66 もう22才
テツさんは、シルダファンを手に入れ、並行魔法術式起動改を扱えるようになってから、”勇者試練のダンジョン”攻略に励みだしたわ。
私もテツさんに合わせて”勇者試練のダンジョン”でレベル上げをしていたの。
まあ、レベル上げだけじゃ飽きちゃうので、観光に行ったり、愛美が経営している遊園地や旅館に行ったりして、少しは楽しんでいたけどね。
また、結構月日が経ったある時だったわ、7000台の魔族がテツさんを名指しで探しながら町を襲い始めたの。
数年前に”魔獣大陸”でテツさんが戦って引き分けになった魔族らしいわ。
そして、テツさんはその魔族ガモンが魔将軍じゃないとわかったとたん、あっさり倒しちゃったのよ。
といろいろあったりして、私とテツさんはこの世界で暮らしてきたわ。
◇
ある日、愛美は経営している遊園地の脇に、泡ぶろを作ったから来るようにと招待状が来たわ。
テツさんは来ないと言うので私だけ愛美と泡ぶろに招待されたの。
その日は愛美が貸し切りにしてくれたわ。そう言えば愛美と会うのは久しぶりね。
大きな湯船の中は泡がジェットで出ていたわ。
私はそこに入って疲れを癒したの。
「真美子さん、しばらく見ないうちに、胸大きくなりましたわね。」
「ええ、結構大きくなったわ。愛美さんも大きくなったわね。」
「でも、わたくしのは垂れてきてしまって。少し気がめいっているのですわ。」
「でも、大きいの好きな人多いじゃない。大丈夫よ。」
「そうね。」
私と愛美は風呂から上がり、自動マッサージ機へ向かった。このマッサージ機も過去の異世界人が作ったものみたいわ。
その途中で、愛美を見たの。
胸が垂れてきちゃっているわ。もう少しすると、ちょっとまずいわね。
そして、鏡があったので自分の顔を見てみたわ。
あ、目じりに皺が出てきた。目立つ。お肌も今お風呂に入ったの18才の頃とはもう違う。
そう言えば、私と愛美はもう22才の年齢。
私達がこの異世界に来た時から4年の月日が流れている事になるわね。
それに対して、テツさんは、あった頃のまま、それに最近生き生きしているので若返った印象も受けちゃうの。
このままじゃいけないわね。あまり時間をかけるとテツさんに若さで負けちゃうわよ。
そうよ、早めに魔王を倒さなくちゃ。
そのあと、自動マッサージ機を掛けた後、愛美にお礼を言って宿屋の部屋に帰ったわ。
◇
今、私は宿屋の部屋にいるわ。
そしていろいろ考えていたの。
”魔王を倒すのにレベル幾つくらいあればいいのか”とか。
”このミッションに参加するとき、魔王のレベルは固定で魔王LV6660という話だからLV8000あれば十分かな”とか。
結局テツさんに聞いてみることにしたのわ。
あ、テツさんが帰ってきた。
「テツさん、魔王って、ミッション参加時に神様から言われたんだけど、魔王のレベルは固定で魔王LV6660なの。」
「へえ、固定でLV6660か、そりゃ楽かもな。」
「楽じゃないわよ。そのレベルにたどり着くのにどれだけかかると思ってるの?私だってテツさんがいなかったら、まだLV2000もいって無いわよ。」
「そ、そうだな。」
「それで、魔王を倒すのにはどのくらいのレベルが必要だと思う?」
「俺だったらLV9999かな。」
「それはテツさんだからでしょ。一般的な考えで答えてよ。」
「分かった。そうだな。LV8000あれば安全に倒せるかな?」
「そうねLV8000位がいいわよね。」
「そうだな。」
そう言うわけで、私は、LV8000を目指し、”勇者試練のダンジョン”で必死にレベル上げをするようになったのよ。
◇
そして、LV8011になる頃には、私は22才後半になっていた。
これ以上年を取るのは御免なので、四大魔将軍の残り3大魔将軍を倒しに行ったわ。
ゲルダーLV3420 ドラゴンの魔将軍
ミッセイラーLV3890 剣の魔将軍
カムハンダLV3671 魔法の魔将軍
剣の魔将軍と魔法の魔将軍は同時に戦闘になったからちょっと辛かったの。
ドラゴンの魔将軍は龍神変化が厄介だったわ。
でも結局、この3体を倒したの。
レベルを上げただけあってケガが無く倒せたわ。
そして、いよいよ魔王レオナスとの戦いよ。




