予定調和
最後になると思ってもみなかったといえば、もちろん嘘になる。
何にだって終わりはある。
緩やかであったり、唐突だったりするものだ。
継続していくというのは、それなりの理由と権力、そしてお金に人財というものが、必要である。
海外ではメジャーなのに、日本では、いまいち人気のない盤上ゲームのチェスや囲碁にくらべ、日本にしかない、将棋と言う文化にはスターという人財が誕生し、それがお金と新たなる人財を見いだして、文化は続いていっている。
それでも、徐々に停滞あるいは衰退していくのだ。
文化を政治に組み込もうと画策していたが、後一つほどしか無理を通せないのであれば、断念するしかない。
勿論そんな考えが、文化衰退の一途の原因であることは分かってはいる。
そう考えると結果的に最後になった案が、黒い手帳で赤い丸が、つけられていたものであったことは、中々に良いタイミングだったのかもしれない。
まぁ米国ともめるかもやもだが、そこら辺はいいか。
米軍自衛隊優秀優遇法案
日本の領土と国民の安全を守るために、日々努力している組織を優遇する法案。
事件事故を起こさなければ、前年度から最大1割増しの予算を計上し、議会の承認なしに認めるものである。
また、自衛隊においてはその家族の所得税を一部軽減する。
所属する組織の人員が事件や過失が認められる事故を起こした場合、減点法式を用いた制度により予算を、最低1割、最大3割を減らすものであり、議会の承認なしに認めるものである。
もし、予算の削減に異議がある場合、異議申立ての書類提出とこちらの求める監査を受けることとし、速やかに対応するものとする。
要項がまとめられた書類を、ファイリングし、お茶を啜りながら、スマホをみてみると、トレンドには政権交代に関する単語が並んでいる。
ずいぶん過激なトレンドもあるが、メンタル法案が施行されたなら、大分減るんだろうなぁなんて馬鹿げた事を思う。
総理として、黒い手帳にかかれた、好き勝手な滑稽な法案がよく通ったものだ。
今自分が、どんな顔をしているのか、それを想像してみるのも悪くない。
「何気持ち悪い顔をなされているですか総理、原稿をマスコミの前で読むときはましな顔をしてくださいね」
どうやら、秘書いわく気持ち悪い顔をしていたらしい。
「はいはい」
黒い手帳を胸にしのばせながら、記者会見に臨むとしよう。
野党や与党のお偉いさん、マスコミにネットの人が、この法案について、ギャーギャーと騒ぎ立てるのは用意に想像がつくだけに、それはつまらない予定調和だなと思う。




