1/2
誰か私にhappyをください
「うー、・・・さいっあっくだぁー。」
とぼとぼ森の中を歩く一人の少女。名前はリア、15歳で花も恥じらう女子高生・・・の筈なんだけど、なぜか私は今、とある森の中を歩いている。鬱蒼と生い茂る森の中、動物の姿はどこにもない。あるのは只一つ、異形の魔物。奴等に見付かったなら瞬間に八つ裂きにされる。私はゆっくりと細心の注意を払いながら前に進む。元の世界へ帰るために・・・。
ふと少し気が緩み前に倒れかけ、咄嗟に近くの木の幹にしがみつき、ハッとして下を見た。
「あ、いけないっ!!」
その瞬間私はやってしまったのだ。
『バキッ』
静かな森の中にその音だけが静かに響いた。
「・・・終わった」
私は静かに呟くと恐る恐る振り向いた。そこには、恐ろしい姿の異形の怪物達。私は恐怖から固く目を瞑りその場に崩れ落ちた。
____
_________
_______________
そのまま、私の意識は暗い闇の中へと堕ちていった。