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女勇者:真美子  作者: コクテン8
2人造聖剣
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45 愛美のレベル上げ

人造聖剣の材料、5種類のダイアモンドを手に入れる為、各地を回らなくちゃいけないのだけど。

愛美達をレベル上げさせる契約があるから自由に出かけられないの。

市場に5種類のダイアモンドが出回ってないか確認したけどとても高価で買えないわ。


それで愛美達と相談することにしたの。


そして、今、私とテツさんは、愛美の豪邸の応接室にいるのよ。


本当は、愛美達をレベル上げさせる契約を休止にして、出かけるという手があるのだけど、私としては、人造聖剣の材料を探しに行くという口実で、その契約をそろそろ打ち切りたいのよ。

何故かって言うと、毎回愛美はテツさんに色目使うし、テツさんはデレデレするし、このままだと、いつか間違いでも起きちゃいそうだからよ。


「愛美さん。それで、レベル上げはいつまで行うんですか?」

「そうねぇ、このままずっとじゃ駄目でしょうか?テツ様。」

「まあ、俺はかまわないけど。」

「テツさん!」


まったく、テツさんは何言っているのよ。


「そんな。おこった顔するなよ。真美子。」

「とにかく、私とテツさんは、人造聖剣の材料を集めに行くから、愛美さん達のレベル上げの仕事を終了するか、レベルの限度を決めてもらわなくちゃ困るのよ愛美さん。」


そうよ、休止とか言わないで契約終了よ。


「わかりましたわ。それでは、私のレベルがLV1500以上に成りましたら一旦休止でお願いしますわ。」


む、愛美め、さりげなく休止とか言ちゃってるわ。


「愛美さん、LV1500の理由は何?それと、終了じゃダメなの?」

「LV1500は、中級魔族を撃退できる最低のレベルだと思うからですわ。それと、魔族達はこれからも力を付けるかもしれないので、その聖剣の材料集めが終わりましたら、またお願いします。テツ様。」


くっ、理にかなっているわ。


「真美子、それならいいだろ。」

「わかったわ。それでいいわ。」


愛美はとてもニコニコしてテツさんを見つめていたわ。気をつけなくちゃいけないわね。




次の日。


朝起きたら、テツさんが私に相談してきたの。


「真美子、愛美さんのレベルをLV1500にするには結構かかる。それでは、人造聖剣の材料探しが進まない。」

「ええ、そうよ。でも、テツさんが結局引き受けたんじゃない。」

「まあ、そうだけど、断れないじゃないか、実際魔族が襲ってくる可能性があるんだから。愛美さんのレベルじゃ、まだまだ辛いよ。」


それ言われちゃうと、反論できないわよ。


「そうね仕方がないわ。」

「で、約束は、愛美さんをLV1500にするんだから、アンさんとミミさんのレベル上げを休止して、愛美さんのレベル上げを優先させたいんだ。」


確かに、その方が速く済むわね。でも、それだとテツさんが愛美に付きっきりじゃない。テツさんが愛美の誘惑に負ける恐れも出てくるわ。

なるべく、愛美とテツさん、2人だけじゃない方がいいわ。


「でも、愛美さんがそれを承諾するの?アンさんとミミさんも一緒の方が彼女たちの1日の疲れも減っていいと思うわ。」

「承諾させるさ、あと、愛美さんのレベル上げの補助の半分を、真美子にやって欲しいんだよ。」

「補助?いつもの危なくなったら助ける役の?」

「いや、今度から午前中は俺がサポートで、午後は俺無しで、真美子と愛美さん2人で、”勇者試練のダンジョン”に入って欲しい。」

「え、つまり、私がテツさんの代わりをするってこと?」

「そうだ。そしてこれが以前ダンジョンで見つけた”回復の指輪”。これを使えば、回数はともかく、俺と同じ最上級回復魔法が無詠唱で使える。」

「え、そんなアイテムがあったのね。」


でもどうして、”回復の指輪”隠していたのかしら?


「半年前にはもうあったんだよ。で、この指輪を真美子に渡すから、俺と同じ作業を愛美さんにやって欲しい。」

「分かったわ。でもどうして、この”回復の指輪”隠していたの?これがあれば、もっといままでの戦いも楽に出来たと思うのだけど。」

「これがあったら、俺が真美子の傷を治せないだろ。」


とテツさんは、目線を逸らしながら答えたの。


そうね、これがあると、テツさんは治療のあとの楽しみが無くなっちゃうものね。

その楽しみって言うのは、テツさんが治療の後に、私に行うマッサージよ。大人のマッサージなの。他もあるけど。


「そうね。今後も私の傷は、なるべくテツさんに治療してもらうわ。」

「そ、そうか。」

「そうよ。」


すると、テツさんは、私を見つめ言ったわ。


「そうすると、真美子って、いつも傷の治療の後に行う、マサージとか楽しみにしてたのか?」


え、そうすると私がエッチな子ということになっちゃうじゃない。


「そんな訳ないでしょ。もう。」

「そ、そうだよな。」

「そうよ。」



そのあと、テツさんからいろいろアイテムをもらい、その使用法を教えてもらったわ。その中にはMP自動回復の指輪もあったの。

そして、愛美に連絡を取り、愛美だけをレベル上げさせることになったのよ。


次に日から、午前中はテツさんが愛美をサポートで、私が倒した敵の素材集め、午後は私が愛美のサポートで、テツさんが倒した敵の素材集めというふうに、愛美のレベル上げを行ったわ。



そして1週間後、テツさんは私に、しばらく愛美のレベル上げを任せるって言ってきたの。


「私に、愛美さんのレベル上げの仕事を任せるってどういうこと?」

「俺は、真美子にその仕事を任せている間に、もう少しダンジョンでレベルを上げてから魔獣大陸に行き、ブラックダイアモンドを取って来る。」

「え、テツさん、何で私と一緒に行かないの?」

「魔獣大陸はロドリゲベルクさんからも聞いたように、魔族がレベル上げに使うエリアだ。魔族と遭遇すると危険なので、真美子を連れて行けない。」

「でも、テツさん1人じゃ危険よ。私がレベルアップするまで待っていてよ。そして2人で行きましょ。」

「えーっと実は、レベル上げの補助にちょっと飽きてきたんだ。それに、レベルもっと上げてから魔獣大陸に行くから、今回は見逃してくれよ。真美子。」


なんだそうなの。飽きたのね。そうよね、私もサポートやってると暇だもの。


「わかったわ。でも、条件があるわ。」

「どんな条件?」

「テツさんがどの位レベルアップしたか、毎日認識阻害の指輪を取って私に見せて。後、浮気しないこと。」


そうよ、テツさんのレベルを確認すれば、魔獣大陸に行っても安心だもの。


「分かったよ。ついでに、夜のサービスもつけるか?」

「もう、テツさんたら。」



そして、次の日から私一人で愛美のレベル上げのサポートをする事になったわ。愛美はかなり不機嫌になったけど、結果的にテツさんから愛美を離すことが出来て良かったわ。


もちろん、テツさんはいつもボロボロで帰ってくるようになったのよ。



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