表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【犬猫画像つき】八重山諸島の犬猫の話  作者: BIRD


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/83

子供を残して逝った猫「チビクロ」

 挿絵(By みてみん)


 ペット用のウエットティッシュで顔や身体を拭いてあげた後、使用済みウエットティッシュに座ってしまう子猫の名前は「チビクロ」。

 前エピソードのキジトラ、チャトラ、ダイソンの兄弟で、同じ黒猫のダイソンと序盤はなかなか見分けがつかなかった。

 後にオスのダイソンの方が身体が大きくなり、見分けやすくなった。


 挿絵(By みてみん)


 この兄弟の中で、1歳まで生きられたのはメスのチビクロとキジトラの2匹。

 オスのダイソンとチャトラは、生後3~4ヶ月頃にこの世を去ってしまった。

 チビクロは成猫になり、翌年1歳になる頃に子供を産んでいる……はず。


 挿絵(By みてみん)


 なぜあいまいか?

 それは、姉妹猫キジトラと仲良く一緒に子育てをしていたから。

 子猫は大小さまざま10匹以上いて、人見知りする子は隠れてしまうので正確な数は分からない。

 2匹は自分の子も甥姪も関係なく授乳して育てていたので、どっちがどっちの子なのやら。


 挿絵(By みてみん)


 猫の繁殖の凄まじさに驚愕した2017年の春。

 同時に、仔猫の死亡率の高さも知った。

 チビクロ&キジトラ姉妹に加えて、姉妹の母猫(「かあちゃん」と呼んでいた)も仔猫を連れて現れたり、同じ別荘にいる別ファミリーにも仔猫が生まれて、最多時には仔猫の数は20~30匹いたと思う。

 その仔猫のうち何匹かは、すぐに姿を消した。


 挿絵(By みてみん)


 チビクロ&キジトラ姉妹とその母の子供たちも、キャットフードを食べ始める頃には7~8匹に減っていた。

 仔猫たちの命を奪うのは、カラスと交通事故。

 おそらくこれは、他の野良猫たちの子も同じなんだろう。

 この別荘地は2018年3月末にTNRした頃には、2017年生まれの仔猫3分の2が死亡または行方不明となっている。


 挿絵(By みてみん)


 チビクロは、子供が生後3ヶ月を過ぎる頃に、交通事故で逝った。

 TNRを開始した2017年12月には、チビクロは子供を残してその生を終えている。

 四兄弟でTNRまで生きていたのはキジトラだけだった。


 チビクロとキジトラが育てていた仔猫たちは人懐っこい子が多かったので、知人の紹介で里親が見つかり5匹は飼い猫になっている。

 しかし、譲渡した5匹のうち2匹は、里親さんの家から脱走して交通事故に遭い、亡くなったと聞いた。


 屋外にいる猫の命は短い。

 猫を飼う方には脱走に気を付けて、安全な室内で養ってあげてほしい。


 挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ