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7話 情報交換

いろいろ終わったので少しずつ更新していこうと思います。

昼食を終えたテーブルを私たちは囲んでいた。話題は私の名前だ。ステータスに名前が無いと伝えると、アリカが名前を考えようと言い出したのだ。


「前世がきり…なんとからしいし、ミスティレスとかどうかしら?」


「きりがみ けいですよ、ししょー。でもそれいいですね!」


とかなんとか、まだ私のことを疑ってると言っていたレーノ師匠も、わりと積極的に候補を挙げている。その様子は、まるでペットの名付けのようだ。


「人形さんは、なにかいいと思ったのある?」


私としてはケイとかでいいのだが、今の彼女らに水を差す気にもなれず、目についた1つを選ぶ。


『サギリ』


日本の神に似たような名前の神がいた気がする。彼女らが知っていたのか、偶然なのかはわからないが、これ以上は名乗るのが恥ずかしくなりそうなのでこれで勘弁してほしい。


「サギリね……まぁ、本人がいいっていってるしこれでいいんじゃないかしら。」


「ですね。本人のつけたい名前のほうがいいですよね。それじゃ、これからもよろしくね、サギリさん!」


私は頷く。名付けに時間をとられたが、本題に入ることにした。


『ウッドパペットは、どんなステータス構成なんだ?』


「あら、ウッドパペットにステータスはないわよ。だってただの道具だし。」


『では私のステータスはいったい?』


「おそらく、あなたの転生が関係しているのよ。」


なるほど、と私は思う。スキルや称号もそういうことなのだろう。


「これは、私のステータス。」


名前 レーノ


種族 人間


(このステータスは隠蔽、改竄されています。)

[本来のステータスを表示しますか? Yes/No]


これは、へたに表示したらいけないやつだろう。


『あまりみれないのだが。』


「そう、基本的にステータスは見えないようにするの。名前とか種族がはっきりしてれば、普通に暮らす分には問題ないわ。」


なるほど。だが、ステータスの基準値を知りたかった。


『私のステータスは、普通と比べてどうなんだ?』


私のステータスを2人にみせる。


名前 サギリ


種族 ウッドパペット Lv6→97


ステータス


 腕力 23→174


 敏捷 20→132


 体力 34→114


 魔力 36→207


 器用 31→145


 幸運 28→96


スキル『生活魔法Lv3→34』

   『木工Lv24』 (New!)

『刀術Lv42』 (New!)


ユニークスキル『数学』


称号『数学者』『人形』『異世界人』『刀使い』


装備『木製人形印の木刀』


いつだったか、ふとしたノリで落ちていた手頃な木の枝を削っていたら『粗悪な木刀』というものができ、ついつい凝ってしまった。


それを使って戦っていると『刀術』というものを覚えた。レベル上げの途中から魔法から刀に変えたこともあってスキルのレベルがそこそこあがっている。


ステータスをみたレーノ師匠は、目を丸くして、


「なにこのステータス、レベルの割りに能力値が低すぎる。でもスキルのレベルはそれなりだわ。」


「本当だ。魔力以外は私とほとんど同じだ。」


と、覗きこんできたアリカが言う。彼女のレベルは23で、魔力は563だそうだ。彼女のステータスは魔力に偏るタイプらしく、要するに私は全能力値が低いのだと思う。


「というか、どうやってこれで戦ってたの?」


と、レーノ師匠に聞かれたため、実際に戦ってる様子を見せに外へ出る。


体に仕込んだ木刀を取り出し、手頃な魔獣へ駆け出す。大きめの体格だが、数学者で体重の掛かる点を割りだし、そこを木刀で斬る。


この木刀は、数学者で計算した耐久のもつ薄さで作られているため切れ味は抜群である。


四足歩行のその魔獣は地面に這いつくばり、私はその上にのり体重を木刀にのせ脳天を貫く。


[レベルが上がりました]


[進化が可能となりました。ステータス画面から確認してください]

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