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第十四話 ミッドウェー海戦5 終結

1942年6月3日午後5時頃 空母ヨークタウン艦橋


副官「アスプレーションの沈没が確認されたました!」

フレッチャー少将「分かった。アスプレーション以外は沈んでないんだよな?」

副官「えぇと、それ以外は駆逐艦2隻だけですね。ミッドウェー基地の方は壊滅的ですが…ただ、戦闘は若干収まってきたように感じます。」

フレッチャー少将「分かった…アスプレーションの航空隊はこのヨークタウンとレキシントンに分かれて降りる様に命令しろ。ミッドウェー基地の航空機は…陸上機は着水を目指せ。艦上機はアスプレーションの航空隊と同じように下せ。」

副官「分かりました。」


残ったアメリカ海軍の艦隊は、沈没したアスプレーションの乗員の救助と艦載機の収容を行っていた。

だが、その位置は偶然か必然か、しきしまの乗員が偶々所持していた戦記に掲載されている合戦分図に記された場所と同じだった。

その合戦分図はあくまでも参考資料として南雲長官も観覧しており、一瞬とはいえレーダーに反応があった事もあって残った艦隊を追いかけて沈める事も兼ねて金剛型戦艦2隻によって構成される第三戦隊第二小隊と伊勢型戦艦と扶桑型戦艦2隻ずつを中核とする連合艦隊第二戦隊を確認に向かわせていた。


1942年6月3日午後5時40分頃 戦艦榛名艦橋


「全く…未来だかなんだか知らんが、なんで我々が確認などしなければならないのだ…」

そう愚痴を言っていた第三戦隊第二小隊と連合艦隊第二戦隊の指揮者、高間完榛名艦長の元に「偵察に飛ばしていた九五式水偵が、米軍の空母を見付けた」という情報が伝えられた。

通信兵「九五式水偵の3番機が敵の戦闘機を発見した為、発見されないようにしつつ追尾すると艦隊の西方向に空母3隻を中心とする艦隊を発見したそうです。ただ、その機体は通信直後に撃墜されたようですが…」

「そうか…戦艦はいないんたな?」

通信兵「はい、空母以外だとニューオーリンズ級やノーザンプトン級といった重巡洋艦や駆逐艦が数隻ずついるぐらいとの事です。」

「榛名、霧島に加えて伊勢型と扶桑型2隻ずつだけで艦隊を編成すると聞いた時は気が狂ったのかと思ったが…潜水艦を見たという報告も無い。我々の得意な夜戦を仕掛けよう。」

この判断は間違っていなかった。史実で参加していた20隻の潜水艦は日本軍がしきしまが齎した記録に基づいて通商破壊活動を行った事により到着が遅れミッドウェー島の周囲にいなかったからだ。


午後7時を回り、あたりが暗闇に包まれている中進む米海軍では厭戦ムードが広まっていた。

乗員がヨークタウンの艦上から「英雄になって帰ってくる」と言ってオレゴンシティに残してきた恋人との思い出を思い出していると突如海の先に幾つかの光が見えた。

乗員「なんだ…?あれは」

乗員が訝しんでいるとヨークタウンやその他の軍艦の周りに水柱が立つ。

乗員「日本軍の砲撃だ!」

周囲の重巡洋艦や空母の主砲や駆逐艦の魚雷発射管が慌てて発砲炎の見えた当たりに向けて攻撃を行い始めようとした途端、2回目の砲撃が行われた。

幸い夾叉で済んだ為米海軍も攻撃を行おうとするが日本軍の戦艦に比べると射程が短く、攻撃が届かない。

そうこうしているうちに手を出せずに回避運動を行なっていたレキシントンに砲弾が命中する。当たりどころが悪かったのかレキシントンは大爆発を起こし転覆した。

その次に砲弾の餌食となったのはエンタープライズである。エンタープライズは4発もの砲弾の命中に耐えたものの7時40分に沈没した。

残ったヨークタウンはせめて一矢報いようと主砲を発砲炎の見えるあたりに撃つが当たらない。

燃え盛るヨークタウンの甲板上から海面へと乗員は飛び降りた。



ミッドウェー海戦は米海軍が空母4隻と駆逐艦や重巡洋艦を失う事によって終結した。

日本軍は駆逐艦荒潮と艦上戦闘機・艦上攻撃機計208機を失ったものの陸軍によるミッドウェー島への揚陸を安易にした。

お久しぶりです。どうにか投稿しようとしたのですが、結果としてこの世界で建造された空母の意味が分からなくなった様に感じます…

ミッドウェー海戦の終結間際に潜水艦の雷撃や航空機の攻撃に遭って大破した為修理する際に、40mm機関砲を取り外し替わりに50口径三年式14cm砲を搭載したしきしまが他の海戦に参加する等といった展開を考えていたのですが…

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