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優者な勇者?  作者: ユエ
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宿に泊まり始めて数日が経った。その数日間が知りたい?あのね、宿で本読んだり、食事したり、魔法の練習をしたり、水浴びしたり、本を読んだり、魔法の練習をしたり、本を読んだりかな!


うん、大した事してないよ!基本引きこもりだからね!


あ~、宿のお姉さんね、エリーナさんって言うんだけど、デート行ったよ!詳細は聞かない方が良いよ!女二人でのキャッキャウフフは面白いとは思わないからね。


どうしても知りたい人は想像してみて欲しい。朝早くから一緒に一日中デートするわけだけど、朝食で和気あいあいと1時間、一件目のお店で「これ良くない?」「これも可愛い」「これなんてどう?」「それ素敵ね。こっちも良いんじゃない?」的な会話をしつつ2.3時間、二件目でも同様の会話を楽しみ2.3時間、ちょっと遅めのお昼ご飯で1時間、三件目のお店でも同様の会話をしながら2.3時間、四件目ではお店が閉まるくらいまで居座って、晩御飯を食べに行って少しお酒を飲んでしまったからか2.3時間、宿に帰って別れたらそのままベッドにダイブしたわけですよ


さぁ、このやり取りを見たい聞きたい詳細プリーズと言う勇敢な読者諸君。今すぐ街へレッツゴー!そこらじゅうでやってるから!女子二人組が買い物してるの見ててご覧、どんな感じかすぐにわかるから!


ってことで内容は省くよ。一応何を買ったか書いておこうか。お金はある程度持ってるから、服、靴、アクセサリー、宝石、小物類だね。


女性が大好きな物を買って回ったわけですね。食事中もそれの話や恋愛話と多岐に渡りましたよ。


正直疲れたね。年齢的に若い子のテンションについていけず、精神にきましたよ。まぁそんな感じでした。ハッハッハ・・・・




で、今日は冒険者ギルドへ行く予定なわけですね。さてさていくらになってるかなぁ


ギルドの扉を開けると視線の嵐。あれ?私何かしたっけ?あれだね針の筵。いや~ん、こわ~い・・・似合わないか


兎に角、カウンターでお話しないとねん


「すみません。頼んでいた依頼の事なのですが」


「はい。どの依頼でしょうか」


「北の森で死んでる魔物の素材回収の依頼ですね」


「では、こちらへどうぞ」


奥の部屋に通してお話ですか、良いですね。見られている中されるのは嫌ですからね。


「それでは、準備をしてまいりますので少々お待ちください」


あら、お姉さん行っちゃったよ。準備じゃ仕方ないけど寂しいわ。お姉さ~んカ~ムバ~ック!なんてな。


兎に角ソファーに座って寛ぐべ。どこの方言だよ!ってな。言葉使いが変なのは今更だから、気にしな~い



コンコン



ん?もう戻ってきたのか早いね~


「お待たせいたしました」


えーっと、後ろのおじさん誰ですか?私、真面目が服着て歩いてるような人って苦手なんですけど


「初めまして。ここのギルドのマスターをしている、ラウルと申します。今回は、回収された素材を全てギルドで買い取りということでよろしかったでしょうか?」


「は、はい」


わざわざ確認しなくても・・・いやまぁ確認は大事だとは思いますよ?思いますけど、〇〇の〇〇が何個、〇〇の〇〇が何個って言われてもねぇ・・・


兎に角沢山倒したのはわかるけど、向こうが仕向けてきた魔物を覚えてるわけないじゃないですか!しかも何体倒したかもわからないくらいだし、倒しながら現実逃避してたし、今もあまりにも長いから現実逃避中って言うか聞いてる振りして聞いてないし。


聞いてたら頭パンクしますよ。〇〇の〇〇が1ついくらいで〇個なのでいくらになります。とかさぁ何で最初に個数確認した時に金額言わないかねぇ。そっちの方が効率が良いじゃないか、何だってそんな面倒な事するかねぇ


一応相打ちはしてるよ。はぁ、はぁ、そうですか。みたいな?いや~それにしても長いな~。もう総合金額言ってくれればいいじゃん!本当にそれだけでいいよ。量が多くて買い取れないならあげるからさ、って言うか高い奴を買い取れるだけ買い取ってくれれば、安いのはギルドが引き取ってくれても良いくらいだしさ。


あ~、何かラウルさんだっけ?本当に一人で倒したのか怪しんでるわけ?倒したもんは倒したんだからそれで良いじゃん。これだから真面目なのは面倒なんだよね。やっぱり真面目さんは苦手だわ。


ランクがどうとか言ってもさ登録したては弱くて当たり前ってわけでもないだろうし、依頼を受けて倒したわけでもないんだからどうでも良いじゃん。


私は倒した魔物の素材を依頼を出して取って来てもらって報酬を払って、回収してきた素材が売れればそれで良いんだって!老後の資金が増えれば万々歳なんだから深く詮索してんじゃねぇよ!


んっとに、さっさとこの街出るかな。このギルドにまた来るの嫌だし。


で、金額は金貨7000枚だそうな。まぁ喋るやつもいたしね。良いんじゃない?


な~んかまだ追及したそうな感じだけど、お金受け取ったらさよならだしほっとけ!って事で面倒なんで黙秘権を執行します


なので、お姉さん早くお金渡してください。ってラウルさん邪魔なので手を退けてくださいよ。私はこれ以上話をする気はないでごじゃるよ。


ニッコリ笑って圧力かけてもダメよ~ん。前の世界で色々経験してきてるからね、こんなもんじゃ全然堪えませんぜい。


圧力ってのはこうやってかけるんですよ。最初は真面目な顔して目は笑わずニッコリ笑って目は逸らさずに、さっさと離せやコラ!ってのを醸し出すと。何なら蔑むように相手を見ながら、何?私とやるっての?命の保証はしないぞコラ!ってのを前面に押し出すと。まぁそう簡単にデイル事じゃないけどね


さて、お金ももらったし、エリーナさんとのデートで色々買ったから宿を引き払って次の街へ行きますかね


今日は久々に野宿ですよ。あ、ご飯作らなくて良いように何か買っていこっと






あ~、やっぱり森の中をのんびり歩くのって落ち着くわ~


草が長いからガサガサとかき分けながらだけど、それも良い!草の匂いって好きなのよね


変な鳥とか綺麗な鳥とか見てると面白いし、たまに動く植物とかいて楽しいし、やっぱり森って良いわ~


今回からは薬草、毒草、麻痺草、魔草、等々沢山の草花を見つけて採取も出来るから嬉しいわ


本って良いね。先人の人に敬意を!最初に発見した人や、最初に食べた人って凄くない?前の世界と違ってこっちの世界は変なのが多いんだよ!まぁ私の先入観が邪魔してるだけで、こっちの人にはこれが当たり前なんだろうけどさ。それでも凄いと思うわ


お陰で楽しみながら森を歩けるし、良いのを発見したら嬉しいし、夢中になって森の奥まで行ったら、更に珍しい植物とか見つかってすっごく楽しい!


いつか薬とか作れるようになって一人でひっそり楽しむなんて素敵じゃない?色んな薬を作れるようになりたいわ。老後の楽しみにはもってこいの趣味でしょ


あ~、ちなみに魔物ね。襲ってくるよ面白いくらいに。魔物図鑑も役に立ってるよ。主に何が素材として取れるかとか肉は食べれるのかとかね。


魔物や植物の名前を覚える気は全くないよ?そもそも名前を覚えるの苦手だから、とっさに名前出てこないもの。人の名前も同じでも、仲良くなっても、何度も名前を呼んでないと覚えれないって言う頭の弱い子なんですよ。だから魔物の名前だとか、植物の名前だとか、教えて欲しいと思っても諦めてください。


おっと、もう日が暮れかけてるから寝床の準備をしなくては。


ご飯は買ってきたのがあるから簡単に食べれるし助かるわ。それにしても、道程としてはあまり進んでないのよね。まぁ急ぎの旅ではないし良いんだけどさ。


問題があるとすれば、今どこにいるか分からなくなる事と、夢中になりすぎて次の街にいつたどり着けるか不明なところだね。まぁ周り回って元の街って事にならなければそれで良いんだけどさ


さて、そろそろ寝ますかね。おやすみなさ~い

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