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第十一話 ミッドウェー海戦2 ミッドウェー基地攻撃

1942年6月3日午後1時30分頃 ミッドウェー島付近


南雲長官「そろそろミッドウェー攻撃隊を発進します。しかし、海軍省で教えられた事態にならない為に54機を艦艇攻撃用の装備で残しておく様に。」

航空参謀「分かりました。しかし、108機全てを出しても良いのでは?」

南雲長官「ふむ…何故そう思うのですか?」

航空参謀「彼らの話の仲には、空母が来ている方角も有りました。なら、そちらに戦艦を向かわせれば空母を航空機で攻撃する必要が無くなる為、ミッドウェー基地を108機で攻撃してこの作戦も勝利出来ると考えました。」

南雲長官「なるほど、ところで彼らの話が正しいという根拠は有るのですか?」

航空参謀「はい、実際に太平洋の雀翔と瑞勇の居場所を言い当てています。」

南雲長官「確かに、その時までの予言は正しかったののかもしれません。しかし、彼らが言っていたドゥリトル空襲は彼らの予言よりも早く行われています。この作戦も攻撃隊の発艦が早くなっています。予言は正しく無くなっているのですよ。」

航空参謀「では、彼らの話は信じられないのですか…?」

南雲長官「いえ、彼らの言う通りに作った高高度戦闘機…確か、真電でしょうか?あの機体はとても良い性能になりそうと技官が言っていました。」

航空参謀「心電…あの変な翼の機体ですか…」

通信兵「2人共、字が違う様な気がするのですが…。」

南雲長官「えぇ、我々は彼らに戦闘の情報より未来の設備等を教えて貰うべきなのでしょう。この艦も次に本土に帰還する際にアングルドデッキという物が設置されるそうですし…」

航空参謀「アングルドデッキ?」

南雲長官「特殊な形の甲板らしいですね。斜めの甲板を増やす事で事故を減らせるらしいのですが…」

航空参謀「…三段空母時の加賀みたいな物でしょうか?」

南雲長官「多分その様な物でしょう。それはともかく、ミッドウェー島の方はどうでしょうか?」

航空参謀「距離的には2時間程でミッドウェー島を攻撃出来る位置に着くかと…」

南雲長官「そうですか…素敵機の方は、大丈夫ですよね?」

航空参謀「『しきしま』の電探があるから大丈夫だと思いますが大事をとって、哨戒範囲を広めてあります。」

南雲長官「分かりました。」


2時間程後


友永飛行隊長「はぁ…航空参謀殿や南雲長官殿は史実とやらを気にしている様だが…まぁいい。」

こう話しながら飛んでいるのは、先ほど飛龍から飛び立ったミッドウェー島攻撃隊の隊長、友永 丈市である。

彼は数日前、偶然にも南雲長官達が史実を気にしている事を知りその意味について迷っていた。


友永飛行隊長「気にしてばかりではいけないな…とりあえず事前の会議通り、滑走路を中心に壊す様にしよう。」


そう言って彼は、攻撃隊を連れて眼下に見えるミッドウェー基地の滑走路に爆弾を落とす為に高度を下げた。


米兵1「ちっ!日本兵だ!」

米兵2「撃ち落とせ!!」


米軍も負けじと、日本軍機を落とす為に高射砲を撃つが両方とも肝に遅かった。

54機もの航空機から発射された爆弾や機銃は基地内の滑走路等の施設や兵士を破壊した。


米兵3「中佐…奴らの航空機により滑走路は使えません。」

シリル中佐「気にするな。なに、航空機はもう全て飛び立っているじゃないか。」


そんな会話が地上で行われてるとは知らずに友永飛行隊長は赤城に「第二次攻撃の要ありと認む」と電文を送る。

しかし、殆ど同時にしきしまも「200km先に艦隊あり。恐らく空母である。」と赤城に通信を送る。

この2つの報告は赤城を騒がせる事になる。

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