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俺の幼馴染みが怖いんだが  作者: 御田楽似
18/27

全ての解明は虚無へと導く 中章①

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1つ報告を。

明日12時、新しくVRMMOの作品を投稿します。

VRMMOの作品で好きな作品が多いので書いてみたのですが、とても難しいです笑。

初めてで得意でもないジャンルですが、読んでくださるととても嬉しいです。お願いします。


この作品の次話は22日の15時です。



「なあなあ×××。」


「ん?どうしたの?」


「あ、あのさ・・・ハグしていいかな?」

彼女は顔を真っ赤にしたが、


「××君が言うなら・・・い、いいよ?」

といって近づいてくる。


失うのが怖くて。

どこにも行って欲しくなくて。

でも心の底ではわかっていて。

怖いから抱き寄せて。

彼女の熱で俺の恐怖を溶かしていく。


ーねぇ。

急に頭の中で声が出て響く。

誰の声だ。聞き覚えがない。


ーあなたは今日すべてがわかるの。

お前は誰なんだ。なぜそんなことが言える。

聞きたいのに聞かないもどかしさは懐かしい。


ーこれまで起きたことが全てわかるの。でもわかると同時に


全部失うの。

覚悟ができたら目を覚ましなさい・・・。


・・・・・・・・・




見慣れた天井。

今のは夢か・・・。

すごい夢だったな。今回に限っては全てはっきりと覚えている。


全部わかって全部失う。


何を意味するかさっぱりわからない。

いや、

おそらく花の体質についてのこと、もしくは最近の夢のことだろう。

これまでの事に対するヒントか。

何もわからない。


「あれ、何で・・・?」

なぜ俺は泣いているのだろう。




俺の両親は朝方早い。

だから俺が起きる前に朝ご飯を作り置きして出勤する。

今日の朝ごはんは・・・ソーセージとパンとサラダか。


自分の席について、食べながら新聞を見る。


[東京で通り魔] [税金を不正使用]


悪いニュースの見出しばっかりだ。うんざりする。

と、下の方へ視線をスライドしていくと、良さそうなニュースを見つけた。


[病気が解明。17年の時を経て。]


17年間も解明されなかった病気があったんだ。へぇ、どんな病気なんだろう。


ー17年前、謎の病気がで亡くなられたメチル・スペルチアさん。めちゃめちゃさんのおかげで17年の時を経て新種の病気への対策、病気の内容が明らかとなった。


「な・・・・・!」

俺は超早く丁寧に新聞を読み進めたが、[それ]についてはもう書いていなかった。


メチル・スペルチア。


夢の中で、おそらく俺が呼んでいた名前だ。

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