンジ色の照明が一つだけついている。ここが自分の部屋だとか、周囲が騒がしいとか、そういう事は頭になかった。
ただぼんやりと目を開き、頭が痛いなぁと思った。
眠る前に睡眠薬を飲んだのは覚えている。
佐枝子は目を開いたままぼんやりと天井を眺めていた。
何も考えたくなく、何もしたくない。
息もしたくなくなって、薬を飲んだのだ。
そのままじっとしているとかすかに笛の音が聞こえてきた。
トントントンと拍子をとるような音もする。
佐枝子は痛む頭を少し動かし、音のする方へ視線を向けた。
何かが踊っている。小さい人形みたいな者が歌いながら踊っている。
佐枝子は驚きもせず、ただぼーっとその人形のような者達が歌い踊るのを眺めていた。
小鬼達は楽しそうに歌えや踊れ、合間に佐枝子から流れ出る憎しみの情念をつまんでいた。
「あ、やばい!」
と笛を吹いていた小鬼の手が止まった。
佐枝子の視線に気がついたからだ。
笛が止まると、拍子も止まり、歌も踊りも止んだ。
「見つからないように言われてるダロ!」
「お前の笛がうるさいからだ」
「何を! お前の歌が……」
「いいのよ、もっと歌って踊って、この世のお別れに聞かせてちょうだい」
と佐枝子はかすれた声で静かにそう言った。
小鬼の歌と踊りは奇妙だが、何やら心惹かれる物がある。
「この世のお別れだってさ」
「どうする?」
「こんなごちそう滅多にないんだし、いいんじゃない?」
「そうだね。お姉さん、ごちそうの御礼に聞かせてあげるよ」
「ありがとう」
と佐枝子は少しだけ笑ってから、
「何がごちそうなの?」
と小鬼に聞いた。
踊っている小鬼の一匹が踊りを止めて、
「お姉さんの憎しみってやつ」
と答えた。
「憎しみ?」
「そう、お姉さんのえーっと、何だっけ、そうだ! 負の感情ってやつ。とっても美味しい! お姉さんからとっても黒い感情が溢れてて、それは俺たちのごちそうだから!」
小鬼の答えに佐枝子は唇を噛んだ。
「ええ、そう……とっても憎くて憎くて、悲しくて……どうしようもないから、もう死んでしまおうかなって……」
「ふーん」
小鬼は佐枝子の目の前で何かをつかむような動作をした。そしてそれを口に入れる。
ぺろっと小さい舌で口の周囲を舐めてから、
「やっぱり凄く美味しい! お姉さん、凄く凄く憎いんだね」
と言った。
佐枝子は身体を小鬼達の方へ向けて、毛布の端をぎゅっとつかんだ。
「そう、凄く憎くて憎くて……私、騙されて……ううん、騙されたなんて言えないかな。不倫なんてしてて騙されたなんて言っちゃいけないわね。でも、赤ちゃん……迷惑かけないように産むって言ったのにね……つ、突き飛ばされ……るなんて……思っても……みなかった……赤ちゃん……赤ちゃん、死んじゃった……」
佐枝子の瞳からぶわっと涙が溢れ、佐枝子はグズグズと泣き出した。
美味である憎しみの感情が一気に悲しみの感情に変化して、小鬼達は食べるのを止めた。悲しみの感情も食料には違いないが、誰かを呪って憎んで殺したいと願う憎しみの情念はごちそうの中でも珍味中の珍味。
珍味がなくなってしまったところで小鬼達の宴会もお終いのようだ。
「かわいそうにー赤ちゃんー」
「死んじゃったんだってさ」
「敵討ちだー」
「敵討ちなら鴉のあにさんに頼めばいいよ!」
歌い終わった小鬼とバチを背中に背負い直した小鬼が口々に言った。
「鴉のあにさん?」
佐枝子の問いに、小鬼は
「鴉のあにさんに頼めばフクシュウしてくれるんだよ!」
と自慢そうな顔で答えた。
「ねー」
「うんうん」
「復讐? ……鴉のあにさんはどこにいるの?」
「どこって?」
「どこに行けば会えるの?」
小鬼達は佐枝子を見て首をかしげた。
そのうち一匹がベッドの上から飛び降りると、残りの小鬼も後に続いた。
「あ、待って!」
小鬼は振り返りもせずに走りながら、徐々にその姿を消していった。
小鬼の姿は消えても佐枝子の耳の奥では小さな笛の音がずっと流れていた。
その音と一緒に、
「浅田はねークラウンにいるよ。青女房と一緒に」
という小鬼の声が聞こえてきた。
再び眠気が襲ってきて、佐枝子はそのまま眠りの世界に落ちていった。
「あの、すみません、この店に浅田さんという人はいますか?」
という佐枝子の問いにカウンター内に立ってグラスを拭いていたバーテンが顔を上げ、まじまじと佐枝子を見た。
「あの……」
この店でもう五件目だった。
佐枝子はクラウンという名の店を探して歩いた。
佐枝子は夢に見た小鬼の話を覚えていた。浅田という人物を捜し当てれば、復讐をしてくれる鴉のあにさんという人に会えるのだ、という事を心の頼りにしていた。
死に損ねた佐枝子には夢の中の小鬼の話にすがるしかなかった。
「あの! 店員さんかお客さんかは分からないんですけど……」
ふいっとバーテンダーが顎で店の奥を示した。
「え?」
カウンターの一番奥に男が一人座っているのが目に入った。
その横に寄りそうように着物姿の娘が立っている。派手な色の着物姿で、手には小槌のような物を持っている。あんな姿ではさぞかし注目を浴びるだろう思ったが、店の客は誰も彼女を見ていなかった。
バーテンが「ご注文は?」と言ったので、佐枝子は「ジンジャーエールを」と言い、カウンターの一番奥い座っている男の側に行った。
「あの……」
と声をかけると、さわやかな笑顔で男が振り返った。
茶髪に黒い細身のスーツ、優しそうな笑顔。
「何か?」
「あの浅田さんですか?」
「そうだけど」
「あの……あの……小さい鬼みたいな子達に聞いたんです……」
そう言ってから佐枝子は自分が何を言ってるのか分からなくなった。
小さい鬼なんて……いるはずがないのに?
急に不安になって、自分は頭がおかしくなったのだろうかと思った。
こんなオシャレな夜のバーで小さい鬼の話をし出すなんて。
「まあ、お座りな」
と言ったのは青女房だった。
やけにしゃがれた声でまるでおばあさんのような声だったので、佐枝子は驚いたが努めて顔には出さないようにした。
「はい」
佐枝子は素直に浅田の横に座った。
そこへジンジャーエールが運ばれてくる。
「小鬼から話は聞いてるでぇ。可哀想にな、騙された相手に赤ん坊まで……ほんな惨いこっちゃ」
と青女房が言った。
「え!」
佐枝子は青女房の方へ振り返った。
「どうしてそれを」
「女を騙して泣かす男は最低や、地獄に送ってやりいな。ほんな酷い男はさっさとあにさんに」
「青女房、ちょっと黙れ。消えてろ」
青女房の言葉を浅田が遮った。
「へえへえ、お邪魔しました」
そう言って青女房は佐枝子の目の前から姿を消した。
「!」
佐枝子の目はこれ以上なく大きく見開かれ、青女房のいた場所からやがて浅田に視線を戻した。
浅田はまた優しく笑って、
「復讐を頼みたいのかな?」
と言った。
「え……は、はい。そうです」
「小鬼が引き寄せられたのなら、あんたの怨みは本物だろう。だけど鴉の兄さんの刺青術はちっとばかりつらい。相当の覚悟をしていかないとね。あんたの方が命を落として、怨んだ相手はぴんぴんしてるという場合もあるから」
「そ、そうなんですか……」
「ああ、それだけの物を賭けないと復讐なんて成し遂げられない。生半可な思いなら止めといた方が良いよ。鴉の兄さんの所へ連れてってからやっぱり止めたって言われると俺が怒られるんだよね」
浅田はくすくすと笑った。
「止めません! 絶対に! お願いします!」
「それなりに金もかかるし、あんたの身体も酷使するよ。鴉の刺青術は」
「刺青術……」
「そう、まずはあんたの身体に鴉が選んだ刺客の図柄を刺青する。鴉の図柄は鴉が自身の呪力をエサに飼う怪奇な奴らさ。すでに小鬼と出会って話までしたあんたなら信じられるだろう? この世には信じられない者達ってのが存在するんだ。奴らはさ、人間の負の感情が大好きなのさ。あんたの憎しみの感情を嗅ぎつけて小鬼が現れただろ?
そんな怪奇な刺客を刺青の柄にして身体に入れるのはもの凄く痛いし苦しいだろう。だけど刺客はあんたの本気の怨念を吸い取った時に発動する。発動したらあんたは高見の見物をしてればいい。あとは刺客がやってくれる、あんたの目の前で憎い相手が滅びていくのを見てればいいさ。我慢すれば必ず結果は出る」
佐枝子は腕で自分の両肩をぎゅっとつかんだ。
自分の身体に施した刺青が復讐を?
「その気になったらここを訪ねてくればいいよ」
と浅田は名刺を一枚、カウンターの上に置いた。
刺青師 鴉の文字と住所が書かれてあった。
「やっぱり、あかんかったか」
鴉が言った。
目を引いたのは会社員が夜中に心停止で死んだという小さな記事だった。
三百万も投入して、自分が死んでしまってはしょうがない。だが、そのリスクはきちんと説明したはずだ。考える時間も与えた。すべて承知で鴉の所へ来たのだから、鴉に落ち度はない。
自分の精神力の弱さをきちんと把握していなかった依頼者の負けだ。
怨みを晴らす相手もぴんぴんしているだろう。夜分に苦しみもがきながら死んだ男に、死を望むほどに怨まれているなどと思いもせずにこれからも生きていく。
「さぞかし悔しいやろうけど、まあ、しゃあないな。人を呪うって事はそんだけリスキーな事や。疫病神もご苦労やったな」
そう呟いて、鴉は新聞をたたんだ。
すっと目の前に老爺が現れた。坊主の着用する法衣のような物を着ているが、ほころびと破れでぼろぼろである。頭もぼさぼさ、無精ひげも生え放題の汚らしい爺だった。
(あにさん、すんまへん、出番もなく終わってしまいよった……)
「しゃあない、依頼人が疫病神の毒気に耐えれんかったんやから。また頼むわ。ゆっくり休んでや」
(へえ)
疫病神はしょぼくれた感じでふいっと姿を消した。
鴉の肌にその柄を戻したのだ。
「お、お客様です」
助手の須藤が足を引きずりながら、顔を出した。
鴉はちらっと須藤を見たが返事をしなかった。
頬杖をついて、コーヒーカップを取り上げた。
「あの……」
「聞こえてる」
「す、すみません」
一瞬須藤は怯えたような顔をしたが、また怒られるのを恐れてそうそうに引っ込んだ。
ずるずると足を引きずる音が遠ざかって、やがて玄関から人の声がする。
須藤が客を作業場へ通したのだろう。
大抵の客は驚く。
須藤の化けもののような顔を見て酷く驚く。悲鳴を上げる客さえいる。
須藤は不細工な男だった。顔面が大きく平べったく、イボガエルのような顔をしている。
姿勢も悪く、足を引きずって歩く。
いつも鴉の機嫌を伺ってばかりの気の小さい男だった。
卑屈な気味の悪い男だが、鴉には必要だった。
須藤は呪いに失敗し、自らの身にすべてを被ってしまった失敗作品だったからだ。
「呪いに失敗するのは本人の意志が弱いからや。憎うて憎うてしゃあない、命かけて復讐したい、今はそう思うてるかもしれんけど、実際、相手を殺すほどの呪いはよほどの我慢がいる。人間、そうそう我慢強うないで。泣いて、もうやめる、いうんが関の山や。実際、ここにいる化けもんがその失敗のなれの果てや」
そう言って鴉は須藤を客に見せる。
客は驚いて須藤を凝視する。
「このおっさんはまだましやで。命まで落とさんかった。でも、失敗は死につながる。憎い相手はぴんぴんして、あんたが死ぬことになる」
大抵の客は迷うような表情を見せるが、鴉の次の言葉で決断する。
「そんかわり、成功したら面白いもんが見られるで。殺してしまいたい憎い相手の最後を高見の見物っちゅうやっちゃ。俺の刺した彫りもんがあんたに最高の夢を見せてくれるで。今までの地獄の日々にさよならする最高のショーや。そんで次の日、新聞見てみ。笑いが止まらんで」
鴉の笑顔に魅せられて、客はうなずく。
大枚をはたいて、命を賭けた復讐劇が始まるのだった。
その日の客は若い女だった。適齢期頃のOLだろうと鴉は想像した。
クリーム色のスーツに、ナチュラルなメイク、どこにでもいそうな娘だった。
高価なブランドバックをしっかりとつかんでいる。
須藤に勧められて佐枝子はおずおずとソファに腰をかけた。
鴉の仕事場をきょろきょろと見渡す。
二十畳ほどはある、広い作業場だった。
女は窓際に置いてある、寝台と機械類を眺めた。
そして鴉が部屋に入ってきた。
「どうも」
と言う鴉を佐枝子は見た。須藤を見た時よりも衝撃だった。
鴉は想像範囲を超えた綺麗な男だったからだ。
だが佐枝子が頬を赤らめる事はなかった。端正な顔立ちは酷く冷たい顔だった。
その視線が佐枝子を見た瞬間に彼女はぞくっとした。
それは本能が訴えたものだった。この男は酷く危険だ、と何かが頭の中で囁いた。
部屋の温度が下がったような寒気がした。
一瞬、今すぐ走って逃げたいと思ったが、佐枝子は我慢した。
「ど、どうも。岸田と申します」
佐枝子は立ち上がって、おどおどと一礼をした。
鴉はドスンと向かいのソファに座って、
「で、どんなんやりたいの?」
と聞いた。
「あ、あの……」
佐枝子は口ごもって鴉を見た。
長身ですらりとした手足。しかし、半袖のTシャツから出た腕は余すところなく刺青が施されている。五本の指先も首も耳の後ろも。
肌が見えるのは顔だけだった。
「あの、浅田さんに聞いてきたんですが」
と佐枝子が言った。
鴉は「ああ」、と言った。
小鬼に聞いた事は鴉には内緒にしてやって欲しいと浅田に頼まれたので、佐枝子は小鬼が深夜に佐枝子の部屋に来た事は言わなかった。
夜中に抜け出して食べ歩きしているのを鴉はいい顔しないそうで、見つかったら酷く怒られるらしい。
「そっちは高いで。あんたいくつ?」
「二十九です」
二十九才……金をしこたま貯めてそうやな、と鴉は思った。
「男に振られたからとかそういう理由やったら、やめといた方がええで。金も時間も無駄や。次の彼氏見つけたがええ」
「……どうしても怨みをはらしたい理由があるんです」
と佐枝子は言った。
どうして鴉が止めるのか理解出来なかった。鴉にしたら客のはずで、金のはずだ。自分の覚悟を見極めているのかもしれない、と佐枝子は考えた。
浅田が言っていたように生半可な気持ちでは成功しないのだろう。
かたっと音がして、須藤が盆を手にして入ってきた。
かちゃかちゃと震える手でテーブルに二人分のコーヒーを置いた。
そこで鴉はいつも客に言うセリフを繰り返して言った。
失敗のなれの果ての須藤を見て、佐枝子は怯えたような顔になった。
さらし者の須藤は悲しそうな目で佐枝子を見て、
「わ、わしもやめた……方が、え、ええと、思います。あんたは……まだ若い……」
「消えろ。辛気くさい」
須藤のセリフの途中で鴉が言った。
「す、すんません」
盆を手に須藤はよろよろと出て行った。
「ま、あんなふうになる危険もあるっちゅうこっちゃ」
と鴉は言った。
同じやるならば、男の肌よりも、若い女の肌の方がやりがいもある。
怨みを晴らしたい層は老若男女様々だが、数でいえば圧倒的に中年の男が多い。
おっさんの汚い背中に彫りものをするのにも飽きた所だ。
鴉は最後のセリフを言った。
「まあ、成功したら笑いが止まらんけどな」
一瞬だけ見せた鴉の笑顔は効果覿面だった。




