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菫の花びらにひとしずく  作者: 哉谷長拓《さいたにながひろ》
1/2

菫の蕾に一筋の光

初めての投稿なのでアドバイスをください。

初投稿でdisりや罵り、罵倒は辛いので

詳しくは自己紹介欄をご覧下さい

  『キーンコーンカーンコーン』


 朝のホームルームが始まる合図のチャイムが鳴り、それと同時に新しい学校生活が始まった。

 俺は中学校を卒業し入った高校の名前は山蕗やまぶき高校と言って、俺が住んでいる地域からはかなり遠く、高校で同じ中学の人が来る事はないと思いこの高校を受験した……ちなみに俺の家からは自転車と電車で二時間もかかる距離だ、そして受験に見事合格した。更に嬉しい事に俺の読み通りに同じ中学の人は俺以外誰一人も入ってこなかった。(ガッツポーズ)

 何故、同じ中学の人がいない所を選んだかというと中学の時に人間関係でいい事が無かったからだ。

 中学校を卒業してからはアニメを見始めてアニメにどハマりしてしまい、見事二次元の住民になっていた。所謂いわゆる、現実逃避だった。

 この様な学園モノのラノベの主人公で出だし部分でよくやってそうな事を俺はしている間に朝のホームルームは終わっていた。

  そして一時間目の授業が始まった……一時間目の授業の内容は、学校生活が新たに始まると恒例行事で行われる自己紹介だ。しかも入学直後の自己紹介は、今後の学校生活の過ごし方が左右される登竜門だ。今すぐに【選べ!】って脳内に聞こえそうだな......

  またもや独りで黄昏ていると自己紹介は俺の番まで回ってきた。

『ガタッ』

俺はゆっくり立ち上がったが、俺は何にも考えていなかった。なので殆ど考える暇もなく自己紹介をした。

「俺は花崎奏梅はなざきかなめです。えっ と……趣味はアニメを見る事です。よろしくおねがいしみゃs……よろしくです......」

 噛んでしまった。考える時間が殆どなかったから焦りと緊張のあまりに呂律が回らなかった……

「終わった...自己紹介で噛むとかクラスの笑い者だ...」(小声)

 その後俺はその授業が終わるまでセミのぬけがらの様になっていた。

 二時間目は入学式で同時に担任の先生も発表された。だが、前の授業のショックで殆ど記憶がなかった。まるで屍の様だった【返事がない。ただのしかばねのようだ……】なんて表示されてるんだろうな。

 高校生活の初日は二時間目で終わった。


 その日の放課後、俺は独りで自己紹介の反省をしながら黄昏ていると……



「あの…………花崎くん…………」

と可愛らしいアニメ声の女の子から名前を呼ばれた。

その瞬間、自己紹介のショックが一瞬にして晴れた感じをした。

「な、なんでしょうか?↑↑」

俺は予期せぬ事だったので声が上がってしまった。

「ふふ♪自己紹介の時も緊張して上手く話せてなかったよね?花崎くんって面白いね!」

そのアニメ声の女の子はそう言った

「いや、別に面白くないです。」

俺は自分でも驚く程早く言葉に反応し言葉を返しながら、そのアニメ声の女の子の方を向いた。

 その女の子は金髪で背中位までの髪、目の色は透き通る青で、背は低く少し華奢な女の子だった。一言で表すと「かわいい!」の一言だった。いや、その一言だけで充分だった。するとそのかわいい女の子が小さく頬を膨らませながらこう言った

「そんなに早く言葉を返さなくてもいいのに」

「あ、それより少し花崎くんと話がしたいの」

  ……まさかの話がしたいと言う誘いだった……


 俺はその誘いを受けた瞬間、喜びと共に自分の心を真っ黒に染めていた雲が一瞬にして晴れ、心の奥底にあった一輪の花が蕾を付け始めたようだった

この話は前4話を予定しています。

考えるの4に時間かかったww

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