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俺の幼馴染みが怖いんだが  作者: 御田楽似
16/27

全ての解明は虚無へと導く 序章①

次は18日15時に投稿する予定です。

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学校から帰る途中。


「で?結局今週もどこか行くのか?」


「そうしよう。もしかしたら何かわかるかもしれないし。」

花は機嫌よさそうに言っているが、俺は前回までのように浮き足は立たない。


嬉しいよ?

でもやっぱり怖いよー。確率10%で地震だよ?

まぁでも行かないって言ったら怒りそうだし、細心の注意をはらって行くしかないよね。




土曜日。

行き先はボウリング場にした。怒られる箇所が少なそうだからね。


「花は投げる順番先がいい?後がいい?」


「うーんどっちでもいいけど・・・あとで。」


「わかった。」

店員に順番を伝えてボールを取りに行く。

花は7キロ、俺は9キロのボールを手に取り、12番レーンへ行く。


「健。これに勝ったら相手になんでもしてもらうってのはどう?」


「え?何それ。俺は圧倒的に不利なんですけど。」


「私もボウリングは苦手だよ。まあいいじゃん。やろやろ!」

何でもしてもらえるのか。花に?

最高じゃん。


「よっし。じゃあやるか。」

もし勝ったら何してもらおう。まぁそれは後で考えるとして。

本機で行くかぁ!




さすが運動音痴2人組。お互いガータを多発し、5セット目終了時点で俺は24点、花は27点と少しリードされている。

というか最高300点なのに半分終わったところで24点とか27点とかひどいなこれ。

少し休んだところで花が言う。


「わたしそろそろ覚醒するわ。」


「じゃあオレも本気出すわ。」

ここで漫画みたいに必殺技を叫びたいところだが、叫んだら周りの目が痛いのは確実なので、


「いっけぇ!」

の一声でボールを送り出す。すると

カコーン!

という気持ちいい音が聞こえてきた。


「よっしゃストライク!フォォォォーーー!」


「ええ!?健すご!じゃ私もストライク出しちゃお。」

そんな軽めに言っても・・・可愛い。

いや違う違うストライク取れないよ?


カコーン!

は?


「やった!やったよ健ストライク!」

満面の笑みでピースしてくる花。こちらも頬が緩む。


「よっしゃ頑張るぞー!」


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