表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女勇者:真美子  作者: コクテン8
1女勇者への道
19/74

18 魔法騎士育成学園 イケメンに囲まれて 

魔法騎士育成学園から帰って休んでいたら、テツさんがボロボロの服でダンジョンから帰ってきた。


テツさんは、私が魔法騎士育成学園に通っている昼間に、ダンジョンで魔物を狩って稼いだり、”勇者試練のダンジョン”でレベル上げをしていた。


私はテツさんに傷が無いかよく見たの。

血の跡はあるけど、体は回復魔法で直してあるみたい。中から白い肌がチラチラみえるわ。


「やだ、服とか買い替えなきゃ駄目じゃない。」

「ああそうだな。でも、少し休ませてくれ、それと真美子、紅茶を入れてくれないか?」

「わかったわ。」


私は紅茶を入れたの。


「はい。それで、テツさん、どうやったらここまでボロボロに?」


テツさんはゴクゴクと紅茶を飲んでから話した。


「ああ、今日は”勇者試練のダンジョン”Bパートの中層に結構強いガーディアンがいてさ、それを倒した代償かな。」


無茶したのね。だって恐らく回復魔法が無ければ致命傷な服の破れ方よ。


「無茶しちゃだめよ。」


と私はほほを膨らませて言ったわ。


「大丈夫。まだ余裕はあったから。」

「ならいいんだけど。テツさん今レベルいくつよ。」

「LV1308かな。」

「なっ」


このペースだと半年でLV3000とかいきそうね。


「そんなに強くなってどうするの?」

「何言ってるんだよ、真美子、魔将軍はLV3000超えてるんだろ?真美子もいずれ俺と同じ強さにならないと魔王軍に勝てないぞ。」


そ、そうよね。私は魔王を倒して”不老”を手に入れるんだったわ。

魔法騎士育成学園で、私より剣が強い人がいないから浮かれてたわ。


「そ、そうね。私も頑張らなくちゃ。」

「そうだ、俺が先に強くなって、真美子を鍛えてやるかららな。」

「はい。テツさん。」


私のために毎日頑張っているのね。テツさんは。


「あ、そうだ、テツさん。私、攻撃魔法が使えるようになったのよ。・・・・・・・・」


・・・・・・


と今日、攻撃魔法が出来るようになったことを、私はテツさんにドヤ顔で話したの。


テツさんは、ニッコリ笑って褒めてくれたわ。


うん!明日もがんばろう。





数日が立ち、今日も私は魔法騎士育成学園に向かった。


テツさんはいつものように、ダンジョンに行っているわ。


今日の最初の授業は、鑑定魔法よ。

愛美さんは、仕事で今日は居ないわ。愛美さんは仕事が入ると仕事優先なのよ。

それに愛美さんは特別で、たまに授業の講師補助や教官補助もしているわ。


授業が始まったわ。

クラスの生徒は中級鑑定以上を習っているけど、私はまだ初級鑑定もロクにできないの。


鑑定の練習で使う相手は、学園で飼育している小型の魔獣を使うのよ。

小型の魔獣は、研究目的で飼育されていて、目の細かい檻に入っているの。


私が本を見ながら悪戦苦闘していると、クラスメイトで男子生徒のベガガが話しかけてきたわ。


ベガガは魔導士で、特殊魔法が得意なの。眼鏡が似合うイケメンで伸長180、すらっとしている。


「真美子さん、魔法は苦手って聞いたのですが、鑑定魔法はどうですか?私はもうやる事が無いので手伝いますよ。」

「えっと、まだ、初級も厳しくて。」


何かしら、やることないって、最上級鑑定もできるの?


「それでしたらコツを教えてあげますが、どうでしょう?」


私はいつもの通り、真偽眼を発動させた。


「何故私を手伝ってくれるのですか?」

「それはクラスメイトだから、困ってそうな真美子さんを助けるのは当たり前です。」


えっと、真偽眼に嘘と出てるわ。嘘を私に平然と言うなんて。

そう言えば真偽眼を持っているって、愛美さんと理事しかこの学園で知らないんだっけ。なら、しょうがないけど。


「確かに困っているわでも、ベガガさん教えてもらうとしたら、何が御礼とかしなくちゃいけないかしら?」

「え、そうだね。真美子さんって結構割り切って物事を考える方だったのか。それなら、御礼にデートして。」


真偽眼が正と示ているわ。

でも、なんで、デート?ベガガさんとは、今日初めて話すんだけど。


「デート?私と?」

「そう、そのおれ、真美子さんとじっくり話がしたいなと思って。」


真偽眼は正を示している。

そこに、オルテガムさんが割って入ってきた。


「ちょっとまった。ベガガ抜け駆けはずるいぞ。」

「何言ってるんだよ。オルテガム、おまえは、この間、真美子さんに食事を断られたじゃないか。」

「そ、そうだけど。教える代わりにって悪どい条件付けるんだったら、僕が真美子さんに無償で鑑定魔法を教えるよ。」


えっと、どうなってるの?

と思っていると、クラスメイトの男子生徒ジョナソンとジャックも話しかけてきた。2人ともタイプは違うけどイケメンよ。


「そうだよ、たかが鑑定魔法を教えるくらいで、デートに誘うんじゃないよ。ベガガ。」

「そうそう、ジョナソンの言う通り、真美子さんぼく達が教えてあげるよ。もちろん無償でね。」


私の真偽眼は、オルテガム、ジョナソン、ジャックともに正を示している。


けど、どうしよう。何この状態は、なんか乙女ゲームで見たことがあるわ。ヒロインがモテモテな状態。

でも、私そんなに美人じゃないし、そもそもクラスには美人の愛美さんとかわいい美人の2人の女性とか居るじゃない。


これはもしかすると、田舎者の女性をたらして、惚れさせるイケメンの手口じゃないかしら?


「えーと。私は・・・・」


と考えて困っていると、クラスメイトの女生徒のフラルウが割って話しかけてきた。


「真美子さん、わたしとマイルダ様が鑑定魔法を教えますがどうですか?」


これは助かるわ。


「はい。フラルウさんお願いします。」


と私は、イケメンの誘いを躱し、フラルウと一緒にマイルダさんの所に向かった。





「よろしくお願いします。」


と私は、マイルダさんに頭を下げたけど、マイルダさんは何故か私を睨んでいた。

えっと、私何か悪いことしたの?


「真美子さん、余りいい気になるんじゃなくてよ。」


とマイルダさんは、悪役令嬢みたいな事を言い出した。


「いいえ、いい気になってませんけど。」

「真美子さん、いいからマイルダ様に謝りなさい。」


とフラルウさんが横から私に注意する。

え?何なんでこんなこと言われてるの?しかも直球で。

く、でも、マイルダさんって貴族っぽいわ、問題起こしたくないわね。


「ところで真美子さん、貴女、あの中で誰が好きなのよ。」


ああそう、あの中に好きな人がいるのね。


「安心して、私は結婚相手がいるの。その人と私はラブラブだから、このクラスの男子生徒には興味ないわ。」

「そう、でも、本当かしら?」

「本当よ。今度紹介してもいいわ。」

「では、今度の休日、貴女の家にいくわよ。よろしくて?」

「ええいいわよ。マイルダさん、その代わり、男子が私にちょっかい出さない様に色々魔法を教えてよ。」

「わかったわ。」


これで、いじめとか回避できたかしら?

まあ、ある程度魔法を覚えたら、もうこの学園は中退で出て行くけどね。



とその後は、マイルダさんとフラルウさんから、魔法を教わるようになった。


鑑定魔法とか、転移ゲート魔法陣とかも覚えたわ。


でも、魔法を覚えれば覚えるほど、テツさんが使ってる魔法に疑問が出てくるの。

テツさんの魔法は、何?なにか違うわ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ