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無面  作者: 梅沢
1/2

黙落

普通とは何かを定義するとするならば、そこには社会や世界という言葉が入ってくるのはごく自然なことで、要は広い範囲で通じる何か、人における特別を敬い、特別に憧れ、特別を消す存在である。

それは確固たる自信が崩壊することで生まれたり、あたかも偶像に出逢ったかのような神秘的直感に基づく錯覚であったり、それはまた無数の可能性を秘めているが、結果として人のとる行動はごてごてした獣道など通るはずもなく、好奇心や期待の暴力を振るう一方である。

もしその存在を糧とするならば、水に溺れ、火で自らを焼くことになる。

非情な非常装置を動かすことに躊躇いを感じている暇があるとしたら、それはすぐさま暗い罅に汚される。

明確でないものを明確で確信に満ちた輪郭へと変貌させるには言葉不足であり、形不足である。

特別という世界の虚を突くとしたら、意識が色付くまでに他の認識を知らないぐらいが丁度いい。

しかし、逆の個は子のままであるが故に底の概念は変化せず、依然として大きくも広くもない世界がまわっていくのだ。

夢で人は語る、たまには起き上がって、歩き回ってもいいのではないか。

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