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優者な勇者?  作者: ユエ
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翌日私は森を彷徨っていた。迷子じゃないからね?方向音痴でもないよ?ただちょっと、ほんのちょ~っとだけ歩き回ったら街道の位置がわからなくなっただけであって。ほら、食材探し何かももしないといけないしさ!水の確保もしたいし!水浴びだってしたいじゃない?だからね、これは迷子じゃないのよ!


さ~て、水場を探さなきゃな~。川とかってなかなか見つからないのよね~。いや~大変だな~。そろそろお昼ご飯にしたいんだけどな~。


「きゃ~~~~助けて~~~~~」


あ、今のは私じゃないからね?私があんな可愛らしい声で叫ぶわけないじゃないの。昨日だって「ひ~]とか「ぎゃ~」って言ってたくらいだしね!この私に可愛らしさを求める出ないよ


さて、水場水場~っと


え?助けないのかって?ほら、世の中弱肉強食って言うじゃない


「いや~~~誰か~~~~」


目の前でネコに狙われているネズミをわざわざ助ける?助けないでしょ?それと一緒だよ


「誰か助けて~~~~~」


そんなわけで自分で頑張ってください。面倒ごとはいやなので。あら、美味しそうな木の実だわ早速集めようかしらって時になんだって悲鳴の主はこっちに向かってくるのかしら・・・・


「お願いします。助けてください!」


いやいや、そんな縋りついてお願いされても・・・私よりあなたの方が強そうなんですけど・・・これは何かの陰謀ですか?弱ったところを攫われて売られてしまうとか・・・・


そんな事を考えていたら、がさがさと動物さんが襲い掛かってきた。今回のは小さいな、とは言っても私の腰くらいの大きさだけど。まぁスパッと一撃ですけどね


とりあえず、手頃の枝に血抜きも兼ねて獲物を結び付けてこの場を去ろう。お姉さんが呆然としてる間に逃げなくては!面倒ごとはごめんだぜ


そそくさと逃げ出した私の後ろから何か言ってるが、きこえな~い、今の私は期間限定の難聴なんです。いや~期間限定とはいえ体に不調が出るなんて私はきっと体が弱いのね


血抜き出来たかな~解体したいんだけど、な~んか後ろから何かを言いながらついてきてる気がするんだよね~きっと気のせいだろうけどさ!


あ~どうしようかな~お腹すいて来たんだけどな~でも、何かついてきてるんだよな~必死に話しかけてきてるような気がするんだけどなんだかな~


なんかね「助けていただきありがとうございます」「宜しかったらお名前をお聞かせください」「私の村近くにあるんですけど寄って行かれませんか?」「実は村で少し困ったことがありましてですね。良かったら助けて頂きたいな~と」「あの、聞いてます?」「あ。そう言えば私名乗ってませんよね。名乗ってないのに名前聞いて頼み事とかダメですよね。私エレンって言います。宜しくお願いします」「それでですねお名前をお聞かせいただけたらと」とかなんとか聞こえる気がするわけなんだけど、まぁ私は現在期間限定難聴と言う病に罹っているので聞こえませんけどね!



そうだ!血抜きの終わったのを鞄に入れて干し肉を齧れば良いんだ!そうしよう!それなら足を止める必要がないもんな!


後ろで何か喚いてるけど気にせず、フンフフーンと鼻歌を歌いながら干し肉を齧っていたら変な集落を見つけた。どこが変かって?あのね、動物?なのかな?二本足で立って歩いてるんだよね。まぁ動く物って書いて動物だから動物だよね!まぁきったない布を腰に巻いて武器を持ってたりするけど、きにしな~いっていうか気にしたら負けだよね!


せっかくの集落だから寄ってみようかな。姿かたちは違うけど話せば仲良くできるかもしれないもんね!後ろの面倒ごとに巻き込もうとしている人間よりも・・・


ってことで集落に行ってみることにしました!門番さんがいるから話しかけよう。今度は大騒ぎにならないようにちゃんとしないとね!また笑われるのは嫌だしさ、私は学習できるのだ



あら?私が姿を見せたら近づいてきたわ・・・きっと種族が違うから警戒してるのね!森の中の集落だからよそ者ってなかなか来ないのかもしれないしね!よし!笑いながら手を振って話しかけてみよう。敵意はないって思ってもらわないとね



「こんにちは、すみません。ちょっと道をお尋ねしたいんですけど」


ちなみに迷子だからじゃないよ?話しかける話題として道を尋ねたんだからね!本当だよ!?


「ギャギャギャ」


あら?言葉が通じないわ?あ、もしかして笑ってるのかもしれないわね。迷子になったのかって


「いや~ちょっと道を外れて植物採取をしていたらわからなくなってしまいまして」


ん?何で武器を構えてるのかしら?まぁこん棒だけどさ


「あの~?」


「ギャギャギャギャ~」


襲い掛かってきたわ!困ったわね~傷つけたら話に応じてもらえなくなるかしら?でも、襲い掛かってきたのは相手なんだから正当防衛として戦闘不能になってもらうだけなら大丈夫よね!


「えい!」


一撃でごめんなさい。


「ギャ~ギャギャ~」


ん?やっぱり言葉は通じないのかしら?困ったわね~


「言葉わかります?」


倒れている動物さんの横にしゃがんで話しかけていると、集落から沢山の動物さんが武器を携え襲い掛かってきた!一人ひとり戦闘不能にしながら話しかけるしかないか~せっかくの集落だもんね


「あの~」


「言葉のわかる人」


「いませんか?」


「私としては」


「危害を加えるつもりは」


「なかったんですけど~」


とか言っている間に全員戦闘不能ときたもんだ。困ったな~とりあえず中に入ってみるか


えーっと、何とも汚い家だ事・・・ってそんな批判はよくないよね。村長さんが住んでそうなのは~っと・・・あの大きい家かな


「きゃ~~~」


あら?大きい家から何か悲鳴が聞こえるような気がするのは気のせいでしょうか?まぁとりあえず行ってみるかね。


ふ~む、汚い、そして臭い、掃除くらいちゃんとしないと不衛生だともうよ?それともそう言う種族的な物なのかしら?


「すみませ~ん、村長さんいらっしゃいますか?」


返事はないけど物音がするし行ってみるか


「勝手に入っちゃいますよ~後で文句言っても私は知りませんからね~」


ん~入るのはいいけど奥へ行くほど臭いが酷くなってきたなぁ・・・・血の匂いも混じっているような気もするんだけど・・・・


「あの~掃除しないと病気になりますよ?」


って話しかけたは良いけど、何だこりゃ?人間が牢屋に入ってて、村長さんらしき種族の方が牢から一人引きずり出そうとしているところですね。村長さんは他の皆さんより大きな体をしてますね~それにしても何してるんだろう?


「あの~言葉わかります?その人嫌がっているので止めてあげたらどうですか?」


「グォ~」


「あら?やっぱり言葉は通じないのかな?」


村長さんに襲い掛かられながら悩んでると牢屋の中の人から声がかかった


「そこの人!助けてください!」


「お願いします。このままでは殺されてしまいます!」


「ん?村長さんはこの人達を殺すんですか?」


「こいつは魔物です!言葉なんて通じません!私たちは餌にされてしまいます!」


「魔物?これは人間の敵に当たるんですか?」


「そうです!だから倒してください!」


村長さんだと思っていた魔物の攻撃をかわしながら話を聞いていたけど、殺しちゃって良いらしいのでサクッとやっちゃいますか、まぁ例のごとくスパっと一撃ですけどね


「えーっと、倒しましたけど外のは戦闘不能になってるだけで生きてるので気を付けてくださいね」


「「「え!?」」」


ニッコリ微笑みながら言うと驚かれてしまった。そりゃ生きてるって聞けば驚くか、結構な数いたしね~


「ここが魔物ってやつの集落なら潰した方が良いかもしれないですが、彼らの生活なんかもあるんじゃないんですか?」


「はい?こいつらはいくつ集落を潰そうと繁殖力が強いのでいくらでも湧いてくるんですよ!?しかも集落なんて作って上位種が現れたら村一つ潰されたりするんですから、ここは潰さないと困るんですよ!」


「はぁまぁよくわからないですが、そういうことなら潰してしまいましょうか~。みなさんは早く家に帰った方が良いですよ?」


「はぁ・・・」


「それではお気をつけてお帰りくださいね~」


ニコニコ手を振って早く帰ろよオーラを出しながら促してるのに、何で帰らないわけ?早く帰ってくれないと家の中漁れないじゃないのよ!


「あ、あの、宜しければ村まで送ってもらえると助かるのですが。ダメでしょうか?」


えー、村まで送るの?すっごく面倒なんですけど!しかも見られてると漁れるものも漁れないじゃないのよ


「しかしですね。私はここでまだやることがありますし、終わってからお送りするにしてもですよ。潰してる間に戦闘不能になってるやつらが復活してあなた方を襲いだしたら、すぐに助けに行けないかもしれませんし、結構大きな音を出したので早くしないと外に行ってる連中が帰ってくるかもしれませんしねぇ・・・」


ほらほら、早くしないと危ないよ~。早く帰った方がいいよ~


「今なら武器ってほどではないですけど、いくつも外に転がってるので、何とか武装していれば帰れると思うのですが。どうされます?」


お~お~迷ってる迷ってる~


「わ、わかりました。ただ、この集落を出るまではついてきてくれませんか?」


「良いですよ。それくらいはしないと安全にここから出れないかもしれませんしね」


「あ、ありがとうございます」


んじゃ行きますかね。家を出るとゴロゴロ転がってる魔物達の多さを見て呆然としている皆さんを正気に戻して使えそうな武器を回収しながら集落の外までお見送り~


あら?ここに来る前に偶然助けた女性がこっち視てる・・・面倒だからあの人に押し付けちゃえ!


「あそこに女性がいるじゃないですか?彼女が村まで送ってくれると思うので声をかけてみてください。それではお気をつけて~」


今度こそ帰っていったか。ついて来てた女性が慌ててる上こっち睨んでる気がするけど、気のせい気のせい。さてと、後片付けを始めますかね




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