54 海 2
お茶の後、一応私のウエットスーツのテストをする事になったわ。
私はホテルの部屋で、ウエットスーツを着たの。
とても、伸縮性の良い生地で、着心地も良く、魔法がかかっていて結構な防御力もあったわ。
着替えた後、テツさんは私をお姫様抱っこして、飛行魔法で沖に連れて行ってくれたの。
そして、背中にポンプの様な器具を付けて、テツさんと海の中を散歩したわ。
海の中はとても透き通っていてサンゴとかが綺麗だったの。
小魚の群れも沢山泳いでいて、とてもいい眺めだったわ。
これだけでも来たかいがあったというものね。
◇
夕食の後、みんなで夜の海岸を歩いたのよ。
「テツにゃん、あそこの屋台の焼きイカ食べたいにゃん。」
「おお、美味しそうだな。さっき食べたレストランの豪華な料理とは、また違ったジャンクな味がしそうだ。」
ミミさっきあれだけ食べてまだ食べるの?まったく。
そう、人が一杯で屋台も出ていて、全然ロマンチックじゃ無かったわ。
恋人のビーチもカップルが一杯で、雰囲気がまるでなかったの。
結論としては、花火でも良かった感じよ。
「真美子さん、だから言ったのですわ。花火って。」
「愛美さん、知ってたんならちゃんと説明してよ。」
「真美子さんが意地張るのがいけないですよ。」
「意地なんて張ってないわよ。」
まあ、テツさんと2人だったらすぐ部屋に直行になったわね。
あ、目を離した隙に、ミミとアンめ。
「テツにゃん、あーんにゃ。」
「テツ、アタイのホタテの串焼きもあーんだ。」
「おお、あーん。」
「ちょっと、ダメよ。あーんは私がするから。」
遅かったわ。テツさんは、あーんして食べちゃったわよ。
もう、いつも”あーん”には弱いんだから。
ちなみに、家で私がテツさんに”あーん”してあげると、いつの間にか口移しになっちゃうから、外では控えてるの。
◇
その晩は、愛美達が私たちの部屋に来たの。
アンが荷物を沢山を抱えてテツさんに近寄ったわ。
「お、テツこれいい酒があるんだ。みんなで飲まないか?」
ちょっと、これから2人の愛の時間が始まるのよ。せっかくのお泊まりなのよ。
「おおこれは、この地元の蒸留酒か?5年寝かしてコクが出ている奴だな。」
あ、テツさんなんか乗り気になっちゃたわ。
「そうよ。テツ、詳しいな。」
「帰り買っていこうと思ってたんだよ。」
「さ、アタイと飲もう!沢山もって来たんだ。」
「おお。」
「ちょっと、テツさん。ダメよ。」
と私が言ったのだけど。みんなズカズカと入ってきたの。
「真美子、コップ出して。」
「テツさん、コップじゃないわよ。早く追い返してよ。」
「真美子、飲もう。もう20才じゃないか。」
そう、もう異世界に来てから2年以上経ったの。もう日本でもお酒が飲める年になっちゃたわ。
「私はあまり飲まないから。」
「真美子、たまにはいいだろ。俺も日ごろは飲んでないんだから。」
そうね、テツさんは日ごろも飲んでないわ。本当はお酒好きなの我慢してたのかしら?
「わかったわ。ちょっとだけよ。」
と、言ってしまってから後悔したわ。
みんなが飲み始めてら、愛美が初めに酔っちゃって、
「テツさまあ、わたくし~、テツさまのためによるの運動テクニックを本で勉強したのですわ~。」
「え、よるの運動テクニックだと!」
ちょっと愛美何言いだしてるのよ。
「わたくし~、しょじょですけど、がんばりますう。」
と愛美は脱ぎ始めたの。
「ちょっと愛美!ダメ!」
と私は愛美に服を着させ始めたんだけど、今度は、アンとミミまで
「アタイもぬぐ!」「ミミも!」
2人も脱ぎはじめ、テツさんは、いやらしい目で見始めているわ。
私は、余りまだ飲んでなかったのでいい考えが浮かんだわ。
そうよ。みんな酔いつぶしちゃえばいいのよ。
「みんな!脱ぐのはストップよ。これから一番お酒を飲めた人が脱げるって事にしましょ。」
冷静に考えたら、良くわからない理屈を言ってしまったわ、やっぱり酔ってたのかしら。
「わかりましたわ~。」「わかったにゃ。」「アタイが一番多く飲めるぞ。」「おおそれいいな。真美子」
でも、みんなそれに乗ってくれたわ。
って、テツさんは勝っても脱がなくていいから。
それから、お酒の飲み比べが始まり、愛美、ミミの順で倒れて行ったわ。
アンはさすがで、テツさんといい勝負なの。
でも、テツさんはかなり酔っているわ。
聞いた話だと男の人って飲ませすぎると立たなくなるそうじゃない。
これでもう、愛美達と間違いは起こらないわ。
「アタイのかちだ~。」
とアンは、ついに倒れた。
残るはテツさんのみよ。
「真美子、あまり飲んでないように見えるんだけど。」
「え、もう、限界よ。」
「酔ってないじゃないか。」
テツさんは酔っぱらいすぎでしょ。
「さ、もうテツさんも寝ましょ。あっ!」
私をテツさんは引っ張て抱き寄せた。
「んん!」
唇を奪われたわ。
え?液体が入ってくる。これお酒よ。
「んんんんぐっ!」
私は、それを飲んじゃったわ。
「さ、真美子。」
と見ていると、テツさんはまた口に酒を含み私の口へ。
「んん!」
「んんんんぐっ!」
「ぷは。」
そして、また飲んだの。更に続けざまにキスをされたわ。
「ん!」
テツさんの舌が入ってくる。
ぬちゃ。ぬるん。
「んんん!」
私もお酒のせいもあって、テツさんに抱き付いて舌を舐め返す。
ねちゃ!にゅるん!
「んん!」
しばらくテツさんと抱き合って、キスをしたの。
「んんん!」
・・・・・
途中で、テツさんは寝てしまったわ。
もう、テツさんたら。
私もそのまま、寝ているテツさんに抱き付いてして寝てしまったの。
朝起きたらテツさんは私の胸で寝ていたわ。
今度は2人で飲みましょう。テツさん。
周りを見渡すと愛美達も近くで寝ていたの。
さあ、帰ったら、人魚のハートをキャッチするため”冒険者ギルドにイケメン募集”って依頼出さなくちゃ。




