あーんから誰がそんなこと思いつくんだ
今日書けたのでアップしました。
もう一つの作品もお願いします泣
3分後。
トイレから彼女が出てきた。泣いたあとが見られる。
「・・・こんな怖い私と一緒にいてくれるの?」
「ああ。楽しいからな。」
「そう。ありがとう。」
やっと笑顔を浮かべてくれた。
それを見たかったんだ。
「そろそろ食べに行こうか。」
「そうだね。誰かさんのせいでもう正午前だしね。」
「ごめんね!?フードコート行こうか。」
フードコートへ向かいながら気になっていたことを聞く。
「その能力って今知ったの?」
「うん。なんか頭の中に声が響いて、その後に地震が起きた。」
「ふーん・・・・・」
いまいち要領を得ない答えだ。
幸い2人席を取ることができ、対面になって座る。
「何食べる?遅れたから奢るわ。」
「奢ってくれるのは嬉しいけど遅刻は忘れないからね。」
くっそぉ〜バレた。
「私うどんで。」
「わかった。」
「はいうどん。」
「わーおいしそう!健はそばなんだ。」
「俺のそば大好きだから。」
「むぅ・・・あ、そうだ。あーんして。」
「はい?バーンしね?」
「何言ってるの?あーんして。」
「いや恥ずかしすぎるでしょ!無理無理。」
いきなり何言い出すんだよ。
と思ったが選択肢を間違えてしまったらしい。
「へぇ・・・。嫌なんだ・・・。」
オーラ出てるけど。
あ。
これはやばい。地震だ。
待てよ?地震が来ないぞ?
良かった・・・と思った時、30代くらいの男性が俺の横を通った。するとその男性の脚がもつれ、かけそうになったがギリギリ踏みとどまった。しかしプレートの上にあったコップの中の水は耐えられるはずがなく、
バッシャーーーン
コップ4個分の水が俺に落ちてきた。ずぶ濡れなんすけど。
「すみません!本当に申し訳ないです!」
「まあ仕方ないです。おそらく自業自得ですし。」
するとその男性は訝しげな顔で
「・・・自業自得ですか?」
まぁ意味わかるはずないよな。
「まぁそうです。次から気をつけて下さい。」
何度も謝りながら去る男性。それを見送り、花の方をおそるおそる見る。
今度は彼女はニヤニヤ笑いを浮かべている。
めっちゃうぜぇ。
「んだよ。」
「実は頭の中でまた声が聞こえてね。健が私を怒らせた時にだけ不幸な出来事が起こるらしいよ。」
「なんで俺だけなんだよ!」
声について気になるが今はスルー。
「それが地震だけじゃないらしいよ。不幸事の内1割が地震、6割が今みたいにささいな不幸だって。」
「今のことをささいって済まさないで?まぁ地震が10割よりかはマシだけどさ。でもあとの3割は?」
「起こるまで楽しみにしとけってさ。」
「誰がこの状況楽しめるんだよ!怖すぎる!」
俺は神をうらむ。
好きな人にこんな最悪な能力をつけたことを。
あと花は花でなんで今まで気づかなかったんだ。
人は怒ると怖い。
自分もなぜ今まで気づかなかったのか。
花に嵐とはこのことだ。
この世の中は謎だらけだ。
探射川 健次
園家 花美
幼馴染み同士