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新たな側面

 議員農水雑用法案


 選挙に落選した国会議員及び立候補者は、次回の選挙まで一定の期間、国や都道府県の要請に応じ、農作業、水産業、介護及び保育の実務または雑務のどれかを、規定時間従事する事とする。


 尚規定時間の従事がなかった場合、その後提出するまで、選挙に立候補する事はできない。


 給金は、通常都道府県の最低賃金となるが、また要請した事業、会社が雇用条件によって決めてもよい。


 ただその場合は、次回選挙時に雇用条件を開示、またその事業を通じて、その業界の問題点、改善案、長所等を纏めた報告書を政府に提出することも出馬の条件とする。


 その報告書を、データ配布し選挙前にに報告書による改善点や問題案を、政治主導で解決できるか、長所を補強できるか等を作成者と、各党推薦の議員と当選三回目までの議員、担当大臣が報告書関連の議論を行い、有益な報告者二名には、米を五キロ、野菜10キロ、魚三キロ、肉五キロ、酒二キロを与えられる。


 また有益と見通められたその報告書に基づき各党は次の国会で議論を行うものとする。





「総理が先日新たな提案をしてきました、今日はその事を取り上げて行きたいと思います、解説はいつも通りグチさんにお願いします」

「はい、お願いします」

「総理は次々と案を出してきますよね」

「そうですね、自風党のベテラン議員も混乱するぐらいに強引に、進めているみたいです」

「それには、何かしらの理由があるんですか?」

「多分これじゃないかという理由が、3つあります、1つは総理がそもそも有力な派閥に属していないという事です」

「なるほど」

「調整とか根回し、派閥が大きいほど内部の圧力や突き上げがあって、纏めると時間がかかって上手くいかないこともあるんですよ」

「なるほど、そこを考慮しない、まぁ多少はするかもしれませんが、従来より早いと、こう決めたから宜しくと」

「はい、2つ目は任期が短いと総理自身が覚悟していることですかね」

「短いんですか?」

「今回は与野党揃っての大不祥事で、転がり込みましたが、本来有力な派閥も支援する議員も中々見つからないでしょうね、次の総裁選にでる様子もないから、好き勝手にしているんでしょう」

「グチさん繋ぎなら、普通当たり障りのない事をやりませんか」

「そこが、不思議なんですけどね、今回発表された政策案を見ると推測しますとね、自風党に新たな支持層を、作ろうとしているかもしれません」

「どういう事ですか?」

「恐らくなんですが、総理は与野党を問わず、有力派閥の地盤を崩したり揺さぶりをして、色物な政策で、色々業種にアプローチを仕掛けていく事で、優位を取ろうとしている可能性があります」

「まぁ奇抜な案が多いですが、グチさんこれが優位に繋がるんでしょうか?」

「水産や農業の介護の声を聞くだけなら、何とかなるでしょうけど、それに落選したら汗と泥にまみれ、従事しろと言うのは、プライドの高い議員や有名人の乱立への、一つのハードルでしょうね」

「なるほど、現場からの声と実際の目は違うこともありますから個人的に面白くて、良いかもと思いましたが、そういう一面もあると推測されているんですね」

「あくまでも私個人的にですけどね」

「残念ながら、お時間となりましたグチさんありがとうございました」

「はい、ありがとうございました」


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