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喫茶喫茶喫茶

作者: 忌子

ここは誰も来ない田舎はずれの喫茶店

誰も来ないから利益もない

バイトもいない私だけの喫茶店

今日も自分だけのコーヒーを作る

……フィルター切れてた

しかもインスタントのものしかない

代わりにティーパックの紅茶を作る

紅茶は嫌いなので蜂蜜紅茶にする

個人的な感想だけど

お湯に浸かってるティーパックって

サウナで我慢してる人みたい

それはそれとして完成

いざ、一口

……

…………

………………熱い

猫舌でした

熱くて飲めたものじゃありません

紅茶が嫌いとか言ってる場合じゃありません

アイスティーにしましょう

きっと飲めるはず

氷をちょいちょいっと

……入れる勢い良くてこぼしちゃいました

手にもかかった

熱い

熱い

目頭が熱い

……雨が降ってきました

元々オープンさせてませんが

クローズの看板に変えて

今日はおしまいです。

それでは今日もありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。


「マスター!フィルターとコーヒーとミルク、

買ってきてやったぞ、これでカフェオレ作ってくれよ」


どうやら小さなお客さんが来たようです。

これはこれは、ご対応しなければ。

これは身内の話。

またどこかでお会いしましょう。

きっとまた、このお店に来たくなるはずです。

私だけの、私しかいない喫茶店。

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