見たことないのに既視感があり
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「もし私が私の周り・・・特に××君にばかり不幸事が起きる体質を持っていたら・・・どう思う?」
ちょっと待て。今からこの子は何て言った?
「どういうことだ?」
いいぞその質問。ナイスだ。
「言葉通りの意味。××君に不幸事が起きる体質を持っていたら私をどう思うかっていうこと。」
おいそれについて詳しく話してくれ。今1番それを知りたいんだ。
しかし今度は俺の意思とは全く違うことを言う。
「はははっ。どうしたの×××?そんなのあるわけないじゃん。」
おかしそうに笑う俺。内心ひどくいらついている。
なぜそんなに俺は笑っているのか。
時々顔が見えなくなるが、確かに目の前の女の子は真剣な表情で喋っている。俺はその話を聞きたいのに。思ったように体を動かさないことに憤る。
「そっか。そうだよね。そんな体質あるわけないよね。」
悲しそうな顔を奥はおしやり笑おうとする女の子。
(違う!教えてくれ!幼馴染みがその体質なんだ!)
そんな思いが届くはずもなく、俺と女の子は無言になる。
不意に俺の口が開く。
「なぁ×××。お前は・・・これからどうしていくんだ?病気はどうなんだ?」
病気?持病なのか。
「ここまで生きることができてるのは奇跡だってお医者さんが言ってた。でも私は何か代償があると思うんだ・・・。」
「×××!そんなこと言うなよ。大丈夫だ!仮に代償があったとしても、それは俺が受ける。だから安心して・・・その・・・俺のために生きてくれないか?」
うわ恥ずかしなにこのセリフ!無理無理!俺が言ってるわけじゃないのに。というか相手小さい子だからあれロリコンみたいに感じるからマジでやめて!
目の前の子は顔を赤くし、
「うん・・・あ、ありがとうた・・・君。」
今俺の名前を言ったよな。
「た」って言ったよな? た?
俺の名前に「た」なんて一文字も入ってないぞ?
どういうことだ。
「なぁ×××、お・・・て・・・か・・・?」
だめだノイズが酷すぎる。自分が何言ったかすらわからない。
すると急に目の前の光景が歪み始めた。
待ってくれ。
その女の子と直接話がしたい。
俺の名前は?ここは?
そして
この後どうなるんだ。
だが次第に周波数が合わないテレビのように白黒になり景色が薄れる。意識がなくなっていく。
まっ・・・て・・くれ、
その・・おん・・・な・・の・・こ・・・と・・
・・・・・・・・・・