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ルンルル~ン♪
あ~、やっぱり森って最高ね!素材たっぷりで薬作り放題だわ
ただ、ちょっと瓶が心許なくなってきてるのよね・・・まぁ良いか!材料集めも楽しいしね
フンフフ~ン
え?何?魔物の巣があったの?素材を取るのに良いね。殲滅しに行くか!
意気揚々とやってきたそこは、汚い臭い気持ち悪いの3拍子?揃った魔物の巣であった。まぁ早い話、角あるから小鬼だと思うんだけど、それがウヨウヨいるわけだ、腰巻は汚いし臭いし潰れた顔みたいなのが大量にいるから気持ち悪いのさ!
んで、殲滅に行くかって言ったんだけどね。私もたまには体を動かしたいしさ
なのに、シルビアとクリフが張り切っちゃって・・・どっちが多く倒すか競ってるのかもね・・・
これ私居なくても良かったんじゃない?え?私がいないといけないの?何で?たまには構ってくれと・・・寂しかったのか!可愛いおこちゃまたちめ!
殲滅したら街に出るから早くしなさいよ~って言うか二人とも強くなったなぁ。競い合いながら戦ってきたから、お互いに高めあっちゃったのね・・・仲良きことは美しきかなってね
いや~、この数百は居そうな小鬼君たちには同情しちゃうね。二人に見つかったのが運の尽きでしたな
頑張って武器をもって応戦してるみたいだけど、無意味だね
流石うちの子達!無双っぷりが凄まじいわ。少し大きい個体にはちょっと苦戦してる感じはあるけど、まぁあれも経験ですな
それにしても、大きな集落だなぁ。もしかして、小鬼君たちの一つの国みたいな感じだった?実は王様とかいたりして・・・な~んて、そんな事無いか!アハハ
そう言えば、冒険者ギルドで薬草採取の依頼しとかないとね。定期的に依頼はしておかないとね。ギルドで素材買取してもらえなくなっちゃうよ
あ!私が除名されても二人が居れば売れるんだから、別に良い気がしてきた。私はランク上げる気ないけど、二人がいくらランク上げても良いし
おお!そうだよ!そっちのが良いじゃないか!そして私は薬作りに熱中できると。なんて素晴らしいのかしら!
え?あ、だ、ダメなの?そ、そう・・・それより小鬼君たちはどうしたんだい?殲滅完了した?早いね
もう少し現実逃避していたかったわ。何でって、この惨状を見て現実逃避せずに実況しろってのは無理があるぞ?んで、素材は?角だけ?あ、そう。じゃあ行くかね
その前に、ここは火葬が必要じゃないかね?そのままは余りにも酷いと思うぞ?衛生的に。クリフがやってくれるの?じゃあ、お願いね。あ、山火事だけは気を付けてね
さてさて、街はどこかね?流石に何かに夢中になると方向感覚失うよね!
こうやって森って言うか山?に数週間とか数ヵ月とか籠ってるとさ、別の国に行っててもおかしくないよね
そうか!シルビアは知らなくても、クリフは知っているかもしれないわけだ!って事で・・・
「弟君よ。君は今いる国が何処だか知っているかい?」
「グレン皇国ですよ、主様。もう少し土地の勉強をしたら如何ですか?それと弟君はやめてください」
「ふむ、前の街もグレンなのかい?弟君よ。弟君が主様を止めたら止めてあげるよ」
「前の街の時は、サーズデン王国ですよ、主様。弟君を止めてくれたら考えても良いですよ?」
「あ~じゃあ、国を超えてしまってるのか、弟君よ。考えるだけで止める気はなさそうだね」
「そりゃこれだけウロウロしてれば国も超えてしまいますよ、主様。考える余地があるだけ良いかと思いますよ」
「そか、まぁ良いか。弟君、街まで行くのにもう少しかかりそうだね。そもそも敬語を止めてくれよ。一緒にいて結構長いし家族じゃないか」
「・・・・・・・・・・」
「無視かい!」
はてさて、いったい何時街に着くのやら・・・
兎に角、街道に出ないとね。まぁそれまで素材や薬草を集めながら歩けばいいよね
そういや、クリフって何で行き倒れてたんだっけ?聞いた事あったかしら?覚えが無いから聞いてみるか、で、どうなのさ?何?言いたくない?何でさ~別にいいじゃん。教えてよ~、私に捨てられるとでも思ってるのかい?そんな事するわけないだろ?私の大事な弟君だぜ?
魔力が多い?で?忌子?はぁ?両親はどうしたよ。死んだ?それで?村を追い出された?その村潰しに行くか?私が全滅させてやろうか?何なら村人全員に土下座させて泣いて許しを請うまで痛めつけてから潰すか?え?しなくて良いの?何で?クリフが望むなら何でもしてやるぞ?今が幸せだから村を追い出されて良かったって・・・何だこの子は!可愛い事を言うじゃないか!これからも、ずっと一緒にいるんだから敬語は止めような、弟君よ。考えとく?なら良し!
シルビアなんて考える事もせず否定するからな困ったもんだ・・・
クリフと一緒に遊んでる時は普通なのに、私に対しては敬語でご主人様だもんな~・・・優ちゃん寂しいわ
はい、そこ!気持ち悪いとか言うんじゃないよ!私も一応女なんだからな!たまには可愛くなっても許されるはずなんだよ!・・・・・・たぶん・・・
何か変な音が聞こえた気がしたんだけど、行ってみるか。え?だから迷うって?良いだろ別に!気になる物には首を突っ込む!面倒事は全て誰かに丸投げする!これが一番!
な~にっがで~るっかみ~てみ~よう~♪音痴言うなコラ!これでも自覚してんだよ!
さてさて、やってきました。これに見えるは、男たちの戦う姿!どちらも冒険者っぽいけど・・・何だこりゃ?新人さんを特訓してる中堅冒険者的な?の割にはおっさんが若いのを叩きのめしてるように見えるんだけどなぁ・・・若いのが数人倒れてるのに介抱せず残りをいたぶっているような感じがするんだよねぇ・・・
兎に角、助けに入ってから特訓ならさよならすれば良いか
「こんにちは~。何してるんですか~?」
全員こっちに気づいたね。良かった良かった。さて、どうなるかね
「に、逃げろ!こいつらは、グッ」
「君~余計な事言っちゃいけないよ?俺たちはこいつらに訓練を付けてやってるのさ」
はい、黒~。若いのが逃げろって言った時点で殴って妨害っすか~。そんな事したらアウトだよ。アウト
そもそも訓練なら楽しそうに若いのを血まみれで倒れるまでやらないだろって話でもあるわけだしねぇ
さっさと戦闘不能にして若いの回復しないと死んじゃいそうだね
「シルビア、クリフ殺さないようにね」
二人が戦ってる間に回復しちゃいますかねぇ。全く、大人は子供を守る為にいるってのを分かってないよね。いっその事処分しちゃいたい気もするけど、二人に人殺しはさせたくないからね。何時かは山賊討伐とかするかもしれないけど、別に今じゃなくても良いし、ギルドの判断も必要だろうしね
うんうん。冷静になろう!例え被害者が虫の息であろうと、私が助けて見せるからもう少し頑張れよ!
ふぅ・・・疲れた・・・・もうね、犯罪者どもを殴りたくなるほどイライラ焦りそうな気持を冷静に保つのに疲れた!
ねぇこれ八つ当たりしても良い?ねぇ?良い?ダメ?あぁそう・・・例え犯罪者でもダメなのね・・・どうせ、こいつら初犯じゃないよ?それでもダメ?だ、ダメなんだ・・・・わかった。我慢する
でもね、今回は被害者が助かったから我慢するんだからね?そうじゃなかったら今頃命はないわよ?
さて、この人数をどうやって運ぶかね。シルビアが奴らを引きずるとして、この子たちはどうするかなぁ・・・
意識があるのが2人、意識が戻らないのが4人。ふむ、意識がある子には頑張ってもらって、意識が無い子は私とクリフで担ぐしかないか
ごめんけど、道案内頼める?森の中彷徨ってたから街の場所わからなくてさ~。いやいや、迷ってたわけじゃないよ?ただ、薬草採取や薬作りに夢中になってたら数週間経ってただけだから。本当だからね!だからそんな目で見ないで!?
兎に角行こう!案内頼んでるわけだし、しっかり回復してあげるから頑張ってあるいてね。全員手が塞がってるから、そこは本当に頼むわ
それでは、街へ向けてレッツゴー!
って事で怪力な妹ちゃん頑張ってね。姉は非力なので二人で限界さ




