停滞し腐敗しぶち壊す、そういうサイクル
上に立つほど、下を見なくなっている。
肩を組んでいたものが、言うことを聞けと頭を押さえつけている。
友好的な握手していた手は、いつの間にか足を掴んでいる。
皆を応援して励ましていた声は、いつの間にか偉いんだと驕り、怒声を撒き散らしている。
希望も夢も到達出来ず停滞、そのくせ権力があるのだから、いつしか腐敗の原液に、満ちていて、自風党は腐敗の原液に浸かり過ぎている。
だから私は党から出ていく。
そう語ったのは、当時の自風党の大物議員で、総理に癒着疑惑がマスコミの大スクープと持て囃されによって任期が、3ヶ月ももたなかったわずか数世代前の総理大臣の解散選挙の時だ。
ちなみに、その発言後、大スクープは大誤報へと変わりマスコミは謝らず、芸能人のビッグカップルの誕生や、不倫騒動、巷で人気の食べ物の話題へと舵をきり、失態を埋もれさせた。
まぁ元々、権力があって停滞すると腐敗するかのように語っていた時代から現在に至って尚、日本の政治というものは、腐敗しきっていない。
腐敗しながら停滞していると言えなくもない。
腐敗している中での枠組み、システム、あるいは旨くやる方法みたいなマニュアルが出来上がっているかのようだ。
記載ミスに、秘書のミスが乱立し、大元には届かないようにする。
マスコミによる追及が続いて行けば、自分の株が上がるチャンスかのように、つけあがり、勇ましい言葉で、断罪、弾劾し世間から地位をかき集める。
急な体調不良による露出の激減に、やましさの現れだとする一方、潔白を声高に訴えれば、白々しいと一考する余地もなくはしゃぐ。
そんなことを何世代も前からマスコミ共々やっている。
そりゃあ経済も政治も腐敗しながら停滞する。
ある意味上手く循環していると言えなくもない。
でも、段々と効果が薄れはじめている。
「馬鹿ですか?」
「昨日一晩じっくり考えてみたというと、世間的には褒められるべきだと思うんだけど、何で怒られるんだろうか」
「流石に、この案を出すとマスコミ各社は黙っていないと思います」
一晩考えて、それなりに言い訳がましくまとめた黒い手帳の内容を見た秘書は、じつに想像通りに呆れていた。
「マスコミは、黙る時は自分達に都合の悪い事だから、黙っていると思うけどね。」
「またそんな屁理屈を、野党の皆さんもまた騒ぎますよ」
「大丈夫、今度はお偉方も騒ぐだろうからさ」
「どういう神経しているんですか」
自風党を出ていくと言って解散総選挙が終わったらしれっと何ごともないかのように、与党自風党の椅子に座った人よりは図太くない。
いや、それを言い出したらほとんどの政治家達より図太くないか。
「これでも、政治家としたら繊細なんだ」
こんな案を出しても、何かをぶち壊しても、どうせ政治家とおうのは腐っていくものだ。




