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最初の一手を。(3)

誤字脱字があると思いますが、温かく見守って頂ければ

幸いです!

⚠アンチ等は受け付けてません。

「じゃあ、早速だけど、午後にジェームズは茶会があるでしょう?そこに貴方も同伴してそこでの会話を録音して欲しいの。」

そういってダンクに盗聴器を渡した。

「かしこまりました。屋敷に帰宅後すぐに持って来たほうがいいでしょうか?」

「いいえ、すぐに私のところに来たら怪しまれるわ。

だから、夕食前に渡しに来て。」

「かしこまりました。」

あともう一つお願いをしとこう。

「ダンク、今夜暇?」

「暇ですが…、」

「やだ、変な妄想はよして。私がして欲しいのは

城下町の端っこに宿があるでしょ?そこに行ってきて、そこで行われる夜の営み写真を撮ってきてほしいの。殿方が1人の女を貪る姿を。もしかしたら、

貴方の知ってる人達かもしれないわね。」

「かしこまりました。…お嬢様、1つ質問してもよろしいでしょうか。」

「なに?」

「お嬢様は今なにの為に行動をしようとしていらっしゃるのでしょうか?」

「ふふふ。それは秘密よ。でも1つだけ教えてあげるわ。明日私は婚約破棄される。」

「…、。」

「その様子だとジェームズから聞いていたかしら?

あの子ったら口が軽いのだから。」


コンコン


「お嬢様、ジェームズ様が乗られた馬車が到着致しました。」

「あら、そう。じゃあダンク、よろしくね。」

「承知いたしました。お嬢様。」


ふふふ。ダンクの働きっぷりはいいとジェームズが昔言っていたわね。ダンクにいつも仕事を丸投げにして。


「エマ、学園の保健室の監視映像を手に入れてきて。

半年前ぐらいの。」


「承知いたしました。」


バタン。


エマは私を裏切らない。何故なら私はエマの家を支援しているから。

エマは昔からずっと私の専属侍女だった。

だから、エマがどんな性格か人柄か知っている。


…頼んだわよ、エマ。


ジェームズの準備は2人が帰ってきてから取り掛かるとして、次は神官のカルバンね。


ゲームでのカルバンは白髮の高身長男子だった。

育ちは孤児院で今や教会のトップ。

公爵家と並ぶほどの権力を持っている。

ヒロインとの出会いは孤児の子を救っていたときに訪れる。高熱が出て死にそうになっている孤児に対し、

ヒロインが一生懸命看病し、涙を流しているのを見て、人の温かみを知り、もっと知りたい衝動に駆られるのがきっかけ。そこから徐々に距離を近づけ、

神官の個室でヒロインと神官が結ばれる。

…なんて醜いのかしら。神官ともあろう人が。性欲に抗えないだなんて。神官様には悪いけど、神官の地位を失ってもらうわよ。

私が直々に奪いにいくわ。


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