57 人魚をナンパ講習編
今日は、吹雪裕也と午前中10時頃に、この浜辺で待ち合わせよ。
吹雪裕也は成功したかしら?でも、吹雪裕也ってあの後よね。魚臭そう。
私達が浜辺で待っていると、吹雪裕也がやって来た。何故か肩を落として歩いていたの。
テツさんが吹雪裕也に近づき小声でごにょごにょ話し始めたの。
私に聞かれちゃまずい話なのかな?
テツさんは私の所に来て小声で言ったわ。
「裕也は夜の運動テクニックがいまいちだったんで、ブルーダイアモンド取ってきてもらえ無かったんだ。」
私も小声で返したの。
「そうなんだ。でも中央国家では、6人もはべらしてたわよ。」
「たぶん勇者だったからだな。肩書きであの6人の女性は寄ってきたんだろう。聞いた所、人魚は気持ちよくならなったみたいだ。」
「そうだったの。テクニックないんだ。」
「ああ、それで見本を見せたいのだけど、協力してくれない?俺が真美子の治療の後にやるマサージでいいから。」
それって、テツさんが私をマサージしてるところを吹雪裕也に見られちゃうの?
「嫌よ。それにマッサージって、あれでしょ、あのいやらしい大人のマッサージ。」
「ま、まあ、そうだけど、いつも真美子は喜んでるじゃないか。」
なによ、それじゃ私がせがんで、そのマッサージしてもらってるみたいじゃない。
「な、なによ。テツさんが楽しそうだから、いつもまな板の上の鯉になってあげてるんじゃない。次からさせてあげないわよ。」
と言ったらテツさんは、必死になって言ったわ。
「そ、そうだ。俺が悪いんだよ。だからごめん。次もやりたい。」
テツさんがそこまで言うのなら仕方がないわ。それにあのマサージすごく気持ちいいんだもの。
「じゃあ、仕方がないわね。次からもしてもらうわ。」
「ところで、見本で見せるのはやってくれるかな?水着でいいからさ。」
水着だからとかじゃないわ、テツさんのマッサージ自体がノクターンよ。
「嫌よ。」
「うーん、仕方がない。」
一応くぎを刺しておきましょう。
「愛美とかでやっちゃダメよ。」
「え、ああ。」
◇
ということで、宿屋の別の1部屋を借りて、テツさんのマッサージの見本と講習が行われたの。
その部屋はベットが2つ並んでいるわ。
片方のベットをテツさん。もう片方のベットを吹雪裕也。
そして、テツさんは自前でさっき作ったゴムゴーレムで、吹雪裕也は6人いた取り巻きの一人が水着を着てベットに寝ているわ。
「それじゃ、裕也。俺のやっている動作を真似するんだ!」
「はい.師匠!」
テツさんの実演が始まった。
それを真似て、吹雪裕也が手を動かす。
なんか、これ見てるの嫌だわ。
テツさん、何ゴム人形にお熱あげてるの。これじゃゴム臭くてテツさんに抱き付けないわよ。
そろそろ、吹雪裕也のベットの子、いい顔になって来てるわ。
あ、テツさんなにそんなにひっくり返したりして、私されてないわよ。何のマッサージよ。
今度やってもらおうかしら。
・・・・・・
と長々とテツさんのマッサージ講習が終わったの。ちょっと私も熱くなっちゃった。
吹雪裕也の所の女の子はのびているわ。気持ちよかったみたい。でもテツさんの方がやっぱりすごいわね。あんなものじゃないもの。
「師匠!オレ自身が付きました。明日こそはブルーダイアモンドを人魚に取ってきてもらいます。」
「そうか。頑張れ!」
「はい。」
そして、吹雪裕也と女の子は手を繋いで帰りました。いいな。
「真美子、せっかくだからマッサージしてあげようか?」
とテツさんが言いながら近づいて来たので、匂いを嗅いだらゴム臭かったの。
「そのゴム臭いのじゃいやだからね。」
「ご、ゴム臭いか!」
「そうよ、ゴム臭いわ。風呂に入ってよね。」
「わかった。」
「後、あのゴムゴーレム邪魔だから片付けてよ。」
「わかったよ。」
テツさんはしぶしぶとゴムゴーレムをかたずけて、部屋のお風呂を使ったわ。
お風呂から出てきたテツさんの匂いを嗅いだら、少しまだゴム臭かったけどこれなら大丈夫ね。
だって、あんなの見せれれてら、ねぇ。
「テツさん。マッサージしたい?」
「え、いいの?真美子。」
「ええ、もう2人きりだから。」
「ヒャッハー!」
「もう、テツさんはしゃぎ過ぎよ。」
「え、ああ、じゃあ、そこに。」
「そこじゃダメよ、私達の部屋に戻りましょ。そこゴム臭いから。」
◇
数日後、吹雪裕也は見事にブルーダイアモンドゲットを数個ゲットしてきたのよ。
これで、あとは竜の国でレッドダイアモンドね。




