なんだこれ
今自分はそうあるべきなのだろうか。不意にそう考えた。誰だって考えたことがあるであろうごく普通の疑問であるが、では聞きなれたそれらの疑問と何が違うのかといわれると特にそれらと変わりないようなそんな疑問だ。自分のそれはある一区域、組織の中の立ち位置のことではなく自分自身をどう御するべきかというその一点に込められていた。褒められたことではないが自分はやるべきことをやらないタイプの人間だ。これを見ているような人間はほとんどが感じ取ったことがあるであろうからその理由までは詳しく説明しないがなんだかんだとのらりくらりしているわけである。実際他に普通の小説のようなものの投稿もしなければいけないのにも関わらずこんなことを書き連ねている時点でお察しだ。決して自分はアイデアがスラスラと湧き出てきたり筆がはやかったりしっかりとした設定を作っているわけでもないのに。どうしてだろうか。今もその小説を書かねばと開いたページでこの文章を書き続けている。どうして書き始めたのかは自分でもよくわからない。今が3時42分だからか?そうかもしれない。もしかしたら3時42分という時間には意味のない感情の吐き捨てに最適な時間なのかも。まぁそれよりも有力な案は昨日どうせ何も書かないのであれば詩かエッセイでも日記のように書いてやればいいのではないかというやけくそめいた逃げの思考を元気な大陽に照らされながら考えていたからだろう。ダラダラと書いているだけで頭も全く回らない。この辞書の一ページにも満たないであろう語彙力でどうやってこの文章を終わらせる気でいるのだろうか。耳から聞こえてくる人の声は欲にまみれた、言い換えると自分がよく考えそうな内容でどうしようもない。もっともこの感傷は受け降りてである自分の心の影響を受けている可能性が非常に高いのだが。昨日、用事があったためひさしぶりに外に出た。たいしたことは何もしなかったが外に出るまでの未練がましい心の内側とは違い案外活動的な自分に驚いた。別に人と話したわけでは無かったがやはり外に出るということは人間にとって大きな刺激であるのだということを深く実感した。この暑さは非常にこたえるものだが、何の変化がないよりかはましかもしれないとまで一瞬思った。さすがに嫌だが。赤い部屋の実験をご存じだろうか。それと同じ感覚なのかもしれない。もしかしたら私の脳は既に麻痺してしまっていてそのせいで何もできないのかも、なんていってまたこうして私は自らのことを擁護し力不足や努力不足から目をそらすことに精一杯なのである。いつの間にか、もう1000文字も書いている。きほんてきに1時間に1000文字レベルが限界である私にとっては快挙に等しい。できれば創作の世界でこのスピードを生かしたいものだ。こんなもので出てもうれしくはない。ああ、そうやって自分をうそぶきながら隠れて得意げになっている事も自分のことならよくわかる。昔、お話を考えていたころのキャラたちは自分から自由気ままに動き出していた。じぶんはそれを文字入力起こすだけの簡単な作業だった。この変化は設定をしっかりと作ろうとした結果だろうか。がちがちに拘束された中ではやはり動きにくいものなのだろうか。そういえば昨日、名作の終わり方とかそんな感じの本を読んだ。なかなか面白い内容ではあったから頭の中には残っている。で、あれば私もこの文章の終わらせ方というものをしっかりと考えるべきだろう。いったいどうすればこの文章がきれいに終わることができるだろうか。いっそのこと小説の中の登場人物ということにして手紙や日記のようにすることで伏線にでもしてしまおうか。それは結構いい案なのではないだろうか。もう正直眠くて仕方がないので瞼は落ちてきて薄目だか反目だかよくわからない視界でなんとか続けているので考えるのも面倒くさい。でも、それじゃいけない。結局この文章の内容はどうしようもなくノンフィクションであるし伏線にしようとしてもこの残念な内容の文章のどこに重要な情報を差し込めというのだ、できるのかもしれないがそれを考えるのも面倒であるしそういった伏線というものは私の最も苦手とするところだ。気がつけば最初の話題提起などどこかに行ってしまっている。もうすでに3時42分なんかではないから当然かもしれない。終わらせ方によってこの文章はどんな色を帯びるのだろうか。タイトルはどうしようか。そもそもこんなものを世に出すわけにはいかないだろう。仮にこれを読んだとして何を思えというのだ。面白いとかつまらないとかそういう次元じゃない。もう知っているとは思うがこの文章に突破知的に書き始めた以外の理由はない。読み込もうとしないでほしい。ふと、時計をみて思った。なんでさっきまではこれで大丈夫だと思ってたのだろうか。完全に眠気に負けているではないか。4時14分はきっと面倒くさくなって飽きる時間なのだろう。この終わりがきれいだろうと、満足するのは次の分。




