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Intersection その時彼女は②
6時にもう1話あげます。
ん、ここは・・・草原?
私の体が急に動く。ちょっと、どこに行くの?
あれ?
声が出ない。
なんでよ。ここはどこ?
急に歩いていた体が止まる。
見ると下に押さない男の子がいる。ふとその男の子の目が開く。
「あ。やっと起きた!」
勝手に喋ります私の口。
これは夢なのかな?なら何もしなくても良いだろう。
まったく喋っていることに耳を貸さずボーッとしていると、急に目の前の光景が荒れ歪み出した。
ちょっと待って。
ここはどこだったの?
あなたは誰?
薄れていく意識と光景の中、誰なのかわからない男の子が最後に一言。
「ありがとうメチル。」
それが何か考える間も無く、意識がなくなった。
目を開けると、ベンチの上にいた。
頭だけは健の肩の上にあったが。
しかもふにゃ〜って起きる時の母聞かれちゃったし。
(あああああああ消えてなくなりたいぃぃ!!)
だから、まだ4時なのだが帰ることに賛成した。
本当はもっと健といたかったのだが。