36 プール
今日は、約束のプールの日。
テツさんとプールの入り口に立っているわ。
実は数日前、冒険してビキニを買ったの。
ムダ毛処理もばっちりなのよ。
私とテツさんは、それぞれ女子更衣室と男子の更衣室に入っていった。
女子更衣室に入って、私は水着に着替えたわ。
私の買ったビキニはピンク色、そうテツさんの好きな色よ。
本当はフリルがついてる方が恥ずかしくないんだけど、よく考えたらプールに入ると、周りにも水着の女の子がいるのよね。
フリル付きだとテツさんは最初しか見てくれないと思うの。そして、他の女性を眺めるのが目に見えているわ。
だから、シンプルなデザインのを買ったのよ。
最近はレベル上げで動き回っているので、腰とかお腹とか、とてもしまっているの。だからビキニでも自慢できるお腹周りなのよ。
あとは胸が愛美くらいあればいいんだけど。
あ、でも、周りに他の男性もいるから、腰に柄のある布を巻いていくわ。確かどこかではやった水着スタイルだったわよね。
◇
ドアを開けて、プールサイドに向かったわ。
テツさんを見つけて声を掛けようとしたら、そこには愛美とアンとミミが居たのよ。
なんてことよ。二人だけで楽しく過ごすはずなのに、どうしてよ。
しかもテツさんがデレデレと愛美達を凝視しているわ。きぃー!
「あら、真美子さん。奇遇ね。」
「おう、真美子ようやく来たか。アタイも水着買ったんだぜ。」
「そうにゃ。真美子がプール行くって聞いたから、朝から愛美さん達と待ち構えてたにゃん。」
「あら、アン、ミミここに来たのは、武闘大会の視察じゃない。別に待ち構えてたわけじゃなくてよ。」
何が最初に奇遇とか言っておいて、ミミさんが全部ばらしてるじゃない。
という事は、私がこの間レベル上げの時に、テツさんと話していた内容が聞こえちゃったのね。
たぶん地獄耳のミミね。今度から気を付けないといけないわ。
愛美を見ると、白のビキニで生地の厚さがギリギリじゃない。胸のぽっちが出てるわよ。
ああ、テツさんそこをじろじろ見てるわ。くっ、凄い兵器ね。
アンはワンピースだけど、飾りが何もないわ。薄い水色だけどあそこが食い込んでる。生地の厚さも愛美さんと同じギリギリよ。
テツさんも愛美の胸から視線を逸らすとき、アンのそこをチラチラ見てるわ。ああ、ワンピースでもそんな武器があったのね。
ミミは、まるでスクール水着よ。紺色ワンピース型水着、でも布が薄くない?胸もあそこも形がハッキリ出ちゃってるわ。
テツさんもさすがに申し訳なさそうにチラチラ見ているの。さすがに私はあそこまで出来ないわ、脱帽よ。
「テツさん。いつまで愛美と話してるのよ。さ、行きましょう。」
「え、真美子、せっかくお友達が来てるんだ。一緒に遊んだほうが楽しいよ。」
何言ってるのよ。そんなイケメンが言う事言っても似合わないわよ。
「テツさんは、誰とプールに来たの?」
「それは、真美子とだよ。」
「それじゃ、行きましょう。」
「うーん、真美子が、日焼け止め塗らしてくれるんなら、行くよ。」
「え、それ嫌だって言ったわよ。人前で恥ずかしいもの。」
とそこに愛美が割って話してきた。
「あら、テツ様、日焼け止め塗るの得意なのでしょうか?」
「ああ、得意かな。」
「それでは、わたくしもお願いできないでしょうか?」
「ミミもお願いだにゃ。」
「アタイもお願いだ。」
「お、いいよ。いてて。」
「テツさん!」
私はテツさんの腕をつまんでいたわ。
「冗談だよ、真美子。」
「冗談に聞こえなかったわ。」
「それじゃ、愛美さん、アンさん、ミミさん、またお昼とかにでも。」
「テツ!」
「はいはい。」
愛美達は手を振って、近くの日よけ傘の中に入っていったわ。
私とテツさんは、反対側のプールサイドに行ったの。
「テツさん。何か言うことないの?」
「え何を?」
「もう、愛美とかアンとかミミはじろじろ見てたのに!」
「ああ、水着のことか。」
「そうよ。わたしのはあまり見てくれないじゃないの?」
「見て欲しかったのか?」
あ、そんなこと言われると、私が見せたがりみたいじゃない。
「もう、いいわよ。」
と私はそっぽを向いた。
そしたら、テツさんが私を抱き寄せた。
そして、腰の布を取ったのよ。
「腰布をしてたから、恥ずかしいのかと思って見ない様にしてたんだよ。」
と耳元でささやいたの。
やだ、なんか顔がほってちゃう。
「ヒュー!ヒュー!見せつけるねぇ!」「いいぞ!」「ヒュー!ヒュー!」・・・
とか周りからいろいろ聞こえてきちゃったので、私はテツさんから離れたわ。
テツさんは何事もなかったかのように、私の手を引いてプールに入ったの。
「さ、真美子。」
「は、はい。」
2人でプールをゆっくり泳いだわ。
その間、テツさんは私を見てくれていた。
これで、水着を褒めてくれればもっといいのに。
でも、贅沢は言わないでおきましょ。
そして、このプールの名物の大型滑り台に行ったわ。そこで私とテツさんは滑ったの。
私が前でテツさん後よ。滑り台は途中でグルングルン回ったわ。
日本に居た頃だったら、泣いちゃってたけど。
この世界で鍛えられたので、全然平気だったわ。
バシャーン!
水しぶきを上げて私は水に落ちた。立ちあがろうとしたら、顔から肩まで水面に出た所でテツさん止められたの。
「え?テツさんなんで?」
「うーんと、そうだな俺の背中にひっついて探すか?」
「え、何言ってるの?」
「水着取れてるよ。」
「えー!」
と私は胸を見た。とれてる。下は・・・大丈夫ね。
とりあえず、胸は手で隠すとしても、周りに人が一杯よ。恥ずかしい。
テツさんはキョロキョロ探してるわ。
どうしよう、この場所にとどまってるだけじゃ探しようがないわよね。
「テツさんあった?」
「いや、ない。」
「私が背中にひっついて探せば見つかる?」
「分からないが。本当は胸にひっついてほしい。」
何いってるのよ。それじゃ抱き合ってるんのをみんなに見せつける感じじゃない。
でもそうね、背中だと横のおっぱいも見えちゃうし。背中もまるだしだわ。
それに、愛美とかに目移りしない様に、抱き付いておきましょう。
「分かったわ。水にしゃがんで。」
私はテツさんの胸に胸を押し付けひっついたの。
「お!」
「もう。」
「じゃあ、歩いてここら辺探すから」
「はい。」
テツさんはわたしの胸が見えない様に抱えてくれたわ。
周りから、「ヒュー!ヒュー!」って言われ続けたけど、胸が見えるよりましだから。
なんかちょっと、硬いものが当たってるわ。
でも、ちょっといい気分。
なんか周りが気にならなくなちゃったわ。
あ、顔が上にある。唇も近い。
とテツさんの唇を見ていたら
「お!あった。」
あ、この時間はもう終わりなのね。
「水着あって、良かったわ。」
という事で、私は水中で水着を付けたわ。
そして、プールサイドに上がったのよ。
◇
「テツさん、水着見つけてくれた御礼に、日焼け止め塗ってもいいわ。」
「え?本当?」
「ほんとうよ。だから、愛美とかには塗らないでよ。」
「うん、真美子にしか、塗らない。」
という事で私は、プールサイドで日焼け止めを塗られ始めたわ。
「それじゃ。紐も外すよ。真美子。」
「はい。テツさん。」
テツさんは私のビキニの紐を外す。
そして、いきなり「ぴちゃっ!」
「ひゃん!冷たいわ。」
「ごめん、じゃあ、温めて、はい。」
あ、今度は、人肌の温度よ。
「光の下で改めて見ると、真美子は肌がきれいだな。」
「え、いつもは肌、綺麗に見えないの?」
「いつもって?」
「いつもよ。その、治療とかしてる時はライトの魔法使ってるじゃない。」
「ああ、あの時は、違うこと考えてるから。」
「もう。」
「でも綺麗だよ。真美子。」
とそのあと愛美達とお昼を食べて、また泳いでから帰ったわ。




