10/30
きりきり
何ものにもなれないから
何も知らずに生きたいの
きれいなものが見たいから
きれいなものを知りたくない
生きてるだけでつらいのに
生きてるだけでつらくない
一生懸命結ばれて
一生懸命ほどかない
優しい心は雪の中
白に染まって全く見えない
優しい心は冷たい水
凍ってしまって冷えていかない
誰か助けて求めても
誰か助けて落ちていく
嫌われものの冷たい子
空っぽの水に落ちていく
解説:ひとりの友人を思って書いた詩です。彼の心がわかると傲慢な了見かもしれませんが、彼の人生が豊かであることを祈ります。
「きりきり」という題は、氷をイメージして付けました。




