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階段  作者: 東戸 真原
3/8

二話

俺は目を覚ました。

場所は変わっていないが腹の痛みも血も見えない。

「あれ?治ったのか?」

何が起きたのかさっぱりわからない。

「あ、起きた?」

ふと声がしたので前を見ると意識が途切れる寸前に見た人影があった。

(あっこいつ通り魔か、殺される、やべえ)

意識が戻ったばかりでまだ震える足を動かし逃げようとする。

すると人影が(どうやら女のようだ)話しかけて来た。

「まだ動かない方がいいよ。なくなった血は戻ってないからね。」

そう言われる前に足に力が入らずに顔から地面にダイブした。

「へぶっ!」

変な声が出た

「だから言ったじゃないか」

目の前にいるやつがそう言った。

声の高さや背格好、顔立ちを見るとまだ少女らしい

やたらこっちを見てニヤニヤしている。

女は言った。

「今の流れでちょっと変わったところはない?」

考えて見たが特にない。

「ないな」

俺はそう言って、おかしいところに気がついた、なんてことはなく

(なに言ってるんだこの子)

なんて考えてただけだ。

「お、気づいたみたいだねぇ。君は昨日通り魔に襲われた。その時に負った傷は致命傷だった。だから僕が助けた。それだけのこと。何かおかしい?」

女はそう言った。

気づいてなかったがわざわ口に出すことでもないだろう

「いやおかしいだろ。なんで傷がなくなってるんだよ」

「だから僕が助けたんだよ。聞いてなかったの?傷つくなぁ」

傷が治ったのに傷つくとはこれいかに

何を言っているのかよくわからない。

「じゃあどうやって助けてくれたんだ?」

そう聞くと女は答えた

「君は(ディザスター)も知らないのかい?一応君も人間だろう?」

何を言っているのかよくわからない。

こいつは(ディザスター)ということか?

そんな事を考えていると女が話しかけて来た「(ディザスター)はね、人間が語り継いで来た妖怪が具現化したものなんだよ。」

それぐらい知っている。

それでも女は話を進めていく。

「僕は吸血鬼の(ディザスター)、そして、僕の能力は」

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