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優者な勇者?  作者: ユエ
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あれから二人が私を呼びに来るまでペタペタコロコロしていたわけさ!勿論実験も兼ねてね


結果、魔力を込めると光は強くなりました。しかも強度も上がって石みたいに硬くなったよ。面白くなって沢山作って、呼びに来た二人に事情を話したら怒られました。解せぬ


説教は覚悟していたが。何故怒られねばならんのだ?兎に角平謝りして晩御飯を作る事にしました。二人の好物を沢山作ってご機嫌取りをしなくては・・・・











僕の名前はクリフ。行き倒れになっていた時にヒビキ様に拾われた


正直ヒビキ様は規格外だ。忌み嫌われた僕を拾ったのもそうだけど、獣人でありながら白い髪や尾をもつシルビアまで拾い一緒にいてくれる


何故僕ら二人が忌み嫌われているのかと言うと金色の瞳が原因だ。この世界では以前、魔王と呼ばれる存在が金色の瞳をしていたそうだ。その瞳に映った物は消えて行ったらしい、だからなのか極稀に産まれてくる金色の瞳をしている者は忌み子として殺されるか、生贄にされるそうだ。


場所によってはシルビアのように家に閉じ込められ食事も碌に与えられず虐げられたり。僕のように親からは愛情を受けていても親がいなくなれば村から追い出す。追い出されれば魔獣に襲われ殺される可能性が高いので事実上殺されると言うわけだ。


そんな僕らを拾い、食事を用意し服や住む場所まで用意するなんて物好きはヒビキ様くらいなものだ


そんなヒビキ様は不思議な方だ。豪邸を持っていて、孤児院や病院を作り全てにお金を出し、その上その施設に手出しが出来ないように手を打つと言うことをやっている。魔法や戦闘、薬の知識を孤児たちに覚えさせ文字や計算まで教えている。それは良い


魔法や薬の知識を覚え終えたヒビキ様は、執事に爵位を買ってやり全てを任せて旅に出た。この時は本当に驚いた


しかし、シルビアから元々旅の冒険者だって事を聞いていたので、やる事が終わったから旅に出るのだと納得した


しかし、それも良いとした。僕らはヒビキ様以外には距離を置かれていたから丁度良いとすら思ったからだ



数年一緒にいたのだからヒビキ様が凝り性なのも知っていた。まさか森の中にあれだけ籠れるとは思わなかったが、シルビアに聞いたら以前もこんな感じだったと聞き、そんなもんかと思って流した


次の街でいきなり貧民街に行きゴロツキに囲まれた時は、何故ここまでしてここに来る必要があるのか理解に苦しんだ


炊き出しをした時も、何故こんなにしてやる必要があるのかも理解に苦しんだ


ヒビキ様はいったい何がしたいのだろうかと行動の理由が全く分からなかった


ゴロツキを連れて廃村に行った時も廃村を買い取ると言い出し意味が分からなかった


領主に話をしに行った時は、領主の下卑た視線と笑いがヒビキ様に向けられていたのが不快に思ったが、ヒビキ様は素知らぬ顔でさっさと挨拶をして出て行った時の悔しそうな顔は見ていてざまぁみろと思ったものだ


次の街の領主は良い人そうで、自分の領地の森の方なら好きにして良いと言っていた


次はいったい何をするのかと思っていたら、岩がゴロゴロした場所で岩を崩し、水を通す川を作ると言っていたのでそれぞれ好き勝手楽しみながらやっていた


こういうちょっと変わった事をしている時は楽しいので、色々とやらせてくれるヒビキ様は好きだ


しかし、ヒビキ様はたまに?やり過ぎる貯水池を作ると言って一緒に場所を考えながら歩き場所が決まったと思ったら魔法を連発し、大穴を開けてしまった。すごく大きな音と地響きがしたので、ある程度近い街に迷惑が掛かってしまったのでがと心配し、ヒビキ様に二人で説教をしてから街に謝りに行った。


案の定街では騒ぎが起きていた。領主の所へ行き理由を説明し謝って街の騒ぎを落ち着かせてもらった


代わりに貯水池の水を使わせてくれないかと言われたので、ヒビキ様の了承を得てはいないが勝手に快諾しておいた


事後承諾にはなるが街に騒ぎを起こしたんだから、それくらい使わせてあげても良いと思う


それから、シルビアと少し買い物をして。少しヒビキ様を懲らしめようと数日街に滞在して帰ったら景色は一変していた


これから3人で少しずつになるか、あっという間になるかは分からないが開拓をしていく予定だったはずなのに、下地をヒビキ様一人でやってしまっていたのだ


これにはさすがの僕とシルビアも怒りヒビキ様には一日何もさせないようにして、二人で家を建てようと張り切った。そこまで上手に出来るわけじゃないけど何かを作るのは楽しかった。


そう、この楽しみを3人でやるのを楽しみにしていたのに、ヒビキ様は何で勝手にどんどんやってしまうのか・・・・



ある程度終わり、ヒビキ様を迎えに行ったら不思議な光景が広がっていた。


手のひらに乗るくらいの丸い球が光っているのだ、いくつもいくつも・・・


ヒビキ様に声をかけると説明をしてくれた。泥で団子を作って綺麗に磨いていたら光ったのだとか・・・


いやいや、そんなの在り得ないから!


それで僕たちを驚かせようといっぱい作っていたんだとか


確かに驚いたけど、泥の団子が光るとか意味わからないですから!


魔力を込めると光が強くなって面白くていっぱい実験していたんだそうで、ほらほら、と渡してきたのを見て更にビックリしました


これ・・・魔石じゃないですか!しかもこんな大きな魔石どうするんですか!!こんなの世界規模で大混乱になっちゃいますよ・・・


ああ、どうしてヒビキ様には常識と言う物がないのでしょうか



僕らが怒るとずっとごめんなさい。ごめんね?ゆるして?ねぇごめんって、本当にごめんなさい。とずっと言っていました


そしてヒビキ様は、今日は私が食事を作るから二人は休んでて良いよと言っていそいそと準備を始めていました


ご機嫌取りする気ですね・・・


怒っているのはこの大量の魔石を作れるのを国が知ったらヒビキ様がどうなるのかって事を考えていない事と、事の重大さを理解していない事への物なのに。どうしてこの人は・・・



僕たちがしっかり知識を付けて、力を付け冒険者ギルドのランクも上げ、誰にも文句が言えないようになって二人でヒビキ様を守っていくしかないかもしれないですね


非常識なヒビキ様ですが、僕たちの大切な家族ですからね


全く世話の焼ける姉さんだ

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