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優者な勇者?  作者: ユエ
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拝啓。読者様、皆様いかかお過ごしでしょう。近頃は寒さも増し体調不良の方も多いと聞きます。お体にはお気をつけてお過ごしください。さて、私たちは今ターレムの街に来ています。道行く人々は暗い顔をし、体調が悪いのか咳をしている人も結構な数います。旅の仲間となったシルビアは、食事をよく食べ体力がついて来たのか元気で、そんなの何処吹く風という感じで一人場違いにはしゃいでいます。ペットのスーは最近色が変わってきた気がしますが可愛いので気にしないようにしています。私は、そんな仲間と一緒に旅が出来てとても楽しい日々を過ごしています。


本当になんって楽しい旅でしょう。街に入るなりシルビアが攫われかけ、歩けばスリにあいかけ、目の前で倒れて物乞いする人がいたり、路地には孤児が蹲り、当りや宜しくチンピラが闊歩する。街はごみで彩られ、鼻を衝く臭いも合わさって素晴らしい芸術と化しています


うふふ・・・早く出たいわこんな街


兎に角ギルドへ行って売れる物だけでも売ってしまわないとね


アハハハハ~ウフフフフ~ここのギルドも可笑しいわ~。ギルドって国に属さないはずよね?街によってここまで違ってて良いのかしら?まるでヤの付く職業の本部みたいだわ~。そうか、こんな街だから強面の人じゃないとやっていけないのね!


とりあえず、話を聞いてみましょうかね。事によっては出来ることはしてあげたい気もするし。面倒だけど


「すみませ~ん。この街って何でこんななんですか?」


「ああん!?何か文句あんのか!?」


別の人に聞いてみよう。こんな対応をする人と話してたらストレスが溜まって手が動いてしまいそうだわ。何人に話しかけたらまともなのが出てくるかなぁ


「すみませ~ん。この街って何でこんななんですか?」


「いらっしゃいませ。前はこうではなかったんですが、別の街から行き場のない人が集まるようになってしまって治安の悪い街になってしまったんですよ。最近は病の人も多くなり、元気な人は別の街に移り行き場のない人たちだけが残ったんです。この街ももうダメでしょうから早めに旅立たれるのをおススメしますよ」

 

はい、良い人発見しました~。買い取りはどうやら難しそうですね。街がこれじゃ仕方ないか


よし!ここに家を買おう。しかも大きく丈夫な家を。あるかどうかも分からないから一から作るのもありか!


何故ここなのか知りたい?もう最後が見え始めてる街で好き勝手したくない?そう言うのって楽しそうじゃない?それにちょっと試したい魔法があってさ、所謂人体実験的な感じですよ。グフフ


家が欲しいって言ったらビックリされたよ。止めておいた方が良いって言われた。うん、あんた本当にいい人だ!しかし、それでも買いますよ?って事で渋ってたけど教えてもらったよ。家は商業ギルドの範疇なんだってさ、だから商業ギルドへ向かいま~す



こっちはね、面白かったよ!


最初は冷やかしだと思ったみたいで、すっごく態度悪いの。さっさと出ていけみたいな感じね。でもね、家が欲しいんだけどって言ったら怪しそうな顔して本気か?みたいな顔で見てくるのよ。それで大きくて丈夫な家が良いんだが良い所はないかって聞くと満面の笑みで、「いらっしゃいませ。先ほどは失礼いたしました。最近は冷やかしがあまりにも多い物で」とか何とかペラペラしゃべってたよ


流石商人手のひら返しが凄まじい。まぁ私は最初から笑顔で対応してくれる商人の方が信用できるけどね


そんな感じで色々家を見て回った結果、なかなか良さそうな物件を数件購入した。


それから、メイドと執事を雇う為に募集をかけ、料理人や子守を数人募集した。折角なので食料も大量に必要になるから直接それぞれの屋敷に卸すようつなぎを取ってもらう事もしておいた


老後の資金が多少少なくなってしまったが、まぁ仕方ない。これからやる事は、老後の為と私の趣味の延長線上だからね


まず第一にしないといけない事は・・・・・・買い物だね。この街ってちゃんとしたもの売ってるのかしら?荷物持ちが欲しいわね・・・・


そうだ!その辺に蹲ってる孤児の子に声をかけて人数を集めよう


「ねぇねぇ君。ちょっとお願いがあるんだけどいいかな?」


「な~に?おね~ちゃん」


「これからお買い物をしたいんだけど、荷物が一杯になりそうだから荷物持ちが欲しいの。お友達を沢山連れてきて手伝ってくれたらお腹いっぱいご飯食べさせてあげるけど、どうかな?」


「本当にお腹いっぱい食べさせてくれるの?」


「ええ、ちゃんとお手伝いが出来たら食べさせてあげる」


「わかった。みんなを集めてくるよ」


よし、これで荷物持ち確保だわ。後はまともなお店があるかどうかを聞きながら回らないといけないわね


まずは薬師探したいんだけどな。薬草とかは沢山あるから調合方法知りたいのよね。大釜を混ぜる魔女が理想なんだけど、まずは薬師よね。機材も揃えたいわね。やりたい事が多すぎて困るわ


でも、その前にちゃんと住めるように色々集めないとか。なかなか難しいわね


色々考えてたら子供たちが帰ってきたわね。そこまで多くないのね・・・


「これで全員?」


「全員じゃないけど、中には病気の奴もいるし・・・」


「そう、全員連れてきてくれる?それから買い物が終わったら病気の子も連れてらっしゃい、ご飯一緒に食べるでしょ?」


「いいの?」


「良いわよ。最初からそのつもりだし。一人呼びに行かせて、残りは買い物行きましょうか。早くしないと暗くなっちゃう」


さて、まずは雑貨屋へ行かないとだね。家具は家にある程度あったから良いけど、布団はいるものね、服や靴は専門店があるのかしら?肉は大量にあるから良いけど、野菜は沢山欲しいのよね。鍋とか包丁もある程度買わないといけないわね。石鹸とかも欲しいし・・・・欲しい物がありすぎるから、それぞれの店で在庫をある程度買い占めるか


沢山の子供たちを引き連れて、買い物するために練り歩き、最後に商業ギルドに顔を出したら、既に募集に応募してきた人たちがいるって聞いて全員雇い入れ家へと帰る


雇った人たちの中には元貴族の人もいたから助かるわ。帰る場所がある人は通いでも良いけど、無い人は住み込みで頑張ってもらいますかね


まずは、本家となる家へ全員を引き連れて入る。メイドや執事希望者は、元貴族の人に教えてもらいながら家の掃除やらをお任せして次の家へ


次の家には子供たちや料理人や子守の人たちを連れていくと、一言


「ここを孤児院扱いにするから、子供たちはここで暮らす事。病気の子たちも連れて来ていいから、しっかりご飯食べて元気になりなさいね」


みんな呆然としてたけど放置で!後は持ち切れなかった在庫類を届けてもらわないといけないわね。ここの掃除やらはご飯の後でそれぞれやらせれば良いかな。自分たちの家だし


「いつまでもボーっとしてないで動きなさい!料理人の人、まずは子供たちにお腹いっぱいご飯を食べさせて、それからそれぞれ掃除をして頂戴ね。子供たちは荷物を降ろして自分たちの部屋割り決めたり掃除したり病気の子を連れてきなさい。帰る場所があるなら帰っても良いから、ほら、さっさと動く!」


さてと、次に行かなくちゃね。ってその前に食材を出しといてあげないとか、肉ばっかりで悪いけど果物も置いておくから許してもらうかね。


残りの雇った人たちには取りあえずもう一つの屋敷の掃除と、ご飯でも食べてもらうかね


本家に戻って自室とシルビアの部屋を決めないとか。メイドや執事の部屋割りも必要だしご飯も食べたいしね。勿論ここにも料理人の人いるわよ?じゃないとご飯がシルビアの肉地獄になるから・・・久しぶりのまともなご飯が食べられるわ


そうそう、それぞれの屋敷にはお風呂が設置してあってね。これで存分に髪を洗えるわ!ずっと痒かったのよね・・・水浴びだけじゃスッキリしないんだもの!


ご飯にお風呂に綺麗なベッド!そして引きこもれる自分の部屋!なんて素晴らしいのでしょう


これが森の中で静かなら文句ないのにな


明日は冒険者ギルドと商業ギルドに依頼を出しに行かないといけないわね。まぁ明日の事は明日考えるって事で、今日はゆっくりして寝るべ 


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