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厚顔無恥のPR

 PR法案


 国会議員は、地方活性化の一環で、半年に一度、与野党の党首、また与野党担当議員は、地方で交互に、各地方の特産物や歴史を盛り込んで、与党は野党を、野党は与党接待しながら、地方の特色や政策の効果、課題を提示し、地元と協力しながら各地方巡業しネット中継等を使い地方をPRしなければならない。


 なおそれにかかる費用は、接待する側とされる側の議員が会議し合意した上限の金額でおこない、その費用は、接待する議員が自腹で支払うものとする。



 会議は不正がないように公開で行われる。


 もし、それ以上かかるのであれば、その差額分の特産品を知事から購入し、中継で使ったメディア等をを通じて、抽選でプレゼントする。


 災害等の緊急時でもない限り、接待は行われるものとする





 本来秘書というのは、少なからずサービス精神というものがあった方が言いとおもうのだが、そんなサービス精神など感じさせない冷たい目で此方を見てくる。


 きちんと苦言をていし、円滑に仕事に向き合かわすというのも、プロらしいと言えなくもない。


 サービス精神を求めたらセクハラされたなど言われたらたまったものではないので、この件については黙っておくことにする。



「総理は余程接待が好きだと思われますね」


「そんなイメージつけられてもね、接待ごときで、はしゃぐなんてどっかの議員じゃあるまいし」


 料亭、美人と騒いで騒ぎまくって、その時の総理は任命責任を問われたほど、大騒ぎしたこともあったし、建設会社にいかがわしい夜の店ですき焼きを、建設会社に斡旋された女子高生グループと食べて、貧しい女子高生への支援交際であり、接待ではない発言問題になった人もいた。


 そういった類いの人のおかげで、政治家の接待と言うと、欲にまみれた汚職の様に思われている。


「いましたね、今頃何をしているんでしょうか」


「この間テレビで、政権批判をキリッとした顔でしていたから元気だよきっと」


「政治家と言う職業は、厚顔無恥でないとやっていけないんでしょうね、わざわざ接待を法案化しようとするんですから、賄賂で総理になったんですよ貴方は。」


「その言い方だと、こっちが悪いみたいに聞こえるんだけれど」


「そう聞こえませんでした?」


「まぁ、聞こえが悪いだけで、接待と言うよりは、与野党合同の定期的な、どさ回りだよ問題はないでしょ」


「利益供給に当たりませんか?」


「地方に利益が回ればいいんだよ、地方の特色を生かし云々言うなら、肌で勉強しなければならない、中央に居座って、誰かに献上されることに慣れてしまえば、賄賂等を生み出す要因だけれど、持ち回りならば損得なしで地方PRの一因になれば、利益は地方のが多い」


「政治家が地方のPRになりますか?」


「政治家は、地方に目を向ける調べ理解する、他者のために奉仕し、利益を産む流れを作る事が理想とは思わないか、実際に道路族と揶揄されるぐらいには利益を生むことが可能だから、それを地方の芸術や特産品に変える事が出来ればPRにはなるはずだ」


「素晴らしい詭弁ですね」



 詭弁と言われたらまぁそうなんだけれど。


 肩をすくめながら、こっちもそれぐらいわかっているポーズをとる。



「まぁそんなに成果はでないだろうというのは、予測できるけどね、それでも一般の人はもとより国会議員が、与野党が地方でアピールするのが選挙の応援演説ぐらいという認識なのはマズイでしょう」


「まぁ選挙の公約に利用するぐらいですからね」


「それよりは、問題や歴史を特産品、認識する土台づくりになれば地方も潤いやすいし、文化をまもる事にも繋がると思う」


「接待と言わなければ、総理にしては、立派な案ですね」


「国民の税金投入よりは、自腹が受け入れやすい、自腹なら飲み食いしようが、旅行にいこうが好きにすればという意見は通ることもある、そんなに悪くはないでしょ」


「他に何を企んでいるんです?」



 特産品や歴史文化を盛り込むには、議員一人ではなく、地方の有力者の協力も必要だ。


 接待に使われた産業は、組織票になりやすいだろうし、どの産業を注視しているのか、接待は金の流れ、人脈をもっているのか、確認する機会にもなりえる。


 まぁ誰でも考えそうな事をわざわざ言う事もないだろう。


「いや政治家として、利益になるのかとかね、色々考えていると、汚なくなった気がすると思ってね」


「そうですか、まぁ地方を活性化するアピールと言うことを強調して、マスコミや野党の皆様には説明してくださいよ」


「大丈夫、総理になってから、無恥でないけど面の皮は大分厚くなったから」


「そうですね」


 そこは、否定してほしかった。

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