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女勇者:真美子  作者: コクテン8
1女勇者への道
43/74

42 魔族が攻めて来た 3

<吹雪裕也視点へ>


オレは今、女魔族バムラーカという魔族に一騎討ちを挑んだ。


女魔族ハムラーカはLV1381、対してオレはLV718


どう見ても勝てない。しかしオレには奥の手がある。


魔獣合体だ。


体に負担があるので使いたくはないが、そうも言っていられない。

問題は、魔族ガベガラナルだ。

魔獣合体を使って、女魔族ハムラーカを倒した後のオレは消耗している。連続して戦うのはきつい。


しかし、何故かテツさんと真美子さんを見ていると何とかなりそうな気がする。

なにせ、オレが囮になるから、逃げてくれと言っても、一緒に戦うと言った。そう、余裕が見受けられた。

テツさんはあの転移もある。いざとなれば逃げられるからであろうか?


まあ、オレは勇者だ。何とかして見せるさ。勇者は奇跡を起こすんだぜ。

実は、オレも神様からもらった特殊転移があるから、いざとなったらいつでも逃げられるしね。


オレは、目の前の魔族に向き合う。


「それじゃ始めようか。」

「ええ、でも貴方、私のタイプよ。下僕になる気は無くて?」

「あいにく、オレは同い年の女性がいいんだ。」

「そう、じゃ、死になさい。」


女魔族ハムラーカは、口から炎を吐いた。


ゴオオオオオオオオ!


その炎は、ファイアストームより高密度で広範囲だった。


俺は、事前に唱えておいた、上級魔法防壁で防御をしながら、魔獣を召還した。


オレの背後に召喚魔法陣が現れる。


そして、3本の角の生えた黒い獅子が現れた。その獅子は暗黒の炎を纏っていた。


「魔獣合体!」とオレは呟く。


ガオオオオオオオ!


と黒い獅子がオレと合体していく。


オレの顔が獣に変わり、体のには獣毛が生えそろう。そして暗黒の炎は物質化して黒い鎧を形成した。


オレのレベルは、LV1822だ。そして、オレは剣に聖闘気をみなぎらせる。


上級魔法防壁が解けた瞬間に、女魔族ハムラーカが魔剣で切りかかってきた。


「死ねー!」


ザン!

ガキン!


オレは、受けた剣を切り返し、ガオオオオオオオ!」と吠えながら、連続で女魔族ハムラーカに叩き込んだ。


ダダダダダダダダダダッダダダダ!

ギギギギギギンンン!

ぶしゅぶしゅぶしゅぶしゅ!


オレは、女魔族ハムラーカの左腕と右足を切り落とし、全身血だらけにした。


「止めだ!」


とオレは全身の力を込めて切り込んだ。


ガギン!


しかし、オレの渾身の一撃は止められてしまった。


いつの間にか、魔族ガベガラナルがオレと女魔族ハムラーカの間に入って剣を受けたのであった。


「それ以上は困る。ワシの妻なのだ。」


バン!


オレは弾き飛ばされた。

そして、体勢を立て直す暇もなく、オレは切り刻まれ地面に叩きつけられた。こいつ強い。


魔族ガベガラナルが倒れて動けないオレの前に立って言う。


「少年強かったぞ。最後に見せてやろうワシのレベルを。」


と言って認識阻害の指輪を取った。


魔族ガベガラナル LV2459


それを見て、俺は転移で逃げようと考え始めた。


魔族ガベガラナルは更に話す。


「今、切ったときに、ワシの呪剣でマーカーを付けたから転移とかで逃げても無駄じゃぞ。」


なん、だと!


オレは焦った。


しかし、見ていると、どうやらテツさんの方を警戒しているようだ。


オレに止めを刺すのに、動きが止まっている。



そしてすぐに、オレの前へ輝く妖精の羽根を持った女性が現れた。

後ろから姿なので顔は分からないがピンクのビキニ姿だった。



◇◇



<真美子視点へ>


「テツさん!吹雪裕也が吹き飛ばされたわ。」

「お、魔族ガベガラナルLV2459だってよ。」

「え、そんなにレベルがあるの?上級魔族じゃない。」

「ああ、でも妖精合体なら大丈夫だな。」

「え?」

「真美子、妖精合体だ!早くしないと裕也が死ぬぞ。」

「テツさんは、行かないの?」

「いいから、いい実戦訓練だ。」

「もう。」


テツさんがシルダファンLV2491を呼ぶ。


「シルダファンさん合体お願い。」


ブアアアアアアアンン!

ぱぁあああああああああんんんんん!


と私の周りに上級魔法防壁が出来て防御が整う。そして同時に私の全身が光りシルダファンと合体した。


私は背中に羽が生え、全身光に覆われる、髪の色は金色になったの。


そして、周りの上級魔法防壁が解けた。


私は、妖精女王真美子シルダファンLV2670になったわ。でもやっぱり服は脱げて丸裸なの。


「はい、真美子」


テツさんは、ピンクのビキニを渡してくれた。

素っ裸の私は、急いでそれを着用して、瞬歩で吹雪裕也の元に向かった。


後から考えたのだけど、別にビキニじゃなくても、変身時に下に脱げた服でも良かったのよね。でもそれだと着るのに時間がかかるわね。




「さあ、今度は私が相手よ。」

「む!」


私は吹雪裕也を庇うように立った。


「珍しいのう。妖精合体か。」

「そうよ。覚悟しなさい。」

「これは奥の手を出さねばな。」


と言いながら、魔族ガベガラナルは、大量のエアカッターを無詠唱で放って来た。


シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュン!


私は覇者の剣ロドリゲベルクⅡを数回振りこれを霧散させる。


魔族ガベガラナルは、私が大量のエアカッターに対処しているうちに、魔法陣を発動させた。


魔法陣から金色のバトルスーツみたいなものが出て来て魔族ガベガラナルは装着した。


私は覇者の剣Ⅱで切り込んだ。


スカッ!


凄い速さで避けられた。

そして、魔族ガベガラナルが剣を振って私に迫る。


速いわ。今の私を超えるスピードよ、あのバトルスーツの性能ね。


ガキン!


私はかろうじてこれを受ける。

そして、私は覇者の剣Ⅱで切る。


スカッ!


また避けられた。


ガキ!


そして、また、防御して剣を受ける。


しばらくこの繰り返しになった。

そして、私の体中浅い傷が出来て、血がにじんでいた。


「ふはは!手も足も出まい。小娘!」


と魔族ガベガラナルが叫びながら攻撃をしてくる。


くっ!これじゃじり貧よ。でもようやく目が慣れてきたわ。このくらいのスピードならこの間”勇者試練のダンジョン”で戦った敵より少し早いくらいだわ。


私は”左手に”光の剣”を出し、わざと隙を作って攻撃を待ったの。


その隙に、魔族ガベガラナルが高速で切り込んできた。


私は覇者の剣Ⅱで受け、同時にその攻撃が来る方向に”光の剣”を魔力で伸ばした。


ガキン!

しゅ!

バカン!


と魔族ガベガラナルの首が”光の剣”で後ろに反り返った。


しかし硬いわね。”光の剣”でバトルスーツが貫けないのよ。


体制が崩れた魔族ガベガラナルに私の覇者の剣Ⅱを打ち下ろした。


ギャギーン!

ばこーん!


とバトルスーツのせいで切れなかったものの、魔族ガベガラナルは後方に吹っ飛んだ。


私は瞬歩で近寄る。


魔族ガベガラナルは、ヨタヨタしていて反撃はないわ。恐らく内部へ打撃として攻撃が入っているみたいよ。


私は、連続で覇者の剣Ⅱを振り、魔族ガベガラナルを攻撃した。


ギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャン!


ばぎゃん!


と、ようやくバトルスーツの一部が壊れてくれたわ。


私は、更に連続で覇者の剣Ⅱを振った。


ギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャン!


ばぎゃん!ばぎゃん!ばぎゃん!


「ぐほっ!」


と魔族ガベガラナルが後ろに吹っ飛んで行った。


私は瞬歩で近寄り、バトルスーツの壊れた魔族ガベガラナルの腹に剣で止めを刺した。


「ぐばあっ!」


と魔族ガベガラナルは息絶えた。


覇者の剣ロドリゲベルクⅡを見たらヒビが入っていたわ。なんて固いのよ。あのバトルスーツ!


そして周りを見渡すと、女魔族ハムラーカが首をはねられていた。吹雪裕也が止めを刺したみたい。


「お疲れさま。」


とテツさんがいつの間にか私の側に立っていてマントを掛けてくれた。あと、私の服も持ってきてくれたの。

私は妖精合体を解き、マントの中で元の服を着たわ。



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